SAL

MENU

作成日時:2023.12.22
更新日時:2023.12.23

【F1ファイナルシーズン|記者会見/しながわvsすみだ】 “2点差”を追い続けてつかんだドロー。すみだ・畠山勇気「誰一人諦めてる選手はいませんでした」

PHOTO BY高橋学

12月22日、町田市立総合体育館にて、Fリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズンが行われ、フウガドールすみだとしながわシティが対戦し4-4で引き分けた。

第1ピリオド、2分と17分に失点し0-2で試合を折り返したすみだは、23分に北村弘樹が左サイドのドリブルからシュートを放ち1点を返す。29分に再度1点を決められるも、直後に星龍太の縦パスを畠山勇気が右足で流し込み追加点をマーク。流れをつかんだすみだは、32分にパワープレーに踏み切ると、残り45秒にオウンゴールで、残り14秒に羽生恒平の得点で追いつき、4-4で試合は終了。土壇場で勝ち点1をもぎとった。

試合を終えて、北隅智宙監督と畠山が記者会見に出席した。



追いつけたのは、たまたまではない

●フウガドールすみだ|北隅智宙監督

──試合を振り返って。

まずは負けなかったこと、選手が最後まで自分たちを見失うことなく戦い続けてくれたことが、この試合だと総括です。相手がいるスポーツで、細かいこと言えば特に第1ピリオドから全てが思い通りにいかない展開でも、素晴らしいメンタルで最後まで40分間戦い続けてくれました。これを、明後日のY.S.C.C.横浜戦にどうつなげていくか。直近の2節ではアドバンテージが向こうに行った後に取り返せているので、そういった面ではかなりチーム自体、選手各々の成長を感じています。彼らがピッチで今日のように自信をもって戦えるように、自分もいい仕事をしていけば次こそ勝ち点3はあるんじゃないかと思っているので、またしっかり準備をしたいです。

──今日は星龍太選手が先発で出場し、久しぶりに長い時間プレーをしていました。このタイミングで起用を決めた理由は?

信頼できる状態まで帰ってきたことが、彼をスタートに選んだ理由です。チーム状況もありますが、年齢も考えるとパーフェクトの状態に戻ってから試合で使いたいという考えがあり、このタイミングでの起用になりました。今日みたいなゲームで彼が100パーセントを出せることが、自分たちにとってすごくメリットになるんじゃないかと思っていました。ずっとメンバー入りもさせずにここまで来て、本人がかなり悔しかっていることは自分も感じてたので、このファイナルシーズン一発目で戻ってきてくれたことはチームにとって大きなトピックですし、今日もいい仕事をしてくれました。

ただ、(畠山)勇気と違って寝れば疲労が回復するというわけではないので、この連戦でどれだけいいコンディションを維持できるかが一つポイントになるのかなと。自分たちのチームの事情からしたら、疲れについては言っていられないので、彼に限らず次も全員がいい仕事をしてくれることを信じています。

──「負けない」という目的に対し、全員が同じ方向を向いていることがスタンドにも伝わってきましたが、今のチームの雰囲気をどう感じていますか?

「素晴らしい」の一言ですね。ただチームというものは生き物ですし、同じことが全く起こらないのがこのスポーツです。特別なタレントをもっている選手を数多く用意してるわけではないので、すみだというクラブの持ってるアイデンティティは、そういうところに秘められた人の力なのかなと感じています。

自分がいいトレーニングをするとか、誰かと誰かを代表に送り込むといった目にみえる実績だけじゃなく、選手が内側にもっているものをどういう方向に向けていくか。それがここに来て選手自身もそうですし、僕も自分がやれることに取り組んで、全員が同じ志を持って前に進んでいることが、今日のこの結果につながったと思います。前節の湘南戦が終わった後も近い話をさせてもらいましたが、追いつけたのはたまたまではなく、自分たちがもっている本当の力や、他のクラブではない強みなんだっていうことを今日もを認識できるようなゲームになり、本当に選手たちをリスペクトしています。

それでも、次のゲームで結果を取れないと「あの日はよかったよね」と言われてしまうと思うので、この一体感を継続しながら、残りのリーグ戦全試合を戦っていきたいです。

──次に勝ち点3をつかむために必要なことは?

横浜のゲームが明日1試合あるので、自分の仕事はその試合をしっかり分析すること。直近のゲームはすでに分析が終わってるので、それとどんな変化があるのか。試合はもう明後日でトレーニングをする時間はないので、そこに対してできる限りストレスなく選手が自分たちでいい決断をできるように、準備をしていくだけです。あとはピッチに立てば選手たちが解決してくれるはずなので、僕ができることは明日も寝る間を惜しんでそれをやるだけです。スカウティングをして、それが結果につながれば、僕の話を理解してプレーしてくれた選手のおかげだと言えるので、それを彼らに提示できるように自分もいい準備をしたいなと思っています。



“いい引き分け”の仕方ができた

●フウガドールすみだ|畠山勇気

──試合を振り返って。

本当に負けなくてよかったなと、まずは思います。2-3から2-4になった時は苦しかったですけど、誰一人諦めてる選手はいませんでした。パワープレーが始まってからもベンチでいい声がたくさん出てていたし、追いつけるんじゃないかっていう雰囲気が流れているなか、羽生が最後にすごいシュートを決めてくれて。苦手な逆足でしたけど、みんなの気持ちが乗ったシュートでした。もちろん勝ちが一番いいですけど、その次に“いい引き分け”の仕方ができたのは、次節に向けてもチームにとってもよかったです。

──畠山選手がチームの3点目を決めて試合の流れを変える得点になりましたし、ゴール後も気持ちをあらわにしている姿が印象的でした。

練習ではやっていましたけど、龍太さんと試合に出たのはほぼなくて、おそらく初めてだったんじゃないかなと思います。自分は運動量があるタイプなので、龍太さんがいいパスを出してくれるのは練習からも分かっていたし、信頼もしています。ただあのシーンは正直、自分がもらうつもりじゃなくて、(清水)誠也さんのパスコースを開けたつもりで走ったところにいいパスが来て、そのまま打ったら入ったという流れです。

個人としても久しぶりにゴールを決めることができて、やっぱりうれしかったですし、気持ちを爆発させた方がチームの勢いも乗ってくるかなって。4点目で失点に絡んでしまいましたが、同点に追いついて本当によかったです。

──次に勝ち点3をつかむために必要なことは?

100パーセント回復するかは年齢によって変わると思いますが、まずはなるべく疲労を抜いて、次の試合にもなるべくいい状態で臨むこと。今日出た課題については全部を変えることは難しいので、改善できる部分だけをしっかり修正すること。今日は個人的にもチームもプレー自体は良かったと思うので、小さなミスをできるだけ減らして、今日の試合を深ぼりしすぎず次の試合に向けて頑張っていきたいです。

▼ 関連記事 ▼