1月6日、名古屋金城ふ頭アリーナにてＦリーグ2023-2024ディビジョン１ ファイナルシーズン上位リーグ・第25節が行われ、立川アスレティックFCとペスカドーラ町田が対戦。立川は先制するも1-3で逆転負けとなった。

ファイナルシーズン上位リーグに入って2連勝中と勢いに乗る立川。今季のリーグ戦で2連敗を喫している町田との“東京ダービー”は5分、カウンターから新井裕生が今季19得点目を蹴り込んで先制する。しかし、追加点を奪えずにいると10分、28分に失点して逆転を許した。試合終盤に入ると立川が猛攻を仕掛けるが、皆本晃、新井、上村充哉のシュートはジオヴァンニの好セーブに阻まれる。残り2分56秒からは皆本をGKに置いたパワープレーに出たが、逆にもう1点を奪われて勝負あり。逆転負けとともに、ファイナルシーズン上位リーグでの初黒星となった。

試合を終え、比嘉リカルド監督と上村が記者会見に出席した。

切り替えて名古屋戦へ

●立川アスレティックFC｜比嘉リカルド監督

──試合を振り返って。

硬い試合になってしまいました。逆転された後にリズムは作れましたが、その前に大きなチャンスを作れませんでした。

試合前から言っていましたが、ディフェンスはちゃんとできる。股の下しかやられないし、そこを狙ってくると伝えてきましたが、その形で失点しました。

逆転されてからは、ジオヴァンに全てセーブされてしまいました。すごくいい攻撃を作りましたが、決めきれなかった部分。それは仕方ないです。しょうがないです。切り替えて、月曜日に勝てる準備をしたいと思います。

──名古屋との試合に向けて。

僕ららしいゲームをしたいです。高く、強いディフェンスから崩せるように。相手のピヴォはデカくて強く、他のチームと比べても特別な部分です。そこを守れるように考えないといけない。今季1回勝って1回負けているので、2勝目をめざしたいと思います。

勝負どころの重要性

●立川アスレティックFC｜上村充哉

──試合を振り返って。

町田が優勝してほしい、名古屋が優勝してほしいというのはないですが、自分たちが3位になるために町田と名古屋に勝とうと臨みましたが負けてしまいました。技術やフィジカルもそうですが、比嘉監督が言ってる勝負どころがわからないといけないかなと。それは誰がとかではなくて、全員です。失点に絡んだ選手、絡んでない選手、全員が本当にわかっていないと勝ち続けることは難しい。一度優勝することはできるかもしれませんが、常勝軍団にはなっていかない。勝負どころを全員がわかる必要があると思いました。

──勝負どころというのは？

どこかと言われると難しいですが、正直にいうと全部です。ひとつひとつのパスにしても、そこがズレるとシュートが打てない。決めないといけない、守らないといけない場面でより正確にやらないといけません。もちろん相手も勝ちに来ているので、僕らが集中を切らせば決められます。

比嘉監督　あと競り合いのボールにも大体負けている。もう少し強い気持ちで勝ちにいかないとダメ。いつも言いますが、大人の世界です。子供の勝負ではない。メンタルも強く持って勝ちにいかないといけません。

──名古屋との試合へ向けて。

1勝1敗なので。どのチームもリスペクトしていますが、名古屋だからといってリスペクトしすぎず、自分たちも同じ土俵に立って戦っているので。勝てるように頑張りたいです。