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Fリーグ選抜の主将・三笠貴史が振り返った特別な1年間。「ここで結果が出せなかったら辞めた方がいいと思っていた」

PHOTO BY軍記ひろし

日本代表になって恩返しがしたい

──この1年、長かったか短かったのか、どう感じますか。

振り返ると長かったですけど……短かったですかね(笑)。いろんなことがありましたけど、結局シーズンというのはあっという間に感じましたね。

──でも、1年以上の濃い経験は確実にしていると思います。

まず練習を2年分くらいしていますしね(笑)。

──318回も練習していたらしいですね。

疲れましたね……(苦笑)。週5とプラス、リーグ戦なので週6ですね。日本トップレベルの環境でしたし「ここで結果が出せなかったら辞めた方がいいんじゃないか」と思っていましたね。

──恵まれた環境ですけど、高橋監督は「来季はできれば残ってほしくない」と言っていました。

選手としてチームを勝たせる存在にならないと意味がないので。僕はフィクソだからそういう感覚かもしれないですけど。今日の試合とかでも「3-0でも3-2でも勝てばいいから」という頭だったので。でも「自分が点を取ろう」とかじゃなくて「チームが勝てばいい」というマインドになれたのは成長したなと思います。それまではチームが勝っても自分が評価されなければ意味のない環境でしたし。

──Fリーグ選抜でですけど、そういう思考を持てただけでも大きな収穫ですね。

そうですね。今23歳で、サッカーの堂安律とか、湘南ベルマーレの植松(晃都)とかはもうその立場で。感覚的には遅いですけどその気持ちは忘れないようにしたいですね。

──結果論かもしれないですがFリーグ選抜に来て「正解」だったというか「正解にした」というか。

「正解にした」が正しいですね。与えられた環境ですけど掴み取ったということが一番よかったですね。でも、結局“フットサル人生を通してどうだったか”じゃないと。「あの時はよかったよね」は別にいらないので。代表に入って主力としてワールドカップに出ることが目的なのでそこに対して近づけたとは思いますけどまだまだなので、もっと成長しなければいけないですね。

──今度は日本代表としてFリーグ選抜のメンバーでまた集まりたいですね。

そうですね。本当にたくさんの人が関わってこのチームが動いていたので。Fリーグ選抜の目的は「日本代表の強化の一環」なので、その人たちのためにもそこに自分たちが入って恩返ししたいです。

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