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2019.03.10

【全日本選手権決勝/名古屋×立川・府中】2年連続3冠達成でコスタ監督有終の美!「悔いを残さず母国へ帰れる」(名古屋 ペドロ・コスタ監督)

PHOTO BY軍記ひろし

3月10日、JFA 第24回全日本フットサル選手権大会決勝が駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で行われ、名古屋オーシャンズは立川・府中アスレティックFCを6-0で下して2年連続6回目となる日本一の栄冠をつかむと同時に、2年連続シーズン3冠達成の快挙を成し遂げた。

名古屋は最初のチャンスで平田・ネト・アントニオ・マサノリがクロスバーに当てるなど立ち上がりから優位に進めると8分、ゴール前でキープした平田からパスを受けたペピータが決めて先制に成功する。その後も、相手を圧倒していくと、前半残り23秒、ヴァルチーニョが右サイドから中央へ“重戦車ドリブルで”2人を抜き去ると、ラストパスを受けたルイジーニョが確実に流し込んで2-0とリードを広げた。

後半、25分に左サイドを突破した吉川智貴の角度のない位置からのシュートが相手DFに当たってオウンゴール。さらに28分、一瞬の隙を突いたルイジーニョが中央から右隅に決めて4-0と試合を決定づけた。直後から相手がパワープレーを仕掛けてくるものの、守備に強いメンバーを入れて対抗。残り41秒でヴァルチーニョが決めると、その10秒後にもヴァルチーニョがゴールを奪って勝負あり。決勝の舞台で大量6得点無失点で勝利を収めた名古屋は、シーズンを通して示し続けた盤石の強さを発揮してみせた。

なお、試合後に表彰式が行われ、大会MVPには西谷良介が初めて選出された。

今シーズン限りでペドロ・コスタ監督の退任と酒井ラファエル良男が現役引退を表明

ペドロ・コスタ監督(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。

まず、試合とは遠ざかりますが、この瞬間がとても幸せです。長い間違う文化、違う国、違う選手違う監督でいろいろなことを学ばさせてもらいました。(名古屋の選手とはかつては)チームメイトであり、友達であり今度は監督という関係になることもありました。この場をお借りして、私の名古屋オーシャンズでのキャリアは今シーズン限りになる。皆さんには「感謝している」と伝えたいです。

なにも悔いはないです。幸せな気持ちで最後を締め括ることができます。もう感謝しかないです。サポートしていただいた皆さんに、私だけではなく私の家族を全力でサポートしていただいた皆さんに感謝だけです。日本にいた期間というのは私のハートにいつまでも残っています。どこにいても応援している国です。

リーグは(33試合無敗という)夢のような形で終えることができましたがプレーオフではかなり苦戦してタイトルを手に入れることができました。そして今日の全日本選手権の決勝戦は立川・府中をリスペクトしながらも今までの過程があって今日のような試合を選手たちはできたと思います。素晴らしい40分間でした。最初の1秒から最後の1秒まで、集中を切らさずさらにアグレッシブに行く姿勢を観ることができた。それはこの決勝だけではない想いがチームにはあったのかなと。

この勝者のメンタリティを持った選手達、スタッフ達の中で自分を含めて選手から監督になって(監督としての経験がない)にもかかわらず投資していただいたことでクラブにも感謝しています。そして、彼らとできたことを本当に感謝しています。フットサル人生の中だけではなく自分の人生に残ることですし、いろいろと学ばさせていただいたことにも感謝しています。私が名古屋にいられた時間は自分の財産にもななりますし、いつまでも心の中に持っておきたいです。ここにいる関係者の皆さん、フットサルを愛するすべての皆さんに感謝したいです。今後ともフットサルを盛り上げてください。

──お2人が来ているユニフォームにメッセージが書かれていると思うが何が書いてあるのか。

書かれているメッセージは酒井選手と監督では全然違うでしょうね(笑)。監督はいつもは決断をしないといけないです。いつも一番いい決断をしているとは思いませんので「なんで(試合に)出してくれなかったんだ!」とか間接的なことが書かれているかもしれないです(笑)。それは冗談ですけど、後でゆっくり読みたいと思います。本当に、この日本で私が関わった人すべてがここまで成長させてくれた要因だと思います。先ほど話したように、何も悔いはないですし、幸せに母国へ帰ることができます。

──就任1年目はリーグ優勝を逃したこともあったが今日の全日本選手権で監督して7つのタイトルを取った。3シーズンを振り返って自身の評価はいかがでしょうか。

まず、自分自身を評価するのは難しいですが今までを振り返って、全体的にどうだったかは話せます。就任1年目は非常に苦しい1年でした。新しい選手もいる中、全員がタイトルを取りたい気持ちの中、取れないシーズンでした。ですがそれは今に繋がったと思っています。

世代交代はどのチームにもあります。(世代交代は)クラブがしっかりと考えて決めたことだったので、結果はすぐ目の前に出てこなかったが今になって出てきた。就任1年目のシーズンで忘れていけないのは、その年は国内のタイトルを取ることができませんでした。ですがAFCフットサル選手権という一番難しいタイトルをその年に取れたことは、胸を張って「成功」と言えます。

このクラブチームのトップに立てっている方はこのクラブを愛してさらに先を考えています。正直あの年は痛かったが勇気ある決断でした。やはり1位を継続するためには勇気ある決断を取ることが大事だった。このクラブはそういうスタンスできているので素晴らしいことです。

(1年目に国内でタイトルを取れなかったことが)今に繋がっていますけど、新しい監督や新しい選手に繋げていけるような環境が作れたのではと思います。皆さんと素晴らしい関係でやらさせていただいてもう一度感謝を伝えたいです。本当に満足していて、悔いがなく帰ることができます。またどこかで皆さんとお会いしたいです。ありがとうございました。

酒井ラファエル良男(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。

私も試合を振り返る前に皆さんに一言伝えなければいけないことがあります。プロのフットサル選手として今日の試合が最後となりました。このクラブでプレーできたことを本当に誇りに思う。優勝してここで皆さんに私の引退を伝えることができてうれしく思います。この場を借りて感謝を伝えたいです。

私の場合は、自分の住む場所は日本しかないと思っているので私はまた日本に戻ってきます。まだ具体的には決まっていなくて違う形になるかもしれないですけど、私が愛するフットサルをもっともっと日本のいろんな人に知ってもらうために自分も日本で貢献していきたいと思っています。なので私の場合は「今後とも宜しくお願いします」と伝えたいです。先ほども話しましたが選手としては終わりますけど、フットサルの活動は続けていきたいです。今日はありがとうございました。

(ペドロ・コスタ監督) マイクを渡されてしまいました……(苦笑)。酒井とは(選手時代から)長い間戦ってきました。私は隣にいる酒井選手とは8年間プレーしてきました。酒井選手はさらに2年長くいるので名古屋で10年間プレーしています。酒井選手が言ったように完璧な形で終えることができた。

──試合終了後、キャプテンマークを渡されましたがそのときの気持ちは。

実は決勝の前に、私たちが決勝まで進出したら私がキャプテンを務めるとチームで決めていました。ですが流れを大事にしたいと思い、決勝戦の前に「今までの流れは変えない方がいいのでは」と逆に急遽星(龍太)選手がキャプテンでプレーしました。唯一、お願いをしたのはこの記者会見で私の引退と長年プレーさせていただいた感謝の気持ちを伝えさせてほしいと伝えて、チームから了解をいただきました。決勝戦は良い形で、展開もよく望んでいた通りの結果で終わりホッとしています。

──お2人が着ているユニフォームにメッセージが書かれていると思うが何が書いてあるのか。

このユニフォームはサプライズでした。少し見ましたが全員からのメッセージが入っています。

 

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