作成日時：2025.11.01
更新日時：2025.11.01

名古屋一筋17年、35歳のレジェンドGK・篠田龍馬が今季限りでの現役引退を発表「このチームがいるべき場所に必ず戻れるように最後の日まで全力で戦います」

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PHOTO BY本田好伸

名古屋オーシャンズは11月1日、GK・篠田龍馬の今シーズン限りで現役引退を発表した。

名古屋一筋17年の守護神が引退へ

名古屋市出身の篠田は、2009年に名古屋オーシャンズでＦリーグのキャリアをスタート。同年に日本代表にも選出された。川原永光ら日本を代表する絶対的守護神の背中を追う形で研鑽を積み、2011年からの2年間は名古屋サテライトに所属したが、2013年にトップチーム復帰をしてからは“絶対王者”と言われる名古屋を最後尾から支えた。

研ぎ澄まされた技術とプレーの再現性が生み出す所作は、もはや“様式美”とも言われるほどに洗練され、身長171cmと上背はないものの、多くのGKからあこがれと学びの対象となってきた。

昨シーズンは27試合中10試合、今シーズンは第14節終了時点で出場3試合と、GK田淵広史の台頭により出番は限られているものの、初先発となった9月27日の第13節、シュライカー大阪戦ではパワープレー返しによるゴールを記録するなど、衰えることを知らないパフォーマンスで観客を魅了した。

🏆#メットライフ生命Ｆリーグ 2025-26 ディビジョン1

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8試合ぶり出場、守護神 #篠田龍馬の一撃！
超美麗パワープレー返しをみんなが祝福㊗️✨
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📅9.27 14:00
⚔️#大阪vs名古屋
🏟岸和田市総合体育館

🎙️実況：北健一郎
⚠️※見逃し配信のURLは変更となっています⚠️
📺https://t.co/Uc4UOYYjpp… pic.twitter.com/1GzpU9R6jM

— ＦリーグTV (@FLEAGUETV) September 27, 2025

篠田は名古屋の公式ホームページを通して、「19歳から17年間、名古屋オーシャンズでプレーさせていただき、この愛するチームで引退できるのはとても幸せなことだと感じています」とコメント。そして、「人生の約半分をここで過ごさせてもらい、誰よりも名古屋オーシャンズの為に戦ってきたプライドだけはあります。このチームがいるべき場所に必ず戻れるように最後の日まで全力で戦います」とつづった。

以下、公式ホームページの内容。

篠田龍馬選手『現役引退』のお知らせ

いつも名古屋オーシャンズへのご声援、誠にありがとうございます。
篠田龍馬選手につきまして、2025-2026シーズンをもちまして現役引退することとなりましたのでお知らせいたします。
最後のシーズンを皆様と共に全力で戦って参りますので応援よろしくお願いいたします。

■選手プロフィール

選手名：篠田龍馬（しのだりゅうま）
ローマ字：SHINODA RYUMA
生年月日：1990.05.24
身長・体重：171cm / 66kg
【経歴】
2009-2010 名古屋オーシャンズ
2011-2012 名古屋オーシャンズサテライト
2013- 名古屋オーシャンズ

■通算成績
Fリーグ：358試合10得点
初出場：2009年9月13日

■受賞歴
2020-2021　Fリーグディビジョン１　ベスト５

■代表歴
2009- フットサル日本代表

■篠田龍馬選手コメント
今シーズン限りで現役を引退する決断をしました。
まずはじめに、櫻井GM、故･新谷前会長をはじめ、チーム関係者、スポンサー様、ファン・サポーター、これまで共に戦ったチームメイト、現役生活で自分と関わってくださった全ての方々、いつもどんな時も支え続けてくれた家族に感謝いたします。
19歳から17年間、名古屋オーシャンズでプレーさせていただき、この愛するチームで引退できるのはとても幸せなことだと感じています。なにもない選手がここまで長く、日本一のチームでプレーできたのは自分の実力ではなく、たくさんの方々に支えられ、助けていただいたおかげです。本当にありがとうございました。
チームとしてはたくさんのものを勝ち取ってきましたが、自分自身はうまくいかないことの方が多い選手生活でした。壁にぶつかり、乗り越え、その度にたくさんのことを学び、苦しみ、成長させてもらいました。
人生の約半分をここで過ごさせてもらい、誰よりも名古屋オーシャンズの為に戦ってきたプライドだけはあります。このチームがいるべき場所に必ず戻れるように最後の日まで全力で戦います。
自分のフットサル人生は名古屋オーシャンズが全てでした。
そして今後もその魂は消えません。残り約半年、たくさんの方々と会場でお会いできるのを楽しみにしています。