更新日時:2025.12.06
優勝候補ブラジルがスペインを4-1で撃破!ポルトガルはアルゼンチンに7ゴールで圧倒 史上初開催のW杯はファイナリストが決定|女子W杯/大会12日目

PHOTO BY伊藤千梅
12月5日、FIFAフットサル女子ワールドカップ フィリピン2025は大会12日目を迎え、ノックアウトステージの準決勝2試合が行われ、ポルトガル、ブラジルが決勝進出を決めた。

ブラジルがスペインを撃破
準々決勝の第1試合はアルゼンチンvsポルトガル。準々決勝でコロンビアを4-1で破ったアルゼンチンと、同じく準々決勝でイタリアを7-2で破ったポルトガルの一戦は、試合序盤から動いた。立ち上がり1分、ポルトガルがリディア・モレイラのゴールで先制すると、その後、7分、9分に追加点を挙げ、10分にも2ゴール。開始10分で5-0と勝負を決定づけると、さらに15分にもキャプテン、アナ・アゼベドが決めて6-0で試合を折り返した。

第1ピリオドも21分にマリア・ペレイラのゴールで7点をリードしたポルトガルは、終始試合をコントロール。終盤、39分にマイレン・ロメロのゴールでアルゼンチンに1点を返されたものの7-1で完勝。ここまでの5試合で実に37ゴールを挙げる圧倒的な攻撃力を示し、FIFAランキング2位の強豪がその力を見せつけた。

準々決勝の第1試合はスペインvsブラジル。準々決勝でモロッコを6-1で破ったスペインと、同じく準々決勝で日本を6-1で破ったブラジルの一戦は、優勝候補ブラジルが先手を奪った。1分にアナ・ルイザ、2分にアマンディーニャが決めて2点を先行することに成功すると、その後も多くの決定機をつくり出した。
しかし、スペインも譲らず、これまで頭ひとつ抜ける実力を誇示してきたブラジルに真っ向から対抗。第1ピリオドはその後、両者ともにハイレベルな駆け引きと技術、戦術の応酬を繰り広げ、試合の熱気は高まっていった。

迎えた第2ピリオド、デボラ・ヴァニンのゴールで1点を追加すると、直後の27分、スペインもエール・デ・パズがゴールをこじ開け追撃弾。その後、10分を切る前からスペインはパワープレーを仕掛けてゴールに迫っていくが、なかなかネットを揺らすことはできない。すると33分にはルアナ・ロドリゲスが1点を加え、スコアは1-4と3点差に。スペインは最後までパワープレーに望みを託したもののあと一歩及ばず、試合はそのまま終了した。


この結果、ポルトガルとブラジルの決勝進出が決定。一方のアルゼンチンとスペインは3位決定戦へ。いずれも大会最終日の7日に行われ、史上初開催となった女子W杯の初代女王がいよいよ決定する。

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