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作成日時:2018.11.16
更新日時:2019.01.19

【F1第22節/すみだ×立川・府中】後半の追い上げを交わしてダービーに逃げ切り勝利「主導権を握られているようで意外と冷静だった」(すみだ 須賀雄大監督)

PHOTO BY軍記ひろし

11月16日(金)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 第22節が行われ、フウガドールすみだは立川・府中アスレティックFCとの“東京ダービー”に臨み、3-2で勝利した。

大田区総合体育館で行われた今回の一戦は、8分にハーフウェイライン付近でボールを奪ったすみだがカウンターを仕掛けると、ボラのパスから最後は栗本博生が蹴り込んで先制する。さらに17分には田村佳翔の縦パスを中田秀人がスルーすると、ゴールポストの左でフリーとなっていた大薗諒が押し込んで、すみだがリードを2点として試合を折り返した。

後半も先にスコアを動かしたのはすみだで、25分に岡村康平へのピヴォ当てから最後は春木啓佑がゴールを奪った。しかし26分に1点を失うと、35分から立川・府中がパワープレーを仕掛け、38分にも失点で1点差に。しかし同点ゴールは許さずに試合は終了。すみだが立川・府中とのダービーマッチに逃げ切り勝利を飾った。

ガリンシャ加入による好循環

須賀雄大監督(フウガドールすみだ)

今日はとにかく主導権を握るところを強く意識して臨んだ試合でした。それは攻撃だけでなく守備においても高い位置からプレスをかけてすぐにボールを奪い返す。そういうホームらしい戦いがこの大田区総合体育館でできたかなと思います。想像以上に難しいタスクですけど、それを選手が1試合続けてやってくれたことが結果に繋がりました。改めて、選手のタフな頑張りに拍手を送りたいと思います。

──前半は試合をコントロールしていた中で、後半は相手のペースになってしまった要因は。

僕らがやっているのは、得点の差を争うゲームです。常に主導権を握りたいと言っても3-0と0-0の状況では質が違います。たとえば、リスクマネジメメントも変わってきます。リードしている場面では相手のカウンターに備えることも大事ですし、相手のカウンターの起点を潰すためにピヴォへの関わり方のタイミングなどを一歩遅くやったり。

守備に関してもアグレッシブにボールを奪いにいく守備から、曖昧な場面はマンツーマンで我慢する。選手たちが点差と時間に応じて柔軟にやっていると思います。逆に相手は立ち上がりからゴールが必要な状況でした。そういう意味では、相手に主導権を握られているようで、僕は意外と冷静でした。

選手たちの中にはストレスを感じていた選手もいたと思いますが、逆に言えば押し込まれても最後で止められる感覚は持っていたと思います。その中で失点したのは想定外でしたが、完山選手が素晴らしかったので割り切って守備に入る。

僕自身にしても想像以上にスコアが開くのが早かったので、流れとして相手がリスクをかけなければいけない。カウンターを恐れずにリスクをかけなければいけない時間になったので、そこが流れが変わったポイントだったと思います。

──ガリンシャ選手が加入したことでチーム内に良い流れ、良い競争が起きているように見えるが。

僕たちの新しいトライとして、日本でプレーしていない外国人選手を呼ぶこと自体がトライでした。その外国人選手が加入する際に大事にしたのは、その他の日本人選手、ボラも含めてみんながレベルアップすること。

彼(ガリンシャ)に関しては、左利きのピヴォで、自分たちが得意としているどんどんボールを動かす動きに対して、しっかりとボールを供給できる。そして高い位置で起点になれる部分を期待していました。

そういう意味では栗本なんかは、そういう選手とプレーすることでどんどん怖いエリア、バイタルエリアに侵入してフィニッシュに関わっていくことができています。彼が加入したことで、今までは脇役だった選手がより主役になれるような状況はできてくると思います。

また、彼とマッチアップすることで紅白戦のレベルも上がります。左利きのピヴォとの対戦は国内では少ないです。そういう意味で彼の加入は大きいです。

逆に彼自身もチームのスタイルとしてタフな守備をしてトラジションも走ります。なので、トレーニング中は彼のところで一番笛を吹いて、フリーズを入れてアクションしています。そこに対して前向きに取り組んでくれている姿勢があります。彼がその姿勢でやるからこそ、周りも前向きになる好循環が生まれています。

──次節に向けて。

23試合目で、3週目に入ります。ここからは1つでも落とすと、3位以内に入れない厳しい状況です。だからこそ自分たちのチームスタイル忘れずにリスクかけて戦って行きます。ここで守るものを得るのではなく、攻めるチャンスを得たと思って残り試合を戦いたいと思います。

諸江剣語(フウガドールすみだ)

前半はうちらのゲームで、後半は相手のゲームだったと思います。耐える時間が長くて、パワープレーもされましたが、耐えていたので、押し返したり少ないチャンスをモノにできないとなかなか難しいのかなと。そこで大黒が凌いでくれたので、今日の勝利があると思います。

──次節に向けて。

崖っぷちだと思っています。2連勝だけ考えて戦いたいです。

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