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作成日時:2025.05.18
更新日時:2025.05.18

【女子日本代表】信じる力で“希望”を引き寄せた、無心の一振り。宮原ゆかり「絶対に決めると信じていた」

PHOTO BY伊藤千梅

【AFC女子フットサルアジアカップ2025】日本 3-3(PK3-2) タイ(日本時間5月17日/フフホトスポーツセンター)

5月17日、日本女子代表はAFC女子フットサルアジアカップ2025・決勝を戦い、PK戦の末タイ代表に勝利をおさめた。“なでしこ5”は、アジア女王として今年11月にフィリピンで初開催される女子フットサルワールドカップに出場する。

2−2で迎えた延長戦、残りわずかの43分に失点。タイ代表の堅い守備、残された時間、そしてこれまでの疲労を考えると、状況は決して良くなかった。だが、その絶望の中で、宮原ゆかりの左足が日本を救った。

わずかな隙を突き、ゴールキーパーのブラインドとなったシュートがネットを揺らす。決まった瞬間、宮原はガッツポーツをしたままその場に倒れ込んだ。

「得点の瞬間はよくわからなかった」と振り返る宮原。しかし、今大会に懸ける想いは並々ならぬものがあった。仲間を信じ、自分を信じ、日本に再び希望を灯した彼女に喜びの声を聞いた。

取材=伊藤千梅
編集=若月輝

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自信があったから焦らずにいられた

──優勝おめでとうございます!今はどんな気持ちですか?

「ここまでやってきてよかった」と心から思える瞬間でした。純粋に楽しかったです。

この舞台に立てているのは、これまで先輩たちが積み上げてきたものがあったからです。だからこそ絶対に優勝しなければならないという気持ちで臨んだ大会でした。今は、本当に良かったという安堵の気持ちでいっぱいです。

──延長で1点リードされた時、どんな心境で戦っていましたか?

まだ延長前半で、パワープレーでも点を取れる自信があったから焦らずにいられました。グループリーグでも対戦していて、得点できるイメージもあったので、「絶対いける」と思っていました。

──3点目、すごいシュートでした!

今日は自分が点を取れる気がしていたんです。だから「まだ時間はある、大丈夫」と心の中で気持ちを落ち着かせながら、絶対にチャンスはくると信じてプレーしていました。

得点シーンのあの角度は、正直あまり得意ではなかったのですが、自分を信じて、目の前の相手を外した瞬間に振り切りました。

──決めた瞬間のお気持ちは?

決めたあとはよくわかりませんでした。「自分、何してんだろう」みたいな(笑)。まだ勝ち越せてはいなかったのですが、「やってやったぞ」みたいな気持ちもあって、気持ちよくなっちゃいました。

今年は、「日本がアジアカップで優勝すること」と「自分が決勝ゴールを決めること」が目標だったので、とにかく絶対に決めると信じていました。決勝ゴールとは言えないかもしれないけど、優勝につながるゴールを決められたことは本当にうれしいし、やり続けてきて良かったと心から思います。

──応援してくれた人たちにメッセージをお願いします!

たくさんの応援、本当にありがとうございました。

私たちは、この大会を通じてW杯への道をつなぐことができました。そして6月からはリーグ戦も始まります。もし今日の試合を見て「おもしろい」「もっと見たい」と感じてくださった方がいたら、ぜひ会場に足を運んで観戦していただけたらうれしいです。

そして、私たちは全員が仕事と両立しながらフットサルをプレーしています。だからこそ、SNSでの声援や個人への応援メッセージなど、みなさんからの応援が、本当に大きな力になっています。

今シーズンも、温かい応援をよろしくお願いします!

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