更新日時:2023.11.14
【F1第20節|記者会見/しながわvs湘南】気迫溢れる“全員守備”で6試合ぶり勝利。湘南・伊久間洋輔監督「ハーフタイムにも1-0でいいから勝つという話をした」
PHOTO BY本田好伸
11月10日、Fリーグ2023-2024ディビジョン1の第20節、しながわシティvs湘南ベルマーレが行われた。
前節、“絶対王者”の名古屋オーシャンズを相手に先制しながらも逆転負けを喫した湘南は、勝ち点1差のしながわシティを相手に迎えた。両者譲らない拮抗した展開で、4分には牛迫蒼海、7分には萩原真夏がゴール前左からファーポストに向けたシュートを放つも得点には至らず、0-0で試合を折り返す。第2ピリオドも攻守が激しく入れ替わるなか、36分、堀内迪弥の落としのパスから山﨑歩夢がネットを揺らし、待望の1点を獲得。選手全員が気迫あふれる守備でしながわの攻撃を凌ぎ、1-0で試合は終了。6試合ぶりの勝利をつかんだ。
試合を終え、伊久間洋輔監督が出席した。
全員で守ることをやり切った
●湘南ベルマーレ|伊久間洋輔監督
──試合を振り返って。
平日のなか、多くのサポーターに来ていただいて本当に心強かったです。今日の試合に関しては全員に「勝利だけ」という話をして、戦術ではなくゴールを守るという意識をここ1週間は取り組んできました。攻撃に関してはどんどん良くなってきたと思っていますし、今節も再三チャンスを逃しましたが、今日はたくさん得点をとるということではないと。ハーフタイムにも「1-0でいいから勝つぞ」という話をして、本当にそのとおりのゲームになりました。ゴールを全員で守ることを共有してやり切ったことが勝てた要因だと思います。
──靏谷春人選手が今日欠場でしたが、前節の失点シーンが響いたということでしょうか。
そうですね。とは言っても僕はいつも選手に伝えていますがミスは起こるスポーツなので、現実として「マークを外しているよ」ということは伝えますが、どの選手にもミスをしたからどうということは言っていません。ただ彼を外したのは(前節の失点が)あまりにもチームに与えた衝撃が大きかったので、一回外から見るのもいいんじゃないかなと。彼に対しては期待もしていますし、日本有数のドリブラーなので、今日出ていたらもう1点、2点が取れていたかもしれません。ただまだまだ彼に足りない部分もありますし、コンセプトとしても攻撃より守備だという意図もあって外しました。
──あれだけチャンスもあったなか0点で第1ピリオドを終えて、ハーフタイムには「1-0で勝とう」という話以外にどんな指示を?
しながわとは勝ち点が並んでいて、どちらが勝つかという戦いでした。具体的な指示としては、ピッチの真ん中にボールを入れさせるなという確認はしました。相手のフィクソからピヴォにパスを入れさせないことですね。単純ですけど、そこを淡々と確認しました。自分たちができている部分とできていない部分もあるし、相手もプロなので嫌なところにボールをを入れてきますが、そこにどう対処するのか。攻撃に関してはこれだけチャンスを作れているのに何度も外してしまい、選手たちも気持ちが落ちていましたが「今日はそうじゃない。まずは守備を徹底しよう」という話をして後半に臨みました。
──守備にフォーカスしているのはなぜですか?
私たちはアジアチャンピオンを目指すと公言していて、守備だけしていたらその目標は達成できません。ただ、攻守両方できる選手がいるのが名古屋オーシャンズで、まず名古屋を越えるため、彼らから得点を奪うことを目的に攻撃陣をそろえていました。
ただこんなに勝てないとは思っていなかった。うちは定位置攻撃での失点が明らかに多く勝ててない要因の一つで、エラーがあるよねと。このままだと本当に残留争いになってしまうし、守備を重視すれば勝ち点1か良ければ3が転がることを長いことやっていれば理解しているので、今回はみんなも納得して守備にフォーカスしました。
──最後の15秒でのタイムアウトではどんな指示を?
サインプレーの指示はしましたが、全然違う動きになりましたね(笑)。本当は相手が出てきたいと思うので押し込んで、GKを使って前に蹴る。そうすれば6秒、7秒経過するはずなのでそれをやろうという話をしました。そのあとは相手のクリアランスになるので、プレスをして相手がロングボールを蹴ってマイボールになれば勝ちという作戦でした。そうしたらシュートしてしまうという……。
──次節に向けて。
守備は良かったので引き続き守備を重視して、攻撃もよかったと思うのであとはいかに得点につなげるかを考えます。次節まで3週間あるので整備して、いい試合をしたいです。
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