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作成日時:2018.10.08
更新日時:2018.10.08

【F1第16節/立川・府中×浜松】5連勝で2位浮上! 試合前に上位陣の敗戦を知り「名古屋や町田の二の舞にならないように話していた」(立川・府中 谷本俊介監督)

PHOTO BY軍記ひろし

10月8日(月・祝)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 第16節が行われ、立川・府中アスレティックFCはホームのアリーナ立川立飛で、アグレミーナ浜松と対戦し3-0で勝利した。

前節に引き続きホームでの試合を迎えた立川・府中は立ち上がりこそ決定的なチャンスが作れない苦しい展開となった。しかし13分にFKのチャンスを獲得すると、渡邉知晃が放ったシュートのこぼれ球を完山徹一が押し込んで先制。前半はそのままリードして終えた。

迎えた22分、立川・府中はまたもFKのチャンスで、渡邉が今度はシュートではなく左にボールを叩くと、フリーとなっていた皆本晃が蹴り込んで2点目。さらに25分には相手に退場者が出たことで数的優位となると、この流れから皆本がこの日2点目を奪取。終盤は浜松のパワープレーを凌いでホームで快勝した。この結果、立川・府中は1試合消化が少ないペスカドーラ町田の結果にかかわらず単独2位となっている。

クリーンシートは今季2度目

谷本俊介監督(立川・府中アスレティックFC)

今節は我々が最終ゲームだったので、上位の名古屋や町田が勝ち点3を取れていない中、自分たちも同じ二の舞にならないようにと試合前に話しました。やはり予想通り苦しい試合内容だったのかなと。結果こそ3-0と点差がつきましたが、相手が展開の中で決めていれば負けていてもおかしくない試合でした。

その部分はまだまだ成長が必要だと思っています。シーズン終盤に向けてその意識は持ちながら戦っていかなければなりません。ただ、今シーズン初めてクリーンシート(7月14日開催の第5節フウガドールすみだ戦で完封勝利しているため、実際は2度目)で、その部分はGKを含めて粘り強く守れたところ。ある意味それは、伝統でありウリだと思っています。それを体現してくれた選手たちを褒めてあげたいと思います。

若い選手では、特に丸山(将輝)が躍動してくれたと思います。彼が大事な場面で取ったファウルが2点目に繋がりました。キャプテンの皆本は当然、存在感やクオリティはチームに欠かせない選手です。結果の部分で、彼も点が欲しかった中で2点取れたことはチームにとっても良いことだと思います。

そういった良い部分と悪い部分を共有しながら、次の試合に向けて。短い時間の中での2連戦で、厳しい環境下での試合ですが、粘り強く40分間、80分間を通してゲームを決めていけるようにしたいと思っています。

──ジョー選手が加入してだいぶ時間が経ったが、彼の活かし方についてはどう考えているか。
彼は得点力ある選手なので、シンプルにボールを預ける。前半はそれがあまりできなかったので、後半は修正するアドバイスなりをして、後半は良くなったと思います。

彼もあとわずかな部分で、チャンスを作るまではいけています。前半もポストに当てた場面がありましたし、ゴールまで後わずかでした。そこまで持っていける力があるので、決めるか決めないかはコンディションの部分もあると思います。

ようやくプレーシーズンを終えた段階です。今の時点でどうこうと焦らずにと彼自身には伝えています。日本のフットサルへの慣れが必要です。味方との慣れはできていますが、相手あっての勝負です。相手の出方で自分たちの引き出しをどうするかは、言葉の部分も含めてまだです。

時を過ごせば良くなると思っていますし、僕らもまだ模索している段階です。全てを見切れていなくて、中断期間中にすみだとトレーニングした中で代表選手がいなかったのでパワープレーのオフェンスに起用したら機能しました。今はそういう役割も、練習の中で与えています。

今日の退場時も、あの4人に入っているべき選手だったかもしれません。ただ、そこまで練習できているわけではないです。攻撃のシチュエーションを持っている選手で、どういう役割を与えるかは模索していきたいと思っています。

──今日の試合では酒井遼太郎選手の出場時間が短かったが。
決して彼が悪かったわけでなく、戦術的な役割です。1stセットに酒井をいれている場合は4-0のシステム。渡邉(知晃)は前で深さとるピヴォではなく裏をとることを狙う選手です。その裏をとるところが今日はあまり機能していなくて、渡邉と丸山を併用してダブルピヴォで深さをとる。それが相手がやり辛いところで、(相手の)フィクソのところで勝ちやすいと思っていました。

ただ酒井は攻撃面だけでなく守備の面でも貢献してくれます。そういう意味でパワープレーの守備では起用しました。うちにはいろいろな若い選手がいて、経験やできることは限られていますが、できることについては特徴があります。

その部分で選手の調子や相手の噛み合わせがあって、上村(充哉)、丸山、酒井。その辺りの3選手はどっちのセットに入ることもあるし、相手の出方次第でうちのスパイスとして考えています。

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