更新日時:2019.01.09
“名古屋の心臓”西谷良介が感じる王者の変化。「ちょっとストレスを感じている」という言葉の真相は?
PHOTO BY軍記ひろし
名古屋オーシャンズは、1月6日に行われたDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1第28節のフウガドールすみだ戦に4-3で勝利し、リーグ1位を決めた。
名古屋に加入して2シーズン目を迎える西谷良介は、この日も1ゴールを決める活躍を見せるなど無敗を続けるチームにおいて欠かせない存在だ。だが、自らのプレーについては「軽いストレス」を感じているという。
リーグ1位を決めた試合後、西谷がその率直な思いを打ち明けた。
違った引き出しをどんどん開けていきたい
──リーグ1位おめでとうございます。率直にいかがですか?
ありがとうございます。率直にうれしいですし、ホッとしています。2019年になって1試合目で、難しくなると思っていたので、そこでしっかり勝てたことに安堵感があります。
──2年前までホームだった会場でリーグ1位を決めるというのは?
それほど意識はしていませんでした。無敗についても周りから言われますが、意識している選手はいないですね。1つ1つの試合を勝っていくことが、この結果につながっています。なので、今日も“1つの試合”として、集中して戦えたのかなと思います。こういうマインドは去年からの引き続きですし、今シーズンもモチベーション高く試合に臨めています。
──昨シーズン、リーグタイトルの奪還を目指す名古屋オーシャンズに加入して見事優勝しました。今シーズンは盤石の戦いを見せていますが、何か大きく変わったことはありますか?
特に変わっていないですよ。ただ、個人的な役割は変わりましたね。ラファがいなくなって、ぺピータと(星)翔太が入ってきたことで、自分のプレーもバランスが変わっています。
昨シーズンはラファに当てて、どう絡んでいくかというすごくシンプルなものでした。今シーズンは左利きのピヴォ(ラファ)から右利きのピヴォ(星翔太)に変わったことで、合わせる部分でも昨シーズンと違います。
また、(アラの)ぺピータとルイジーニョがピヴォを使うプレーをします。今までは自分がそういった(ピヴォを使う)プレーをしていたのですが、今は他の選手がピヴォを使っている中で、自分がそこにどう絡むかを意識しています。
──ご自身の役割が変わったとのことですが、その中でここまでのパフォーマンスはどう評価していますか?
個人としての役割が変わっているので、達成感や充実度では多少は物足りなさも感じます。ただ、それを言っても仕方ないので、自分の中にある違った引き出しをどんどん開けていければと思っています。軽いストレスはありますけども、そのストレスがないと成長できませんから。
──さらに成長するために大事なシーズンですね。
今やっているプレーだけでなく、昨シーズンまでやっていたように自分がリスクをかけるプレーも出していければ、もっと脅威になれるはず。そこはバランスを見ながらやっていきたいですね。今シーズンはすごく学んでいますし、プレーの引き出し、幅が増えているなという実感もある。役割が変わっても、自分なりに考えてプレーできていると思います。
──残り5試合でチームは無敗を狙うと思いますが、個人的にはどういうモチベーションで臨みますか?
ファン・サポーターのみなさんが期待されているように無敗で終えたいなと。ただ、無敗といっても引き分けではなく勝ち取っていく。それと、今はまだリーグ1位になっただけで、これからプレーオフが残っています。チームの完成度をもっと突き詰めていきたいなと思っています。
完成度を上げる時間に関しては、他のチームよりもあると思います。監督が新しいkとも試していくと思いますし、今までやってきた武器を磨き上げていきたい。プレーオフについては今から考えすぎず、1試合1試合に集中して臨みたいなと思っています。
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