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作成日時:2019.02.25
更新日時:2019.02.25

【女子プレーオフ決勝/神戸×サイコロ】合計スコアで上回れず惜しくも準優勝に。「女子フットサルをおもしろいと思ってもらえるフットサルができた」(サイコロ 小野直樹監督)

PHOTO BY軍記ひろし

2月24日(日)、GAViC Presents 日本女子フットサルリーグ2018 プレーオフ決勝、リーグ1位のアルコイリス神戸とリーグ3位のさいたまサイコロの第2戦が武田テバオーシャンアリーナで行われた。

前日の試合で5-7で敗れ2点を追う展開となったサイコロは前半3分、4分、5分に幸先よく一挙3得点をマークする。だが、ただで終わらない前回女王は7分にゴールを決める。しかしサイコロも8分に吉川紗代がこの日2ゴール目を挙げる。11分には相手GKへのバックパスを犯してしまいゴール付近でのFKを献上。このセットプレーから2点目を許してしまい4-2で前半を折り返す。

迎えた後半、優勝のためには3点差以上の勝利が絶対条件だったサイコロだが30分にゴールを決められ4-3に。34分に秋田谷美里が遠目からのシュートを決めて一時2点差とするが直後にまたも1点を返されてしまう。点差を広げたいサイコロはパワープレーを始めたがゴールは生まれずに試合終了。

第2戦は5-4で勝利したが2戦合計スコアでは10—11と及ばず、あと少しのところで優勝の座を明け渡してしまった。

試合に勝利したが2戦合計で優勝を逃す……。

小野直樹監督(さいたまサイコロ)

試合初めから3点を追わなければいけない状況で「リスクを犯しながらゲームを進めよう」と臨みました。それから、相手の前プレを無効化するためにシンプルにゾーン3(敵陣ゴール前のエリア)にボールを入れてそこを起点に攻撃を組み立てていく話をしていました。それがすごく上手くハマって、ラッキーな部分もあったが、予想していた3点を先に取れて一番いい形になりました。

ただ、アルコイリスさんですからその後、さらに力が倍増してゾーン1(自陣ゴール前のエリア)、ゾ-ン2(ハーフウェー付近)でボールをカットされると相手のカウンターが激しいのでそれは避けようと。逆にリードしているのだからもっと徹底してゾーン3にボールを入れる。そういうゲームをしていると相手のラインがそこからおかしくなって中でつなげるよというゲーム展開でした。ですが本当に、得点は取れるのですが、やはりもったいない失点が多かったです。

今シーズンは途中から大ケガしたメンバーも何人かいて苦しい陣容でした。選手も苦しかったと思います。そんななかでファイナルに来て、こういう最後まで分からないゲームをしてもらって感謝しています。私はこれで女子Fリーグから去ることになりますが、最後に素晴らしい舞台、素晴らしいゲームを選手にプレゼントしてもらえて感謝しています。優勝したアルコイリスさんにも「おめでとうございます」と伝えたいです。

──今回で退任されるということで女子フットサル界、およびサイコロに一言お願いします。

まだ女子フットサルはマイナーなスポーツで、もっともっといろんな意味で、チームも協会も、メディアの皆様にもご協力いただいて、こんなに魅力的なゲームなんだと知らせなければいけないです。今回、AbemaTVさんで初めて中継されてそこに我々が出られたことは光栄です。初めて女子フットサルを見た人たちが「女子フットサルっておもしろいね」と思ってもらえる試合ができたと思っています。

これでフットサル界から消えるわけではないので、立場は変われども、男子も含めてフットサルの普及などに少しでも貢献できたらと思っています。またどこかでお会いできたら一緒に、ご協力をお願いいたします。

吉川紗代(さいたまサイコロ)

アルコイリスさんに「おめでとうございます」ということと、昨日からこの試合に勝つイメージしかなかったので、今、何を話したらいいのかわからないです。でも、うちには3点が必要で、前半に3点を取りました。2点差で前半を折り返しましたし、逆転したことも多かったので逆転できると信じていました。

ですがアルコさんのプレッシャーもあってなかなか次のゴールを奪わせてもらえなかったので、まだまだなんだなという思いもあります。ただ、監督も言ったようにケガ人の多いシーズンですごく苦しいなかでここまで来これて、こういう試合をできたことは、チームを誇りに思います。ありがとうございました。

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