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作成日時:2018.07.13
更新日時:2024.03.08

【F1第5節/町田×F選抜】殊勲の若手軍団、優勝候補に完勝!「頭の中が真っ白で何も考えられない……」(F選抜・三笠貴史)

PHOTO BY軍記ひろし

7月13日(金)に行われたDUARIG Fリーグ2018/2019ディビジョン1の第5節、Fリーグ選抜はアウェイでペスカドーラ町田と対戦すると、相手のお株を奪うようなゲーム運びで3-0と完勝した。

前節に初勝利を飾ったF選抜は、優勝候補を相手にもひるむことなく、序盤から自分たちのスタイルで攻守に奮闘すると、12分に笠井大輝の3試合連続となる豪快なミドルシュートで先制。さらに18分、左キックインからの浮き球のパスを、逆サイドの伊藤圭汰がボレーシュートで決めて2点差に。

後半は相手の猛攻にさらされたものの、体を張った守備でゴールを与えず、37分にはパワープレー返しから山田正剛がゴールを奪って勝負あり。見事な試合運びで連勝を飾り、選手は大きな歓喜を起こした。



見てのとおりギリギリだった

高橋優介監督(Fリーグ選抜)
──今日の試合を振り返って。
今日の結果ですが、思ったよりも選手の反応が良くて、自分たちがやろうとしていること、戦略の部分もやれていて、こちらが先制できたことでいい流れを作れたかなと思います。先週、初めて勝利できたことで、そのメンタル的な影響も強かったと思います。選手は、相手が誰であってもリスペクトしすぎることなく前にいくことができていましたし、今までとは違うなと思いながらゲームを見ていました。

──町田戦に向けてはどういった準備をしてきたのか。
前節の試合は日曜日で、今回は金曜日ということで、(中4日しかないので)練習回数も限られていました。練習しないと成長できないチームですから練習回数は減らせないですが、一方でコンディションも整えたいというところでした。もちろん、町田戦を考えながらやっていましたが、どちらかというと自分たちが足りないところを考えながら、町田戦でポイントになりそうなところを練習しました。実際にはそれほど多くはできませんでした。自分たちのプレーモデルとか、戦い方とか、こことここはやれそうだなとか、そういうところを見つけて、組み合わせているような感じでした。個人的には、名古屋の時から相手の映像をずっと見てやっていましたし、相手に合わせて、相手の弱みを潰していくことも好きなのでやりたいところですが、このチームは若いですし、自分たちがどう戦うのかということに土台を置いた方がいいかなと。開幕3連敗した時に思ったので、自分たちにやることに重きを置くようにしました。

三笠貴史(Fリーグ選抜)
──今日の試合を振り返って。
頭の中が真っ白でまだ何も考えられないですけど、素直に嬉しいです。以前から憧れていたクラブに勝てたことは感慨深いですが、中身については自分たちができたことは少ないと思っているので、こういう勝ち方ができることを自信にして、次は主導権を握って勝てるようになれば、自分たちの可能性を証明できます。そうなっていけば非常に大きなことだと思います。

──後半は体を投げ出して相手のシュートをブロックするなど守備でも奮闘していました。ピッチ上ではギリギリだったのか、実は余裕があったのか。
見ての通りギリギリのところでした。それで投げ出すことでかかとに当たったりしたのかなと。それに前回のアグレミーナ浜松戦と同じで、マサ(山田正剛)が好セーブをしてくれました。ただ、僕らがその前に体を張れていたことも、マサのセーブにつながったのかなと思います。

──後半はイゴールも入って、森岡薫、クレパウジ・ヴィニシウス、アウグスト、ダニエル・サカイという強力なセットを含めて威圧感がすごかったと思います。相手のプレッシャーはどのくらい感じていたか。
前半と後半で明らかに相手のギアが変わった印象でした。ピッチでも押し込まれていましたし、自分たちがボールを持っている時でも、マイボールでつなぐのか、(厳しいプレッシャーを回避するために前線に)蹴った方がいいのかを探りながらのプレーでした。上位陣のチームに(試合終盤に)勝っていると、これくらいの圧力になるんだということがわかったことは大きいです。この試合は、相手に本気を出させることが一つの目標だったので、それを達成できたのが大きいかなと思います。



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