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作成日時:2025.05.15
更新日時:2025.05.16

【女子日本代表】史上初のW杯出場決定!須賀雄大監督が語る、先人たちへの感謝「この勝利は、日本女子フットサルに関わってきた全員でつかみとったもの」

PHOTO BY伊藤千梅

【AFC女子フットサルアジアカップ2025】日本 3-2 イラン(日本時間5月15日/フフホトスポーツセンター)

5月15日、日本女子代表は中国・フフホトスポーツセンターでAFC女子フットサルアジアカップ2025・準決勝を戦い、イラン代表に3-2で勝利。激闘を制し、アジアカップの決勝進出と史上初のFIFAフットサル女子ワールドカップ出場権をつかみとった。

準決勝では、過去2大会連続決勝で敗れた宿敵・イランとの一戦に臨んだ。開始3分、エース・筏井りさの先制点で幸先よくゲームをスタートした日本だが、直後に2ndセットのスコアラー・江川涼が負傷。日本ベンチが騒然とするなか、4分には高橋京花のゴールでリードを広げる。

しかし2-0で再開した第2ピリオドはイランが攻勢を強め、24分に失点。30分、宮原ゆかりのゴールで再び2点差に広げたものの、34分にフリーキック決められてしまう。相手がパワープレーに踏み切り手に汗にぎる展開となったが、最後は全員のハードワークで守り切り3-2で試合終了。“日本女子フットサル界の悲願”を達成し、ピッチにはなでしこ5の歓喜の笑顔があふれた。

試合を終え、須賀雄大監督が記者会見に出席した。

取材=伊藤千梅
編集=青木ひかる

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選手たちを誇りに思う

──今のお気持ちは?

試合に勝てたこと、そしてW杯への出場権を獲得することができ、本当にうれしいです。戦ってくれた選手たちを誇りに思います。本当にありがとう。日本のすべてのファン・サポーターのみなさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

──江川涼選手の負傷から始まり、岩崎裕加選手も一時的に試合に出られなかったりと、W杯出場に向け次々と課題が降りかかってくるような内容だったように感じました。試合を振り返っていかがですか?

日本の一番の強みは「総力」だと思っています。

今回選ばれた14名だけでなく、これまで女子フットサルの歴史をつくり上げてきた選手たち、積み重ねてきたもの、すべてが今回の代表選手たちに力を与えてくれました。

江川の負傷は確かに痛かったですが、そこをみんなでカバーして、みんなで戦って、みんなでW杯行きを決める。そういうチームとしてのマインドをしっかり試合の中で表現できたことが、勝因だと感じています。

──勝利の瞬間は、どんな気持ちでしたか。

率直に言えば、「頭が真っ白」な状態でした。

このW杯に出場できるかどうかで女子フットサル界の今後の発展は大きく変わると思っていましたし、そうしたプレッシャーを選手14人、そしてスタッフ全員が感じながら今アジアカップを戦っています。

だからこそ今日の結果は本当に大きかったですし、そのプレッシャーの中で1試合をやり切ったことが、僕としては一番の意味をもつことかなと思っています。

──すべての日本女子フットサルの選手、関係者に向けてメッセージをお願いします。

この勝利は、これまで日本女子フットサルに関わってきたすべての方たちと共につかみとった勝利です。

これまで女子フットサルが積み上げてきたものが今日のピッチに現れて、この結果につながりました。これまで女子フットサルを引っ張ってきてくれた方々、そして支えてくださったみなさんに、心から感謝しています。

そして、その思いを胸にファイナルもしっかり戦いたいというのが、今の思いです。このチームの“野心”は、ずっと言い続けてきたとおり、「アジアチャンピオン」になることです。

だからこそここでもう一段ギアを上げて、アジアの頂点に立ち歴史をつくりたい。そう強く思っています。

またみなさんと一緒に喜びを分かち合えると信じて、しっかりと2日後の試合に向けて準備していきたいです。

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