更新日時:2025.10.19
日本代表、世界王者・ブラジル代表に2-3で連敗。新井裕生のバイシクル弾で1点差に迫るも及ばず…通算成績は1分22敗【フットサル日本代表】
PHOTO BY伊藤千梅
【国際親善試合】日本代表 2-3 ブラジル代表(10月19日/北里アリーナ富士)
10月19日、フットサル日本代表は国際親善試合の第2戦でフットサルブラジル代表と対戦。日本は2-3で敗戦し、17日に続き勝利を収めることができなかった。ブラジルとの通算成績はこれで0勝1分22敗となった。
新井裕生が2ゴールで反撃
17日の第1戦から中1日で迎えた第2戦。日本は先発を入れ替え、GKフィウーザ・ファビオ、FPは内村俊太、吉川智貴、甲斐稜人、清水和也がピッチに入った。
この日も、先制はブラジルだった。2分、右CKからマルセウがピトに預け、リターンを再びマルセウが落とすと、ジョアン・ビクトルが強烈なシュートをたたき込んだ。
続く3分、ゴール右でボールを持ったピトが内村との1対1から右に外して足を開かせると、股下を通すファインシュートで追加点。ピトは17日に続きここまで全てのゴールに絡む圧巻の存在感を示してみせた。
さらに7分、交代でピッチに入った直後のクレベルが左サイドで勝負を仕掛けると、カットインから右足を一閃。狙い澄ましたシュートを右隅に突き刺し、ブラジルが序盤に0-3とリードを広げた。
日本は2ndセットに内田隼太、石田健太郎、堤優太(金澤空)、本石猛裕、3rdセットに新井裕生、山田凱斗、中村充、堤が入り、メンバーを入れ替えながらチャンスをうかがったが、ブラジルの圧力を受け、相手陣内まで押し込む時間をつくれない。それでも、17分にセットプレーから待望の瞬間が訪れた。
右サイドの高い位置でFKを獲得した日本は、清水のシュート性のパスが相手に当たってこぼれると、これに反応した新井が左足で押し込み、2試合目にして初ゴール。1727人の観客が詰めかけたアリーナは大きな盛り上がりを見せた。
その後も日本は何度かシュートシーンを迎えたものの1-3で試合を折り返した。
迎えた第2ピリオド、日本は新井、中村、内田、山田のセット、GKは田淵広史に交代してスタート。変わらずに押し込まれる局面が多いものの、日本も組織的な守備で対応。さらに、相手陣内でゴール前に持ち込むシーンをつくり出すなど反撃の糸口を探っていたが、なかなかスコアを動かせない。35分にはゴール左からのFKで清水が直接狙ったものの、強烈なシュートはわずかに右にそれてゴールとはならなかった。
終盤、田淵のビッグセーブなどで失点を防いだ日本は、残り2分からGKを内田と交代してパワープレーを開始。すると、ゴール右の新井が浮き上がったボールをバイシクル。これがゴールネットに突き刺さり、アクロバティックなゴラッソで1点差に迫った。しかし、あと1点を奪うことができずタイムアップ。日本は2-3で敗れ、セレソンに国内で連敗を喫した。
日本は9月に行われたAFCフットサルアジアカップインドネシア2026予選で3連勝を収め、2026年1月の本大会出場が決定している。今回の世界王者との連戦を糧に、アジア王座奪還を目指して強化を続けていく。
■試合結果・日程
10月17日(金) | 日本時間:19:10 | 国際親善試合 ●0-4 フットサルブラジル代表 |
---|---|---|
10月19日(日) | 日本時間:14:00 | 国際親善試合 ●2-3 フットサルブラジル代表 |
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