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作成日時:2024.04.10
更新日時:2024.04.10

元フットサル日本代表・横江怜のファン感謝祭に行ってきた!|チウメのサルイベント潜入記

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「今度80人近くが参加するファン感謝祭をやるから、良かったら遊びにきてよ」
「80人!?それは、ぜひ取材させてください!」

元フットサル日本代表・横江怜さんにそんな話を持ち掛けられたのが、3月の後半のこと。
“横江怜ファン感謝祭”は、去年、横浜武道館ではじめて行われ、今年は2度目の開催だそうです。

一見さんお断り? それなのにどうしてそんなに人が集まるの?

そんな疑問を胸に、4月からSAL編集部に加入した伊藤がイベントに潜入してきました!横江さんが作り出す笑顔いっぱいの空間と、このイベントから感じたメッセージをお送りします!

取材・文=伊藤千梅



フットサルは安全第一で!

今年の横江怜ファン感謝祭は、3月29日。社会人の皆様にとっては忙しい人も多いであろう“年度末の最終金曜日”に開催されました。

それでも、横江さんのファンの皆さんは、忙しさもなんのその。会場となった目黒区の体育館には、当初の予定通り80人近い方が集結しました!

会場に到着して体育館に入ると、奥に列を発見。そこに並んで「今日はありがとう! よろしくね」と横江さんから手渡されたのは、フットクラウンの牟田口勇人さんがデザインを手掛けたユニフォーム。背番号は全員、横江さんが現役時代につけていた“9番”です!

8チームそれぞれに色とデザインが異なり、私はチーム・レオでの参加のため、青ユニをいただきました。今日のために作られた特別なユニフォームを片手に、イベント開始前からワクワクがとまりません。

時間になると、さっそく開会の挨拶が行われました。横江さんが参加者の皆さんに宣言します。

「フットサルの勝敗はマジで関係ない!楽しむ気持ちを持ってやってほしいです!」

3年半前までサッカーをやっていた私ですが、最近は下手したら3日間家から出ない生活をしています。果たしてしっかりと動けるのか、若干の不安を抱えながらの参加になりましたが、横江さんの言葉で一安心。「とことん楽しもう!」という気持ちを胸に、試合に臨みました。

今回のイベントには、ABEMAアナウンサーの辻歩さんと、実況を務めていた福田悠さんがゲストで登場しました。昨シーズンまでABEMAの実況をしていた長谷川ゆうさんは、残念ながら、体調不良で不参加。そして福田さんは自チームの練習で怪我をしてしまったため、試合には参加できませんでした。

すると試合を見ていた福田さんが、おもむろにマイクを手に取ると実況を始めます。
……普段Fリーガーのプレーを実況している福田さんに、自分たちが実況されている……!?
中継時にも劣らない滑らかな喋りに、プレーする側も気合いがみなぎります。

一方の辻さんは、コートで大活躍!フットサルは未経験だそうですが、実はこのイベントに向けて個サルに通い“コソ練”をしていたとのこと。練習の成果を発揮し、撮影班にカメラを向けられた瞬間にゴールを決めました。

「さすが辻歩! カメラが回ると仕事をします!」

福田さんの実況もキレキレです。

途中、参加者が勝負に熱くなってくると、横江さんが全体に声をかけました。

「相手に怪我をさせたら“即退場”ではなく“即帰宅”です!!」

厳しすぎるコメントに、私たちもさらにフェアプレーを意識します。横江さんが繰り返し「楽しむことが最優先!」と伝えてくれたおかげで、全員怪我なく終えることができました。私も久しぶりの運動で途中から足がフルフルしてきましたが、怪我はなしです!

横江さんとは引退後にお会いしたため、プレーを見るのは実は初めてでしたが、まだまだ現役でもいけるのでは?と思わせてくれる足技を披露してくれました。これが日本を背負って戦ってきた人の実力!やっぱりみんなでボールを蹴るのは楽しいなと感じた時間でした。



「一般常識クイズ」で辻さんと対決!

フットサルに続いては、辻さんとのコラボ企画「一般常識クイズ」を開催しました。

ただ答えるだけではなく、コートの真ん中に並んでいるボールをゴールに決めた人から答えられる早押し方式です。すでにフットサルで順位が決定したかと思いきや、クイズに正解すると勝ち点3が加算されるそう。

青ユニのチーム・レオからは、辻さんと福田さんが参戦しました。
2人ならきっと正解を量産してくれるはず……!

全チームの代表者が一列に並んで、準備が整ったところで第一問。
「フットサルは5人制ですが、ソサイチは何人制でしょうか!?」

ポカンとした顔で立っているABEMAコンビ。

「7人制!!」「正解!!」

他のチームの参加者さんが大正解。
2人は走り出すこともできません。

気を取り直して、続いての問題。

「サイコロを4回振ったら全て6が出ました。5回目にサイコロを振ったら6が出るのは何分の 1ですか?」「6分の 1!!」

参加者の方が次々と正解を出すなか、動けない2人が必死に言い訳をします。

「だ、大学の受験科目、日本史だったから!」
「僕は経済だったし!」

すると横江さんが2人にサービス問題を出題!

「フットサルの試合でも天王山という言葉を使いますが、実際に天王山で戦ったのは誰と誰ですか!?」

辻さん、ダッシュ!!

一番乗りでゴールを決めた辻さんが自信を持って答えました。

「豊臣秀吉と明智光秀!!」
「正解!!」

やっとの正解に、渾身のガッツポーズを繰り出しました。

その後、調子をつかんだ辻さんは全部で3問正解!
怪我をしていた福田さんはスタートダッシュが間に合わず、正解ならず!

なにより、難しい問題も難なくクリアしていく参加者の皆さんがかっこよかったです!
一般常識クイズでは、身体だけでなく、頭も動かして楽しむことができました。

 



絶対に負けられない戦い「景品じゃんけん」

最後は、景品の贈呈です。フットサルとクイズの合計得点で1位を獲ったチームから「景品のくじ引きを引ける」ことに。最後まで運任せのやり方に「楽しむことが1番って言ったでしょ」という横江さんの声が聞こえてきた気がしました。

今回のイベントには「東京アスリート食堂」を始め、「OAKLEY(オークリー)」「勝山ネクステージ」「仙台勝山館」「BASE FOOD(ベースフード)」「FOOTCROWN(フットクラウン)」「RS」「『JALミニカップ麺」が協賛。

景品には、「アス米」や「ベースフード」、横江さんが毎日使っている「MCTオイル」に「KOMBUCHA」。そしてフットクラウンで作られた「Tシャツ」や「スタバカード」と、豪華な景品がズラリ!

何を引いても“大当たり”のくじ引きで、チーム・レオはスタバカードをいただきました!

そしてチーム戦のあとは、個人戦で景品じゃんけん大会が行われました。

横江さんが作っているワイン「333試合記念ボトル」から「JALのカップラーメン」、フットクラウンの「練習着」まで!なんと、OAKLEYのサングラスも!?

じゃんけんにも熱がこもります。

私は特にワインを狙っていたのですが、じゃんけんが弱くこのような時に勝ったことがありません。今回も基本的に1回戦負けでした。

景品をゲットできた皆さん、おめでとうございます!



お世話になった人への“感謝”を込めて

横江さんが去年から1人でファン感謝祭の開催にチャレンジしているのは、引退のときにサポーターの皆さんにしっかりと挨拶ができなかったことが理由でした。

現役最後の年がコロナ禍と被り、選手権もチームのファン感謝祭も中止に。そのため、これまでお世話になった方、そして引退後に一緒にボールを蹴ってくれる方への感謝を込めて、コロナが落ち着いた去年から自主的にファン感謝祭を始めました。

だからこそ「初めてだけど参加したい」という人はお断りしているそう。
あくまで、1年間お世話になった方への感謝を伝えるための場所。だから基本的に参加者は、クリニックや個サルなど、横江さんがお世話になっているコミュニティの人たちです。

「いつも蹴ってくれてありがとうございます。また来年度からも一緒に楽しくやりましょう。フットサル界を一緒に楽しく盛り上げていきましょう、というメッセージを込めて、開催しています」

そして、今回集まった参加者は約80名。
ゲストや景品を発表する前に、参加人数は定員に達していたそうです。

「ゲストで集客するのではなく、自分のために集まってくれた人におもてなしをする。今回集まってくれたのも、企画段階で、内容もわからないけど“レオさんのイベントだから行きます!”と集まってくれたコアなファンの方々です。その人たちに、特典としてゲストを呼んで協賛やら景品も発表していく、という流れですね」

このイベント開催も、サポートしてくれる人はたくさんいるけれど、企画から準備まですべて一人で行っているそうです。

「今回はバタバタしすぎておもてなしが全然足りなかったけど、あれがひとりでやる限界だったかも!そこも経験として来年につなげたいと思います!」

私たちへの“挑戦状”

初めてお話を聞いたときは「80人近くを一人で集めるなんてできるのか???」と半信半疑だった私。それでも、今回イベントに参加させてもらって、“横江さんだから”人が集まるのだなと感じました。

参加者全員に9番のユニフォームを渡す発想力。
競技だけでなく、誰もが楽しめる企画を用意。
参加者に喜んでもらうための豪華な景品の数々。
2つのコートを往復しながら、マイクを使って声をかけていく姿。

横江さんを中心に全体を巻き込んで、みんなが「私はこのイベントの一員だ」と感じられる、ホーム感がありました。

今回のイベントは、たった一人でこれだけの人を楽しませる横江さんから、フットサルに携わるメディアの私たち、そして選手たちへの“挑戦状”だと感じています。

「フットサルを通して、もっと誰かを楽しませることができるんじゃないか?」
「業界を盛り上げるために、まだまだやれることがあるんじゃないか?」

今シーズンから私も、SAL編集部としてフットサルを伝えていきます。

“フットサルを愛する人たちに、まだフットサルの魅力を知らない人たちに、何が届けられるだろう?”

そんなことを考えながら、1年間駆け抜けていきたいと思います。

成長した姿で、また来年参加させてもらえるように。横江さんに負けじとがんばります!
横江怜ファン感謝祭に参加させていただきありがとうございました!

イベントの様子は「横江怜のYouTube」にて、プロの撮影部隊によって作成された動画が近々アップされるそうです。こちらもお見逃しなく!
▶▶▶https://www.youtube.com/@leoyokoe



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