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作成日時:2019.02.11
更新日時:2019.02.11

【F1第33節/湘南×仙台】選手の決定率の低さに奥村節が炸裂!「僕だったら3点ぐらいは取っていた(笑)」(湘南 奥村敬人監督)

PHOTO BY軍記ひろし

2月11日(月・祝)、DUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第33節、湘南ベルマーレ対ヴォスクオーレ仙台の一戦が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、1-0で勝利した。

共に中一日空いての試合となったこのゲーム、開始20秒で内村俊太がゴールを決めて幸先の良いスタートを切る。開始早々にゴールが生まれたが前半はこの1点のみとなり試合を折り返す。

後半、さらに突き放したい湘南はチャンスメイクを何度もし、後半はシュートを12本放ったがゴールが決まらない。そのまま時間は過ぎ、残り2分を切ったところで仙台はパワープレーを開始。危ないシーンもあったが最後まで内村のゴールを守り切った湘南が勝利し、今季を17勝5分11敗で終えた。

「集大成」として試合に臨んだ

奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)

──試合を振り返って。

お疲れ様でした。疲れましたね、正直。ウチはプレーオフを逃している状況なのにあれだけたくさんの方々が応援に来てくださって、本当に連れていってあげたかったなと思いが強くなったセントラルでした。試合の方は、今季を象徴するようなチャンスを作りながらも得点が取れない展開でした。その中でもディフェンスが身体を張ってくれて失点が0だったのはすごく大き勝ったと思います。第3クールに関しては失点数が少なくて、立川・府中とか名古屋の次ぐらいに少なかったと思うのでそこは守備という部分で成果が出た第3クールでした。

ですが逆に点が取れずにプレーオフを争う大事な試合を落としてしまったのでもっともっと練習から点を取れるようなメニューをもっともっと自分がいろいろ考えないといけないなと。試合なので難しいですけどそういうところをもっと落とし込まないといけなかったと自分の力のなさを感じています。

シーズンの初めに自信を持って臨みましたが浦安に負けて、その後浜松に勝ちましたが町田と名古屋に勝てずに「なんかおかしいな」というまま、連敗はしませんでしたがずるずるいってしまったシーズンだったと思います。

昨季に関しては自分たちは下位のチームで、チャレンジャーなので自分たちの上のチームにどんどん喰ってやる想いいでやってきて、連勝に繋がったことがありました。今季はそれが逆に、自分たちが3位から始まって、下のチームが自分たちを「喰ってやろう」という今まで味わったことのない状況でなにか歯車が合わずに、上手くいかないなと選手たちが迷いながらプレーしていた印象でした。

そういった部分でもっともっと締めなければいけなかったというか、もっともっと自分たちが選手を厳しく叱咤してまだまだ自分たちはチャレンジャーなんだということを植え付けてやらなければいけかった。少なからず少しの油断はあったかなと思います。

とはいえ、今のところ暫定で4位になって、町田さん次第で4位か5位か決まりますがそういう中でもこの順位にいるのは選手たちの頑張りで本当に素晴らしいです。予想では8位とか、もっと下だったと思いますけど(笑)、そこに関しては「なにクソ」と思いながらすやったと思うのでそういった部分では選手たちは素晴らしかったと思います。こういう苦しい試合をものにして全日本選手権に繋げられたのはすごく大きいと思うので準備して優勝するためにみんなで戦いたいと思います。

──セットを頻繁に変えていたためか、ゴールが決まらなくなった。セットを頻繁に変えたその狙いは。

正直、チャンスはかなりあったと思うので僕なら決めていました(笑)。でもそのへんは中でやっている選手の感覚が……早かった?

刈込 どうですかね(笑)。

今日はとにかく最後で、プレーオフもないですしみんなで「集大成」ということで前からどんどんいって「相手に何もやらせるな」と「どんどん変えていくから」という話をして、「自分のいいところ出して楽しんで必ず勝つ」という話をして送り込みました。

選手たちもそこを理解しながらやっていたと思いますたが最初のセットが帰ってきた時にもう息が上がっていたので「もう使うのやめようかな」と思ったぐらいで(笑)。そのへんは府川トレーナーと見ながら、名古屋戦のようなプレスをかけられるかというのを意識して、トレーナーの判断で「このぐらいでいいんじゃないか」というところでやっていました。

選手たちは物足りなさもあると思いますが、パフォーマンスを落とさずに。それでも後半はいけなかったのでそう考えたら変えなければいけなかった部分もあったかもしれないです。チャンスは10本ぐらいあったんじゃないですかね。僕だったら3点ぐらいは取っていたかなと。冗談ですけど(笑)。でもそこを上位のチームなら確実に決めていると思います。そこで3-0、4-0にしてパワープレーで締める展開にはなっていたと思いますけど、そこまでいけていなかったのでまだまだかなと。

──今季は改めて「強い湘南」を示して来季に向けての手応えを感じたのでは。

去年、「プレーオフへ必ず行く」ということを言っていて、実際に行けました。今シーズンはさらに上の景色を見たいという思いだったので実際届かなかったのでまだまだと思いますが、そこそこ強い湘南を見せれたと思います(笑)。

一度3連敗しましたが、苦しみながら我慢して我慢してきたので、選手たちが成長してくれた部分が大きかったと思います。大徳が都有で帰ってきましたが補強もなしで、メンバーもほとんど変わらず積み上げができてきたと思います。万年下位だったことを考えるとチームとしてもクラブとしてもすごく成長している段階なのかなと思います。

刈込真人(湘南ベルマーレ)

──試合を振り返って。

昨日、「ベルマーレワンダーランド」というベルマーレファミリーとのイベントでたくさんのファン・サポーターとふれあって、応援の声をいただいて、今日は本当にたくさんの応援が自分たちを鼓舞してくれました。試合と試合の間のイベントでしたが、「ベルマーレって本当にすごいクラブだな」と。「サッカーもあってラグビーもあってトライアスロンもあって、いろんな人たちが応援してくれているクラブなんだな」と。そのクラブでプレーできていることが改めて幸せなことなんだなということを感じました。

試合は1-0という固い内容でしたが、勝ててみんなで(勝利のダンスを)踊れたのが自分の中で今日一番良かったなと思っています。プレーオフという目標にはいけなかったですけど、もう一つ、次に日本一を獲れる大会があるので休まず気を引き締めてやっていきたいです。

監督は「自分のせい」と言っていましたがやっているのは選手なので僕を筆頭にもっともっと締めていかないといけない感じていますので、全日本ではクラブで1つになってやっていきたいです。

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