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2018.08.21

【日本代表候補合宿/8月20日】代表合宿初日は無事終了!「誰が選ばれても戦力が落ちないという状況を作り出したい」(ブルーノ・ガルシア代表監督)

PHOTO BY軍記ひろし

先週末にリーグ戦を終えたばかりの8月20日(月)、愛知県・武田テバオーシャンアリーナで日本代表候補のトレーニングキャンプ初日が行われた。

キャンプ初日は約20分程度のウォーミングアップから始まり、フィールドプレイヤー4人4セットに別れてシュート練習を行った。その後、ハーフコートゲーム、フルコートゲームを行いながら時折ゲームを止めて状況、戦術の確認を行い初日は2時間程度で練習を終えた。

練習終了後、約2カ月ぶりの代表合宿のメンバー選考ついて、2年後に控えたワールドカップをいかにして戦うのか、ブルーノ・ガルシア監督を尋ねた。

代表活動自体がもっとたくさんなければいけない

──今日の練習を振り返っていかがでしたか。
ブルーノ 今日は定位置攻撃、セットプレー、4対3の対峙のシチュエーションというのを中心にやりましたけど、すごく良かったと思います。集まった選手たちは昨日、試合を終えて来ている選手と48時間経っている選手がいて、前節からの経過時間が違います。なのでそれを考慮しながらのグルーピングもしましたし、その中ですごい良いプレーができたんじゃないかなと思います。頑張ってくれたと思います。

──この3日間、なにをテーマにして練習に取り組みますか。
ブルーノ 2月のAFC選手権では基本的なプレーシステム、プレーモデルというベースは出来ていたので、その上積みを精査してバリエーションをつけたりして取り組んでいます。

──具体的になにを上積みしているですのか。
ブルーノ 攻撃においては(ピヴォの選手を置く)[3-1]、(ピヴォの選手を置かない)[4-0]のシステムのバリエーションをそれぞれ加えています。
[4-0]のシステムの中での、動き出しでも初期配置が[4-0]でもいろいろな動き出しの形のバリエーションを増やして、[3-1]でもバリエーションを増やしてみたり。特殊局面と言われているセットプレー、パワープレー、4対3。そういうところでもいろいろと約束事をたくさん増やしているので、サインプレーだったらサインの数を増やしたりしています。

──メンバー選考はなにを重点にして選んでいますか。
ブルーノ 基本的に国内キャンプの時は19人を招集しているので、GK3人、FP16人という構成で、まずいわゆる常連組という中核を担う選手がいて、そこに基本的に招集回数の少ない、あるいは初めての若い選手を毎回毎回選んで(その中から)常連に入る人もいるし、入れ替わる人もいるという感じです。そういう事を繰り返すことによって先ほど言ったプレーモデル、そのチームのやり方、守備、いろいろな場面での約束事を理解してもらえる選手を増やしています。
目的としては今は目の前に(大きな)大会があるわけではないので、今やりたいことは代表チームのやり方を理解している選手の数をなるべく多くして、誰が選ばれても戦力が落ちないという状況を作り出せるようにするというのを考えています。

──伊藤圭汰選手が急遽呼ばれましたがそういった理由も踏まえてでしょうか。
ブルーノ まず室田選手の体調不良というのがありましたけど、伊藤圭汰選手はU-20世代の頃から気にかけていた選手でして、それ以外にもラージリストを作っています。ポジション別、あるいは年齢別、いろいろな側面で分類してコントロールしているリストの中に入っていて、最近はFリーグ選抜の中で中核的な活躍をして調子が良いということもあって、もともとのリストの中にいる存在の中で来てもらうことにしました。

──伊藤選手の以外のFリーグ選抜の選手たちも2年後のワールドカップに向けて取り組んでいます。彼らの印象はどのように感じていますか。
ブルーノ Fリーグ選抜の選手たちにはもともと所属チームでそこまで出場経験に恵まれていなかったという背景があります。中にはトップチームで出場したことがなかった選手が選抜に入っているので、もちろん「F選抜」という環境を得て、実績と経験を得て成長しているのは間違いないですし、良くなってはいますけど、そういう背景の中で急に力をつけてワールドカップに簡単に行けるというものではないです。
やはり引き続き、レベルの向上をしてほしいです。それは伊藤圭汰選手に限らずどの選手もレベルを上げてチャンスを掴みに来たときに「ここで頑張って良いパフォーマンスを見せて、それを証明しました」というだけでは不十分で、ここで見せたものをクラブに持ち帰ってそれ相応の活躍をし続けてまたここに来るというサイクルに入っていかないと、そう簡単に「ワールドカップだ!」という風にはならないですね。

──一度呼ばれただけでは不十分ということですね?
ブルーノ プロセスと言うのはすごく大事にして検討しながら一回来て、戻って、もう一度様子を見て、また来てもらうというやり取りをする中でリストアップは作られているので、そう簡単な話ではないですね。

──最後に、イランや世界の強豪と戦うために日本になにが足りないとお考えですか。
ブルーノ 本来、すごくたくさんの言葉を紡いで説明しなければいけないですけど、まず一つは代表活動自体がもっとたくさんなければいけない。あと、国際試合というのももっとたくさん行われなければいけない。もう一つは代表ではない所属クラブの環境でも切迫感のあるタフな緊張感のある競争の激しいゲームがたくさん行われることが大事です。プレーオフ出場権の懸かった試合とかそういった状況がたくさん必要で、もう一つ加えて言うならばイランやそのほかの強豪国がそうであるように、フットサルをすることが仕事で、それに専念できる状況を得ている選手たちがもっともっと増えていく状況が必要です。

──環境が一番の問題という事でしょうか。
ブルーノ 選手が基本ベースで、選手ありきなので選手がどういう環境を持てるかというところにすべては懸かっています。なのでそこの鍵はプロ化だと思います。

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