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作成日時:2023.02.05
更新日時:2023.02.05

【試合後コメント/浦安vs 大阪】プレーオフ進出決定も、2連敗でリーグ戦の幕を閉じた浦安「やりたいことなんて出来ないので、やらなきゃいけないことをしっかりやる」(小宮山友祐監督)

PHOTO BY勝又寛晃

2月3日(金)、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1第22節、バルドラール浦安 vs シュライカー大阪戦が行われた。

いつも通り、ボールの主導権を握り相手ゴールに攻め込む浦安だが、チャンスを決めきれずに時間が過ぎる。そんななか、第1ピリオドの12分にPKを獲得し先制点を奪う絶好のチャンスを得たもののこれを決めることができず、その後試合のペースも飲み込まれてしまう。そのまま2失点を喫し第1ピリオドを終えると、続く第2ピリオドで、今度はPKを献上し失点。さらにPP返しで2失点し試合は終盤へ。

残り1秒でどうにか柴山圭吾が1点を返し、1-5の2連敗で2022-2023シーズンのリーグ戦を終えた。

試合後、小宮山監督が会見に出席した。

負けたのも私たちで、プレーオフに行くのも俺たち

 

--試合を振り返って。

お疲れ様です。うーん…….。難しい試合でしたね。なかなかまだ私もまとまっていないんですけど……。プレーオフに行くチームの試合では無かったということは、選手たちにも伝えました。なかなかゴールがとれないこの2試合で、先週の北九州戦も、この大阪戦も、ゴールに迫ることはできても最後決め切ることができないことが敗因に繋がったかなと思います。今日はPKもあったので、それも入っていればというところですが、たらればはいくらでもつけられるので、それよりもそれ以外の部分です。得点を取るチャンスもあったなかで、なかなか決めることができなかった。そこに尽きるかなあと。

ここまで自分たちが積み上げてきたものが、この2試合は全く表現できなかった。良い時間もあるんですが、横浜戦の後にお話しさせていただいた勝利への執念や勝ちに貪欲な部分がこの2試合はなかったですね。プレーオフが決まったからなのか、安堵しているのかはわからないですけど、選手たちには今日も「毎試合決勝戦のつもりでいくぞ」と、そのつもりでやらせましたし、何かを変えるっていうのもなく、自分たちのストロングポイントを出していこうと伝えました。その割には自分たちで試合を壊しちゃったかなって。ポジティブな要素を探すことが難しいぐらい、もったいない2試合だったなっていう気持ちです。ごめんなさい全然まとまってないです。ショックのほうがでかすぎて。

いずれにせよプレーオフに行けるなかで、2試合立川に勝たないといけなくなったので、そこのプランは修正しないといけないです。負けたのも私たちであって、プレーオフに行くのも俺たちであって、何かを悲観したりとか、何かを投げ捨てる必要はないし、積み重ねてきたものとやってきたことを信じなさいと。それができれば、必ず良い結果が出ると思うと、選手たちには伝えました。マインド的に難しいですけどね。ただ俺たちが本当に目指しているのはどこで、そこに向かう上ではこういう厳しい道のりもあると思うので、そういうのを11個乗り越えていこうと。他人のせいにするのは簡単ですが、自分に矢印を向けて、自分のプレーを見比べて、何が足らなかったのか何ができたかっていうポジティブなところを見つけなさいと選手には伝えています。

使う使わない、やり方、戦術、選び方というのは全部私なので。責任は俺が取るから、自分たちがやりたいことを……。いや、やらなきゃいけないことですね。やりたいことなんてできないので、やらなきゃいけないことをしっかりやろうというところを、もう1回選手たちに伝えていきます。もう過ぎてしまったことは仕方ないので、立川戦に向けて良い準備をしていきたいなと思います。

最後に何かしら、浦安らしさを伝えることができたら

--5失点直後にパワープレーを辞めて、最後のセットを出したと思いますが、パワープレーを辞めようと思ったところの考え方と、最後のセットの狙いを教えてください。

パワープレー辞めたのは、やっても入らないなと正直思ったからです。いろんな葛藤がありましたが、このままホームでパワープレーをして返されて、6点、7点、8点とられるよりも、試合に出れてなかったフレッシュな選手を出して、彼らがしっかりとゲームの流れを持ってきて、自分たちができる全てを出して、何かしら浦安らしさを伝えることができたらなと思って起用しました。

でも、本当にパワープレー入る前までですよね。そこまでが全てだったなあと思いながらの選択でした。最後に出した選手たちには、こういう展開で敗戦処理みたいなかたちで出して申し訳ないですし、1番きつかったと思います。でもあの4人とイゴールはしっかりと理解してプレーしてくれたし、何なら1点とったし、そういうのってチームにとってはすごいプラスだったなと感じています。自分も現役時代ああいう局面で試合に出させられた経験もありましたし、ああいう経験からまた得られるものもあると思いますが、監督としてはすごく心苦しい限りでした。ただしっかりと期待に応えてくれたなと思いますし、タイミングの問題もあって普段なかなかチャンスを与えてあげられなかった選手たちですが、ああいうところで何ができるのかなというのは見たかったのもあって、パワープレーを辞めるという決断に至りました。それによって点が生まれたっていうのは、良かったのかなって思いながら。うん……。すごく難しいですね。この世界にずっといますけど、本当に難しいなって感じましたね。

--先ほど永井監督が新しいプレーモデルに着手して、この試合に臨んだとお話ししていたのですが、その部分で難しかったというのはあるんでしょうか。

永井監督が言っているプレーモデルが、ディフェンスの部分なのかオフェンスの部分なのか分からないですが、大阪のあのハーフからのボックスのディフェンスは「やってくるんだろうな」とスカウティングしていても分かっていました。今日のアップ見ててもそれは分かっていて、狙いどころも何個か提案して、実際上手くいっていたシーンもありました。ただ、決めることができたらもっとチャンスあったなというところなんですよね。先に点を取られたら向こうのモデルのほうが、引いて守ってカウンターが発動できるので、辛いなって思っていたので。だからPKになったじゃないですか、あそこで決めちゃえば相手も出てくるしかないから……。とにかく先制点を取れてたらというのが大きかったですね。取れなくて、逆に取られて、あのディフェンスの攻略方法は何度か提案しましたけど、決め切るところまで繋がらなかったです。

永井監督とも試合前話しましたけど、やっぱり大阪すごい状態も良くなってるっていうのも外から見てても思いますし、1人1人が自信を持ってプレーしるのも感じていたので、難しい試合になるなとは思っていました。ただ、準備してきたからこそもうちょっと迫って良かったんじゃないかなと。ガリンシャがことごとく止められてたなっていう印象ですね。すべては先制点だったかなと思います。

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