更新日時:2025.08.13
指揮官が称えた、1-0の最小得点勝利を支えた影の功労者。岡山孝介監督「常にいい準備をしてくれたことが大きな勝因」【F1第11節|記者会見/すみだvs大分】
PHOTO BY伊藤千梅
【メットライフ生命Fリーグ2025-26シーズン ディビジョン1】フウガドールすみだ 1-0 バサジィ大分(8月11日/大田区総合体育館)
8月11日、メットライフ生命Fリーグ2025-26シーズン ディビジョン1の第11節が行われ、フウガドールすみだとバサジィ大分が対戦。すみだは1-0で勝利した。
試合後、岡山孝介監督と根本佑が記者会見に出席した。
集中力を発揮して戦えていた
●岡山孝介監督|フウガドールすみだ
──試合を振り返って。
大分は守備が硬いチームという印象だったので、ロースコアになることは予想していました。まさにそのような展開になって、そのなかで失点を許さず勝つことができて良かったです。
──リーグ戦1巡目を終えていかがですか?
これが今の実力かなと思います。しばらく試合が空くので、もう一段レベルアップできるように頑張りたいと思います。
ただ自分自身が就任2年目で、いろいろな意味でのやりやすさはあります。選手の質を考えると、もっと上を目指せる選手たち、チームなので、引き続き全力で取り組んでいきたいと思います。
──上位に食い込んでいくために、2巡目に向けて何を一番改善していきたいですか?
やらなきゃいけないことは多いですが、どの試合もチャンスはつくれているので、そこを着実に決められるような技術やフィジカル、集中力の構築が必要かなと思います。そういった練習もしてきたけれど、今日の試合も得点を重ねることができなかったので、そこを向上していきたいです。
前節の浦安戦は思うような攻撃ができなかったのですが、それでもカウンターを含めてあのような試合でもチャンスをつくれていたので、そういうところが課題なのかなと思います。
──今節、無失点を実現できた理由は?
相手のやることはわかりやすかったので、向こうの攻撃の形に対して適切に対応していけたと思います。GK攻撃もそうですし、3-1の形の時、3-1から降りてきた時、サイドでさらした時、それぞれの場面で比較的集中力を保って守れていたと思います。
もちろん何度かは決定機もつくられていましたが、全体的には冷静に約束事を守って、集中力を発揮して戦えていたのは大きいかなと思います。
さらに終盤は押し込まれる時間が出てきて、疲労もあっていろいろな選手を交代させながら出していました。あのようなシビアな点差のゲームで、第1ピリオドで1回しか試合に出ていないような選手が、第2ピリオド終盤で急にピッチに立つことは大変なんですよね。そういう選手たちも常にいい準備をして試合に入ってくれて、とてもいいプレーをしてくれたので、そういう影の功労者がいたこともすごく大きな勝因かなと思います。
──影の功労者とは具体的にどの選手?
岡山監督 それは言うと野暮なので(笑)。想像にお任せします。
根本 たぶん、僕っす。
岡山監督 ずっと出てただろお前は。逆に怪我して大事な時に出られなかったのに(笑)。
──次節のしながわ戦に向けて。
この1週間は大分戦のことで頭がいっぱいだったので、次のことはまったく考えていないんですけど。
ただ前期で対戦した時もすごくいい試合ができていました。しながわもいい選手はそろっているんですけど、うちもそれに対抗できる選手たちがいるので、そこは強気に勝ちにいく気持ちをもってしっかり準備して、勝ち点1ではなく3を出せるように頑張りたいと思います。
シュートのバリエーションを増やす
●根本佑|フウガドールすみだ
──試合を振り返って。
難しい試合になりましたが、自分たちがやっていることを信じて粘り強く戦えたことが良かったと思います。
──リーグ戦1巡目を終えていかがですか?
上位のチームには集中力をもって戦えていましたが、同じ順位や下位のチームとの対戦で取りこぼすことが多かったので、そこを勝ちにもっていけたら、目標としている上位リーグに近づくと思っています。
──得点を振り返って。
相手がミスしたのが自分のところにこぼれてきて、そのタイミングで打てたんですけど、もう1人相手が見えたので、ゴールを狙うよりもカバーに入ったディフェンスを超えるイメージで打ちました。うまく技術を発揮できで良かったかなと思っています。
──今日の試合で今シーズン5得点目となりました。
今シーズン得点はカウンターや1対1のシュートが多いと思うんですけど、もう少し得点を伸ばすには、定位置攻撃からの得点など、シュートのバリエーションを増やすことが得点を取るためには必要なのかなと思っています。
今取れている1対1やカウンターからの得点は継続しつつ、いろいろなシュートの形を練習から出していきたいなと思っています。
──チームではどんな存在になっていきたいですか?
根本 チームの中でも一番いじられるほうなので、うまく自分を使ってもらって、いろんな選手にストレスを発散してもらうとか。
岡山監督 なんだよそれ(笑)。
根本 あれ、違いましたか(笑)。えっと、自分が得点を取ることで、周りの選手も本当に負けたくないといった気持ちが出てくると思うので、そういうところで得点を取り続けて、チームを活性化できるようにしていきたいなと思います。
岡山監督 最初のほうがおもしろかったから、もしかしたら最初の答えで合っていたかもしれない。
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