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作成日時:2025.09.12
更新日時:2025.09.13

今季2度目の黒星で直面した課題と成長の手応え。加藤正美監督「優勝はまったく諦めていない」【女子第8節|記者会見/浦安vs神戸】

PHOTO BY伊藤千梅

【メットライフ生命女子Fリーグ2025-26】バルドラール浦安ラス・ボニータス 6-3 アルコ神戸(9月6日/バルドラール浦安アリーナ)

9月6日、メットライフ生命女子Fリーグ2025-26シーズンの第8節が行われ、バルドラール浦安ラス・ボニータスとアルコ神戸が対戦。神戸は3-6で敗戦を喫した。

試合後、加藤正美監督と伊藤沙世が記者会見に出席した。

取材=伊藤千梅
編集=柴山秀之

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しっかり修正して、前を向く

●加藤正美監督|アルコ神戸

──試合の総括をお願いします。

まずたくさんのお客さんがいる会場でプレーできたことはすごくありがたいですし、ポジティブなことです。浦安の運営のみなさま、ありがとうございました。

ゲームについては、立ち上がりは自分たちのリズムの中でプレーできたと思っています。トレーニングした部分がうまくハマりましたし、選手たちがうまく体現してくれました。ただ、その後ズルズル下がってしまい、セットプレーでの失点が重なりました。点を取らせたくないタイミングで浦安さんのセットプレーのうまさや決め切る力によって、リズムが相手に傾いてしまったかなと思います。

来週はホーム開催での2試合が待ち構えているので、ネガティブにならずに次のゲームに向けて気持ちを切り替えたいです。もちろん反省点はありますが、次戦はもっといいゲームができるようにしていきたいと思います。

──第1ピリオドは積極的に攻めるシーンもありましたが、第2ピリオドでは引き気味になっている様子でした。そこは監督の指示があったのか、それとも選手が意図して下がっていたのでしょうか?

監督の指示ですね。

──具体的にはどういった指示を?

アルコは基本的に前からプレスをかけて、ボールを奪って点を取るチームスタイルです。最初の時間帯は、前からプレスをかけて奪い、ショートカウンターで手数をかけずに点を取りたいと考えていました。

ただ、相手は第1ピリオドの途中からシステムを変えてきました。守備のラインを下げたのは、前からプレスにいって背後を取られるのを防ぎたかったことが理由です。相手の定位置攻撃に関しては、自分たちにはパワーがあり勇気をもって出られるので、意図をもって守備のラインを下げました。

攻撃に関してはもう少しピヴォで収めたかったですね。ただピヴォだけではなく、2人組のアクションやスペースアタックを意図的にやるといいかなと思っていました。まだそこがハマっていなかったと感じています。

──残り2分でパワープレーを行なった意図を教えてください。

1点でも点差を縮めるために、もう少し早く仕掛けるタイミングもあったと思いますが、ファイナルシーズンの状況も含めて、あの時間帯でのパワープレー開始を決めました。

相手のファーストラインが高かったので、斜めのパスを狙っていました。ただそこでボールが少し上に浮いて慌ててしまった部分もあったので、技術はまだまだ足りないと感じています。

──今日の試合で今シーズン2敗目となりましたが、どのように受け止めていますか?

勝ち点を取れなかった結果はネガティブではあります。ただ、昨シーズンのファイナルシーズンや全日本選手権の試合から、できるようになったことも何個かありました。

残りのリーグ戦でしっかり勝ち点を積み上げて、ファイナルシーズンでは浦安やSWHレディース西宮など負けた相手に対して、取り返せるようにやりたいと思っています。

──まだまだ優勝は諦めていない?

もちろん。まったく諦めていません。

──次節からは2試合ホーム開催となります。どんな意味をもたせて次の試合に臨みたいですか?

スポンサーやホームゲームでいろいろな準備をしてくださる方、周りで動いてくださる方がたくさんいるので、そういう方たちの力を借りてホームでしっかり勝ち点を取ることが自分たちの役目です。

しっかり修正して、前を向いて次節も戦いたいです。



追いつかれて流れが変わってしまった

●伊藤沙世|アルコ神戸

──試合を振り返って。

今までの試合は立ち上がりが課題でしたが、この試合は立ち上がりに3点を取ることができたので、良かったと思います。

ただ、第2ピリオドでは、セットプレーから失点してしまい、集中力やコミュニケーションが課題だと感じました。次節はホームゲームなので絶対に勝てるように頑張りたいと思います。

──立ち上がりは良かったなかで、どこかで流れが変わったのを感じましたか?

第2ピリオドの立ち上がりに3-3に追いつかれたころで、流れが一番変わってしまったと思います。その次も失点をしてしまったことで、さらに相手のペースになってしまいました。

──ハーフタイムを経て、浦安の変化を感じましたか?

第1ピリオドでは、こちらが前からプレッシャーをかけたり、引いたりしましたが、徐々に対策されている感じはありました。また、自分たちのコミュニケーションのズレが生じてしまった部分もありました。

──この西宮戦、浦安戦の2試合の敗戦で感じたことはありますか?

自分的にはこの2試合で走り負けていたとは感じていません。個人スキルをもっと練習から磨いて、2人組の連携、シュートの質などを高めていき、ファイナルシーズンで対戦した時は勝てるように頑張りたいと思います。

──次節に向けて意気込みをお願いします。

2試合負けてしまいましたが、ホーム戦は応援してくださるみなさまや準備をしてくださる方が見に来てくれます。なので絶対に勝って終わりたいと思います。

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