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作成日時:2019.05.26
更新日時:2019.05.26

【F1第1節/名古屋×湘南】名古屋に善戦するが惜敗。試合後、奥村監督は目を赤くさせながら「自分自身にすごく怒り感じる」(湘南 奥村敬人監督)

PHOTO BY軍記ひろし

5月25日(土)にFリーグ2019/2020 ディビジョン1が東京都・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で開幕。Fリーグは2007年の創設から13年目のシーズンに突入した。湘南ベルマーレは一週間前にオーシャンカップの決勝で戦った名古屋オーシャンズに1-2で敗れている。

ロドリゴと鍛代元気をケガで欠く湘南だったが、粘り強い守備とカウンターを中心にゴールへと迫る。しかし前半は両者互いに攻め込みながらもゴールは生まれずスコアレスで試合を折り返す。

先制して優位に立ちたい湘南だったが自陣で横パスを奪われ、わずかな隙から失点を献上してしまう。先制点を喫してしまった湘南は33分にも許してしまい2点を負わなければいけない展開に。しかし36分に刈込真人のパスからマルロンがゴールを決めてスコアは1-2に。その後も果敢にシュートを放ったがゴールは生まれず試合終了。湘南は一週間で名古屋に連敗をっきする形でシーズンが始まった。

名古屋を越えるためにも……。

奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)

──試合を振り返って。

お疲れ様です。今日もたくさんのファン・サポーターに来ていただき、素晴らしい雰囲気の中で試合をすることができて本当に幸せでした。先週、5日で4試合こなしてケガが多数出て厳しい状況での開幕でした。相手はオーシャンカップの決勝で大敗した名古屋が相手でしたが、この一週間、名古屋に勝つために選手たちは僕が立てた戦略を追求しながら練習してくれて、今日の試合でも僕の期待通りのプレーを随所にしてくれました。最後まで抜く選手もいなく、試合に出れない選手んもいましたけど全員が声を出して戦い、地元の方々やサポーターの方々、湘南に関わる方々のの心を打つような試合はできたのかなと。

ですが結果は負けてしまい、勝たすことができなかったのは監督の力不足だと思いますし、もっともっと監督が精進して選手たちを引っ張ってもっともっと高いレベルに引き上げないといけない。選手達もいい試合をしただけで満足せず、名古屋を超えて初めて違う世界を観れると思います。そういう悔しい思いをしながら残り32試合、一丸となって戦いたいと思います。なかなか気持ちの整理ができていないというか、悔しさでいっぱいで来てくださった方、選手たちに申し訳ない気持ちでいっぱいで自分自身にすごく怒りを感じています。ですが自分がまだまだ成長できると実感しています。

今日は植松にキャプテンマークを巻いてもらいましたが「これで日本代表に呼ばれないのか」というパフォーマンスでしたし、僕の期待通りの仕事をしてくれた。もっともっと湘南から代表に関わる選手が出て、フットサル界を湘南が引っ張るようなチーム、地域にしていきたいとさらに強く思いました。

──オーシャンカップの決勝でも自陣のミスから奪われて失点することがあった。そういうミスを生まないためには何が必要なのか。

そのミスをなくすための練習をしてきて、相手の間に顔を出して前に残るディフェンス2枚を回避する練習をずっとしてきました。試合前にも「僕たちは0-7で負けてた。でも自分たちにも8本の決定機があった。ただ、相手は一個のミスも許してくれなかった。そこの緊張感の中でどれだけ練習で取り組めるか」というところで80〜85%ぐらいは前回よりも回避できた。

やはり一つのミスで、均衡している中で一つのミスで、高溝が前を向いていれば失点しなかったところを横しか見れなかった。間も見れなかったそのミスですよね。でも、人間なので100%ロボットのように(完璧に)できるわけではないですし、必ずミスはあります。彼が今後このミスを糧に、どれだけ成長して日本を代表するような選手になれるかに僕は興味があります。

その一本のミスを責めるわけではなく、名古屋を相手に怖くて逃げるというのは誰でもできると思いますけどそこのディフェンスを回避して、逃げずにチャレンジして回避して、初めて名古屋を越えることができる。名古屋に勝つというのはもしかしたら10回に1回勝てるかもしれないですけど名古屋を越えるというのは本当に大変な作業だと思います。そこを追求しないと選手たちの成長はもちろんんない。。目の前の結果を求めないといけないですが何も内容がなければウチから誰も日本代表に呼ばれない。すごいプレッシャーで怖い中でいかに勝負しながらできるかというのを追求しています。なので今日、一本のミスでやられて展開が苦しくなったことは間違いなです。ただ、そのミスによってチーム自体が成長できる材料になったんじゃないかなと思っています。

──前半はゲームプラン通りだったと思うが後半で何が違ったのでしょうか。

単純にフィジカルベースの差が後半、明らかに出た。メインでは7人で回しましてその中で我慢して我慢してポジショニングも一つもミスしないで集中して守っていて前半にもちろんチャンスはありました。ですがそこでかなり足にきた部分があったのかなと。ディフェンス面でのエラーは1試合を通してすごく少なかったと思いますけど、結局ディフェンスで足を取られマイボールになった時に力が一歩力が出ない。パスのスピードが出ないとか、もう一個ドリブルで運べないとか、そこの細かい差が出てしまった。そこは先週のオーシャンカップでの代償が間違いなくがあると思います。ただ、オーシャンカップはもちろん優勝しにいったのでそこに関しては全く後悔はない。

いるメンバーでもっともっと精度を上げられるように練習から意識するしかないのかなと。名古屋とやることで普段見れない選手の顔だったりとか、プレーとか、怖いと思っている顔だとかそういうのが見れるのでそこを忘れずに練習から取り組めるかというのが日々の成長に繋がるのかなと。選手たちも2週連続で名古屋とやって改めて思ったんじゃないかなと思います。そこを忘れてしまっては僕らの成長はないと思うのでみんなで声を掛け合いながら名古屋を越えることを話しながら、日々取り組んでいきたいと思います。

──先週の決勝戦で大敗した時よりも今日の方が悔しそうに見えます。

先週は前半で勝負が決まってしまった部分もあり、選手たちが本当に疲弊していて思うような動きができなかった。決勝でずっと接戦できれば良かったのですがリードされてしまって若い選手たちも出して経験させたいというのでああいう結果になってしまった。決勝で負けたことが本当に悔しかった。ただ決勝まで行かないと負けた悔しさは分からないですし、決勝で名古屋と戦えたからこそああいう悔しさを味わえた。

「湘南はケガ人がいる。名古屋万全だから」と今週は99%の人が絶対勝てないだろうと思っている中で絶対に勝ちたかった。もちろん毎試合そういう気持ちですけど、この開幕戦で湘南が「今年は違う。名古屋より強い」というところを見せたかった。選手たちは僕の期待以上の働きをしてくれましたが僕が勝たせてあげられなかった。

本当に細かいところでの選手の起用だったりとか、もっとなにかできたのではという想いがあって。そういう悔しさが見えたのかなと思います。結果は負けなので、残り32試合をどう戦うかが重要になってくると思います。選手たちも手応えはある部分もありますが結果は1点しか取れなかった。そこは練習から全員で話しながらやっていくしかないと思います。

植松晃都(湘南ベルマーレ)

──試合を振り返って。

素直な感想で言うとやはり悔しいと言う気持ちが一番大きい。実際、いい試合だったと捉えていただけることの方が多い試合展開でした。ですが結果で見たらオーシャンカップと今日で2敗してしまっているので、Fリーグで戦う以上、結果を求めてやっていかないといけない。「いい試合だった」で終わらず強い名古屋から勝点3を取らないと自分たちの成長にも繋がらないと思います。なので強い名古屋に勝たなければならないというのを今日の試合で特に感じました。このモチベーションで1年間ずっと戦っていかないといけないと思うので、悔しい気持ちをさらに自分たちの活力になるように日頃の練習から監督とコミュニケーションを取りながらやっていきたいです。

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