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2018.11.27

【激レアさんが教える2020W杯リトアニアの歩き方②】激レアさん詐欺に遭う!? 勝利給は2万円!? リトアニアのフットボール事情

PHOTO BY丸山龍也

2020年に行われるフットサル・ワールドカップ。日本は自国開催を目指したが、10月26日に国際サッカー連盟(FIFA)はリトアニアでの開催を発表した。

リトアニアは我々、日本人にとっては馴染みが薄く、2年後に行われる4年に1度の祭典に向けて、不安な気持ちを募らせている方も多いのではないだろうか。そこでSAL編集部では、日本人で1番リトアニアのことを知っているであろうある人物を調べ、その方との接触に成功した。

Jリーグを経由せずにスリランカの地でプロサッカー選手となり、2015年にリトアニアの2部リーグでプレー。最近ではテレビ朝日の「激レアさんを連れてきた」にも登場した、丸山龍也さん。日本で1番リトアニアを知る丸山さんからリトアニアについて話を聞いた。

移籍先を見つける中で詐欺に遭う!?

──そもそも丸山さんはなぜリトアニアに行かれたのですか?

話題になっているのは、僕が詐欺にあったところだと思います。セルビアで知り合ったボスニア人の代理人にスロバキアで良い話があると聞かされ、スロバキアに行く途中のオーストリアで盗られました。めんどくさいのでセルビアで盗られたと言っています。

お金を盗られてなくなってしまったので、フェイスブックでカンパを募りました。それを見ていた知り合いのおじさんが、「フェイスブックでやるのもいいけど、ブログなどでもやって見たら? 困っているんだし、開き直ってやる方が良い」とアドバイスをくれたんですね。それでブログで書いてみたらすごい反響で、僕のブログに1日で6万人も訪れてくれました。それでいろいろな方にカンパしてもらうことになりました。

──どのような流れで詐欺に遭われたんですか?

ヨーロッパの移籍シーズンは西から閉まっていきます。スペインやイタリアが1月30日に移籍終了となり、そこから寒い国へとスライドして行きます。

僕は当時フランスにいたんですが、日時を過ぎていたのでセルビアに移動しました。セルビアの最終日は2月20日くらい。そこに合わせようとしていましたが、ここもダメで。そしたらスロバキアがまだ間に合うとなって、そこに行くときにお金がなくなっちゃいました。総額で80万円くらいですね。

ビザの申請で預金照明を出さなければいけない時があるんですけど、あれを日本から取り寄せる時間がないと。なので、セルビアの銀行に持って行ってお金があることを証明しようと言ってきたんですけど、その中で全て取られました。周りのサッカー選手も同じような被害に結構あっています。警戒はもちろんしていたんですけどね。

お金を盗られた後にセルビアの警察に行ったんですが、名前を言ったらすぐに顔が出てきて。要するにセルビアで有名な詐欺師だったようです。警察も「こいつはまだベオグラードでやっているのか」なんて言っているくらいです。

なのでやり方がうまくて、一緒に大使館に行って、大使館でのやりとりの中で「マル、ここにサインしろ」と言われてサインしたり、証明写真が必要だからと写真を撮ってくれるお店に連れて行ってくれて撮らせてくれたり。その写真を、大使館でもらってきた書類に貼り付けてすぐに出してくれるなど、ずっと横でやってきてくれていたんです。ここまで来ると嘘(詐欺)じゃないなと思っていたんですが、その辺りで盗られてしまいました。

──移籍期限も迫っている中での被害だったんですね…。そこからどのような流れで契約を結んだのですか?

それで、スロバキアの移籍市場も終わってしまったので、いよいよどうしようと。そうなると今度はヨーロッパでも上の方ですね。僕の友人で、先にリトアニアでプレーしたことがあった人がいるんです。その人に聞いたら、リトアニアではなくて隣にラトビアがあって、そこならいけると。ラトビアは意外と日本人が10人ほどプレーしています。僕が知っている人も何人かプレーしていました。なので、ラトビアなら可能性がありそうだなと思い、最初はラトビアに行きました。

ラトビアの2部のチームを受けられて、チームとしてはいてくれて良いのだが、日本人のビザをとることをやったことがないと。さらに僕もフランスからずっと渡り歩いていてシェンゲン協定というのがあるのですが、その協定がある国の中で90日しか滞在できないんですね。

僕はフランスに長いこといたので、そこで日数をかなり使っていました。ただ、セルビアはシェンゲン協定の外なので一度カウントから外れているんですね。ただ、ラトビアはシェンゲン協定の中なのでまたカウントが始まっています。ビザを取れないとヨーロッパに居られないから難しいなとなっていたら、そこの監督が今度はリトアニアを紹介してくれることになりました。

このバスにとにかく乗れと、そして8時間くらいしたら降りろと言われて(笑)。降りたら迎えに来ているからと言われたので、言われた通りに乗って、言われた通りに降りたら迎えがいましたね。そのリトアニアのチームでテストを受けられて、そこは2部のチームだったんですが最初はいらないって言われていたんです。

僕としてはカンパもしてもらっていましたし、このクラブがダメなら次はないなという思いでした。なのでもう後1週間は残らせてくれと。最初はチームがホテル代とかも出してくれていたのですが、自分で金を出すから、後1週間は見て欲しいと。1週間経てば試合があると聞いていたので、そこまで粘りたいと伝えると、いるのは構わないということだったので残りました。

そしてその試合が、ラトビアでテストを受けていたチームとの試合だったんです。この前まで一緒だった奴らに会って、別れ際はしんみりしていたのに、もう会えるのかと思いましたけどね(笑)。その試合は1-4で負けてしまったんですが、僕が1点を獲りました。そしたらガラッと(評価が)変わって、チームとしても開幕1週間前で点も獲れていない中だったので、1点とったことで大きく変わりました。

監督とディレクターに呼ばれてこれにサインしろと紙を渡されて、それがリトアニア語で書いてあるんですね。最初はGoogle翻訳とかでやってみたのですが、どうしようもなくなって(笑)もういいやって思いましたし、みんな応援してくれているのでサインして契約しました。そこから1年間いましたね。

【次ページ】リトアニア2部のレベルって?

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