更新日時:2025.08.09
ビッグマッチで今季初先発に抜擢。26歳の“第2GK”茂呂翔也、武者修行を終えて示した成長の証「これで負けたらまたチャンスがなくなる」【F1第10節|インタビュー/立川】
PHOTO BY伊藤千梅
【メットライフ生命Fリーグ2025-26シーズン ディビジョン1】立川アスレティックFC 4-3 名古屋オーシャンズ(8月3日/アリーナ立川立飛)
8月3日、メットライフ生命Fリーグ2025-26シーズン ディビジョン1の第10節が行われ、立川アスレティックFCと名古屋オーシャンズが対戦。立川は4-3で勝利した。
この試合に抜擢されたのが、26歳のGK・茂呂翔也だ。9試合すべてに先発してきた守護神・檜山昇吾に代わって、名古屋との重要なホームゲームで初先発&フル出場を果たした。
結果的にシーソーゲームとなった一戦で、最後まで集中力を切らすことなくゴール前に立ちはだかり、リーグ最高峰の攻撃力を誇る名古屋の攻撃を凌ぎ、それこそ“1点モノ”のセーブも披露した。それどころか、大澤将士の2点目をアシストするなど、持ち味である攻撃参加でも特徴を出して、勝利の立役者の一人となった。
2021-2022シーズンまで立川・府中アスレティックFCでプレーし、バサジィ大分、広島エフ・ドゥでの“武者修行”を経て、今シーズンから立川に復帰。4年ぶりとなるチームで、早速、成長の証を示した。
試合後、茂呂に話を聞いた。
すぐ1本目のシュートがきて逆に良かった
──今日の試合を振り返っていかがですか?
そうですね。立ち上がりに失点してしまったのですが、それは2、3本止めた後の失点ではあったので、ある意味で割り切ることができたということで言えば、いい入り方ができていたのかなと思います。
アシストすることもできましたし、自分の持ち味を出すことができて良かったです。
──ナイスセーブ連発でした。今シーズン初先発ですよね。
そうですね、以前に在籍していた時には、自分が出たアリーナ立川立飛の試合で勝てていなかったので勝ちたい気持ちもあったのですが、意外と緊張しないで入れたことが良かったのかなと思います。
──なぜ緊張せず試合に入れたのでしょうか?
おそらく、バサジィ大分や広島エフ・ドゥで試合経験を積めて場慣れした部分もあったと思います。普段は試合に出られていないので、これで負けてしまったらまたチャンスがなくなるかもしれないという危機感をもってやれたことがいい方向にいけたのかなとも感じています。
意外とスッと入れたというか、逆にすぐ1本目のシュートがきてくれたので、それも良かったですね。
──今日の大きな声援のなかで試合をやれたことはどう感じましたか?
クラブが2000人企画をしてそれを達成できて、最後のパワープレー返しも、あれは間違いなく会場の後押しがあったからこそのゴールだったと思うのでありがたいですね。毎回2000人に来てもらえるように自分たちも頑張りたいです。
──今日、一番良かったプレーは?
キックとスローですかね。マサ(大澤将士)へのアシストもそう。サイドでキャッチした後に、安藤(大智)選手に斜めにゴロでつけたボールがあったのですが、それが一番きれいに通ったかなと思います。
──試合に出ていない期間はどんな準備をしていますか?
いつでも出られる準備をしています。それこそ、横浜戦とかも、檜山(昇吾)選手が怪我をして2、3分だけピッチに立った時にいい入り方ができたので、いつでもチャンスがくる可能性があると思ってやっています。
──ブレない秘訣はありますか?
チャンスは絶対にくると思っているのと、そこで結果を出すことで試合に出続けることができるかもしれないと思っています。そこを諦めずにやっていて、今日はそれがいい形で実って良かったです。
──この先のシーズンに向けての意気込みをお願いします。
次節の北九州戦が終わると、そこから中断期間に入ります。サバス監督が話していたのですが、去年の浦安は、1巡が終わったところで勝ち点21だったということなので、うちは次に勝てば23になりますから、まずはそこに勝てるように。あとは中断期間後も安定して試合に出続けられるように頑張って練習していきます。
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