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【日本代表】2020W杯へ向けて、ブルーノ監督と日本フットサルが挑む一大プロジェクト。「チーム作りは70%に達している」

PHOTO BY軍記ひろし

16名の内訳は7割の中核と3割の経験値が多くない選手

ここまでは全体の枠組みや準備、目的のお話をしましたが、ここからは具体的なメンバーを発表します。今回は16名を招集しています。

ゴレイロは2人で、ピレス・イゴールと関口優志、フィクソは4人で、滝田学、皆本晃、森洸、田村友貴、ピヴォは4人で、森岡薫、星翔太、芝野創太、森村孝志、アラは6人で、吉川智貴、仁部屋和弘、室田祐希、加藤未渚実、堀米翔太です。

ただし、ポジションごとに発表しましたが、これは固定ということではありません。例えば田村であれば、フィクソと言いましたが、ゲームによってはアラでプレーすることもあります。森村であれば、彼はピヴォですが、状況によってはアラでプレーすることもあります。

この16名の内訳を説明すると、70パーセントは中核です。多くの時間をキャンプや海外遠征で過ごしてきた選手と、残り30パーセントの、そこを争っていく選手で構成されています。今お話した30パーセントの選手とは5名の選手のことです。その中の森、田村は代表のユニフォームを着て試合に出場することが初めてとなります。芝野は、私が来てからの2年間では初めての試合となります。それ以前には2試合を経験しています。堀米はU-25のメンバーで臨んだインドアゲームズで一緒に国際親善試合を経験しています。森村は、ポルトガルとドイツと戦った欧州遠征の際に招集して国際経験を積んでいますが、彼らは70パーセントの選手に比べると経験値はまだ多くはないですから、30パーセントに入っているということです。

16名は、国内のみの選手から構成されていて、Fリーグの7クラブから招集しています。プラス3名、逸見勝利ラファエル、平田・ネト・アントニオ・マサノリ、清水和也がスペインとポルトガルでプレーしていて、彼らのことは私の頭の中にあります。今回の試合はFIFAデイズ(FIFAオフィシャルマッチデー)ですが、今回は4日間しかないので、彼らの所属クラブから日本に来て試合をしてまた戻るということは現状では厳しいため、招集しませんでした。その意味では、この先にある東アジア選手権に登録できる14名の座を懸けてポジション争いをしていく構図もあります。

16名の国内組は、前回の国内キャンプにも全選手が招集されていますし、次のアジア選手権に向けて、一つの道を順調に進んでいるという段階です。また、忘れてはいけないのは自分のリストの中にいるケガをしている選手です。ケガで招集できない選手、ケガからの回復段階で、順調に復調していますがここでの招集は(見送った)という選手のことも忘れてはいません。

質問をお受けする前に、メディアの皆さんの存在は、自分たちのことを知ってもらうためにも重要だと思っています。こういった大会があること、こんなにおもしろい試合があるということ、今、お話したようなことを、ぜひ多くの方に拡散していただいて、長岡と名古屋の試合に本当にたくさんのファンの皆さんに来てもらえるような協力体制を築けたらうれしいですし、間違いなくおもしろい試合をすることをお約束します。

実際のゲームを見てもらうことで、メディアや試合を観に来てもらうファン、代表チームが一つになって、最大の目標である2020年のW杯に向けての力を養いたいと思います。

※次ページから質疑応答

【次ページ】日本代表は常に自分たちが主役となるチーム

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