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【プレーオフへの決意】優勝のイメージはできている! 王座奪還に燃える5年前のシンデレラボーイ・田村友貴「自分がチームを引っ張る」

PHOTO BY軍記ひろし

ジョーのトリッキーな動きを警戒している

──田村選手はもともとフィクソなんですか?

チームに左利きがあまりいなかったこともありアラもしていましたし、去年までは佐藤亮さんというフィクソもいましたから、アラとフィクソの両方をしながらダブルフィクソみたいな起用もされていました。それはグレさん(木暮前監督)がしていた使い方ですね。

──でも今は完全にフィクソですよね。

そうですね。今のメンバーはアラやピヴォが多いですし、今日もアルトゥールが出ないときにフィクソ不在という状況がチームの弱点にもなります。そこは若手がもっと成長しないといけないとも考えています。

──田村選手は対人にも強く、ゲームメイクもできる。どうやってフィクソを勉強したんですか?

もちろん、アルトゥールから学ぶところはたくさんあるのですが、(プレースタイルも利き足も体格も異なるので)僕は絶対に彼のようにはなれません。僕のよさの一つに、当ててから動き直す運動量があると思っていますが、ピヴォへの当て方はすごく勉強しました。それは誰かを参考にしたというよりも、いろんなやり方をリーグ戦で試していきながら自分で見つけていったという感じですね。

──特定の選手というより、プレーを参考にする感じ。

そうですね。あ、うまいな。自分もやってみようという感じです。

──田村選手は、2014シーズンのプレーオフで大抜擢されて、一気にブレイクしていきました。当時は、今の姿を思い描いていたんですか?

いえ、そこから苦しい時期も結構あって、次の年もその次の年もなかなか出場時間を得られなくて。今の自分を思い描くというか、目の前のプレーをがむしゃらにやって、そこで経験を積んできました。本当は日本代表にも選ばれたいですし、描いていたのはもっと上でしたね。

──でも、今の状態で続けていけばもっと上が見えます。

そうなんですけど、もっともっと力をつけないとという気持ちがあります。

──日本代表を見ていても、あの選手のああいうプレーを越えていけば自分が入れるだろうと、明確にイメージできるのではないでしょうか?

そこはだいたい、イメージできますね。自分の武器を作りつつ、苦手な攻撃面を克服していかないと厳しいなと思っていますけどね。

──田村選手は、周りを生かしたいタイプですか?

そうですね。ボールを集めてもらいたい。一度、自分に当ててもらってから作りたいという気持ちがあります。もっとボールを触りたいですね。

──西谷良介選手のようなタイプ。

そうそう。フリーランニングをしながらパスをはたいていくスタイルです。

──いよいよプレーオフが始まります。まずは準決勝の立川・府中戦です。

リーグは3敗しましたが、自分たちのフットサルができていてもったいない失点が多かった。立川・府中は最後まで集中していて、後半の最後の最後に逆転できる力を持っています。だから自分たちのフットサルをしながらも、40分間を通して勝てるようにしないといけません。あ、2試合なので80分ですね。

──個人的に警戒している選手は? 立川・府中は強いピヴォもそろっています。

そうですね。ジョー選手はトリッキーなプレーもしてきますし、こちらが先読みして動くと、状況判断で変えてくるので特に警戒しています。マッチアップもすると思いますから。

──丸山将輝選手のような体を張るタイプのピヴォはどうですか?

どちらかと言えば得意なタイプかもしれないですね。今日のマサ(平田・ネト・アントニオ・マサノリ)のようにガツッとくる感じよりも、外される動きをしてこられる方が嫌ですね。(渡邉)知晃さんも裏を狙っていますし、(皆本)晃くんからのピンポイントのロングボールを通されるので、そこは警戒しています。

──では、立川・府中の攻略ポイントは?

自分の中でも、チームとしてもいくつかありますけど、まだ言えません(笑)。

──準備万端、満を持して臨むと。

はい。勝って、決勝も勝って、優勝します。

【PV】Fリーグ2018/19プレーオフ準決勝 シュライカー大阪 VS 立川・府中アスレティックFC

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