10月27日から29日、Ｆリーグ2023-2024ディビジョン１の第18節が、各会場で行われた。

1点差を逃げ切り、リーグ戦3連勝

10月27日には、横須賀アリーナにてY.S.C.C.横浜とペスカドーラ町田が対戦した。

町田は、前節10月21日に行われたボルクバレット北九州戦に勝利し、名古屋オーシャンズがエスポラーダ北海道に敗れたことで、7月ぶりに首位に返り咲いた。3カ月前には名古屋との直接対決に敗れすぐに勝ち点を追い抜かれてしまったが、今節横浜との接戦を制し、“絶対王者”との勝ち点1差を死守した。

今シーズン2度目の横須賀アリーナでの一戦は、両者早い時間帯からGK攻撃を交え、攻守が激しく入れ替わる展開でスタート。拮抗するなかスコアが動いたのは14分、相手のハンドによりゴール前でフリーキックを獲得し、これをクレパウジ・ヴィニシウスが冷静に決め切り、町田が先制点をマークした。

さらに15分、相手のCKから礒貝飛那大がボールを広い右サイドを突破すると、逆サイドへの横パスを受け取った野村啓介が流し込みあっという間に2点差に。しかし18分、GKも参加するパス回しでの崩しからシュートを打ち込まれ、1-2で試合を折り返した。

続く第2ピリオドも互いに一歩も譲らず積極的にシュートを放つなか、28分、セットプレーから失点。2-2の同点に追いつかれてしまうが、ここから町田はより攻撃にギアをかけ横浜ゴールに迫る。

そして35分、カウンターからピンチを招くも逆カウンターでヴィニシウスがボールを奪い返し、左サイドの野村にパスが渡ると、これをダイレクトで中に折り返しファーサイドに詰めていた倉科亮佑がフィニッシュ。続けて36分、横浜がナチュラルパワープレーに踏み切ると、山中翔斗が頭で浮き玉のパスをカットしドリブルで一気に攻め上がり、そのまま無人のゴールに左足でシュートを打ち込んだ。

最後はパワープレーから1点を返されたものの、4-3で試合は終了。1点差を逃げ切り、首位の立ち位置をキープした。

清水誠也が初のハットトリックをマーク

10月28日には、墨田区総合体育館にてフウガドールすみだと立川アスレティックFCが対戦した。

9月2日に行われたY.S.C.C.横浜戦での勝利以来、4連敗中のすみだ。12位の北海道に迫られるなか、清水誠也が自身初となるハットトリックの活躍を見せ、ホームアリーナで1カ月ぶりに白星をつかんだ。

序盤は相手にボールを持たれ、防戦が続くすみだだが徹底したプレスで立川を自陣内に押し込みゲームを進める。すると13分、右サイドのキックインから、畠山勇気がダイレクトで前線に縦パスを送るとこれをゴール前の清水が左足に当てゴールネットを揺らし先制点を奪う。続けて15分、自陣内右から斜めのロングパスが通ると受け手の田口元気が中に折り返し、再び清水がファー詰めで追加点を決めると、第1ピリオド終了間際のピンチを守護神・岸将太が凌いで2-0で試合を折り返した。

同様に立川がボールの主導権を握り、第2ピリオドがスタートすると、しばらくゲームはこう着状態に。しかし28分、諸江剣語からの縦パスを甘利斗亜が収め、反転してゴール前に送ると伊藤諄哉が押し込んでリードを広げ、最後は諸江と清水が1点ずつパワープレー返しを決め、5-0でタイムアップ。すみだは今シーズン4度目の完封勝利で勝ち点3を獲得し、11位から10位に一つ順位を上げ、最下位との勝ち点差を4に広げた。

■試合結果

10月27日（金）

10月28日（土）

10月29日（日）

■順位表

■次節試合日程

11月3日（金）

11月4日（土）

11月5日（日）