更新日時:2020.10.25
【両チーム記者会見/F1名古屋 vs 町田】インテンシティの高いハイレベルな戦いは王者・名古屋に軍配。開幕8連勝を飾る。
PHOTO BY高橋学
10月25日(日)、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の名古屋オーシャンズ vs ペスカドーラ町田が武田テバオーシャンアリーナで行われ、ホームの名古屋が4-2で勝利。試合後、オンラインで記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
浮き沈みが激しく内容はあまり良くなかった
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
全体の流れを見て、浮き沈みも激しかったですし、内容はあまり良くなかったなと思います。ですがその中でも結果がしっかりついてきたことに関しては100点満点です。ただいろいろな課題が残ったゲームでした。全体的な強度がゲームの中であまり出せなかったなと思います。ただそこでしっかりと耐えて失点も少なく、取るところでゴールを取ることができた。自分たちのゲームが作れない上位対決でも結果をしっかり出せたことは一番のポイントです。ここで勝ち点3を重ねられたことは非常によかったです。ただ、チームとしても個人のところで誰かがズバ抜けて調子が良かったゲームではなかったと思いますがみんなで耐えることができました。
──今日の試合から次のフウガドールすみだ戦まで1ヶ月空きますがこの期間をどのように充てていきますか。
計画的に取り組んでいきたいです。代表選手も多いのでトレーニングキャンプも入ってきますが、ブラッシュアップしていく時期にしたいです。試合がある週ですと、次の対戦相手のことを考えてそこに合わせた戦術、戦略を考えなければいけません。自分たちのチームに対して100%フォーカスできないでいました。そういう意味では、今まで出た課題等をゆっくり修正できるということ非常にいいことです。それに加えて、今自信もって取り組めていけることも評価していく。あと、試合がある週はフィジカルの部分がどうしても欠けてしまって、週末に向けの修正になりますが、ここでもう一度ベースを作っていきためにもプレシーズンのようにフィジカルベースを作っていけたらと思っています。
星龍太(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
非常に悪い立ち上がりで、相手が2連戦ということで疲れていたとは思いますが強度も高くてモチベーションも高く、リスペクトできるチームだなと思いましたが、そこに僕たちが合わしてしまったことが苦戦してしまった要因なのかなと。もうちょっと自分たちでリズムを作って、相手に合わせずにやれていればギリギリまで緊張した試合にならなかったのかなと思います。そこはモチベーションという意味で改善しなければいけないし、監督からもそういう話はありました。次の試合までには修正していきたいです。
──第1ピリオド8分のタイムアウト後に流れが変わって2得点が決まりました。監督からどんな声をかけられたのでしょうか。
気持ちの部分ですね。先ほども言ったように、相手に合わせてしまっていたのでモチベーションが相手と一致していなかった。相手は120%も出してきているのに、こちらは普通よりも出せていないので「これじゃいけない」ということを言われました。
──この試合でリモートマッチで最後になりますがこの経験を通じて感じたことと、11月から有観客試合になることについてはどう感じていますか?
ようやく、ちょっとずつですけどいつも通りのリーグが戻ってくるなという気持ちです。まだまだ完全ではないですけど、やっとファン・サポーターと触れ合える機会があって、そこでまたモチベーションとか試合の感覚が変わってくると思います。リモートマッチではそこがすごく難しかったです。やはり試合に入り込むために静かなところで自分たちで盛り上げていく感覚でした。ですがこれからは応援に来てくれる人と作りあげていくことができる。そこは楽しみでしかないので早くホームで試合をしたいなという気持ちでいっぱいです。
チームの成長を感じている
ルイス・ベルナット監督(ペスカドーラ町田)
──試合を振り返って。
負けたことに関しては残念ですが、チームがこういうふうに戦えることを証明できたことに関しては監督自身、喜びを持って帰りたいと思います。バサジィ大分、名古屋オーシャンズというFリーグを代表する強いチームに対してこうした試合を運べたことは、選手たちが大きな一歩を運び、自信持ってプレーできたことは一つの成長と感じています。また、こういうふうに勝負所で今回は点が取れず負けにつながったことはありますが、その中でもみんなが信じ合ってチームが高め合っている成長している姿を皆さんにお見せすることができて喜ばしく思います。
これからも一つひとつ積み重ねて次の試合に向けて力を出していくことを信じています。コロナ禍というこういった環境の中で、多くの人たちが生で試合を見ることができない中、今週末はサポーターの皆さんに勝利を届けられなかったことは悲しいです。あと少しというところまで来ましたが、これからも突き詰めて勝利に導いていきたいので、これからも応援お願いします。
金山友紀(ペスカドーラ町田)
──試合を振り返って。
昨日の試合もあって、昨日はホームで、移動してアウェイというのは長くFリーグをやってきた中で初めてのレギュレーションで難しい試合ではありました。結果として負けたことは悔しいですがそんな中でも臆することなく、次につながる試合になったと思います。また来週もすぐ試合があるのでしっかりこういった強度で次の試合ができるように頑張っていきます。
──昨日も試合をしていたにもかかわらず、チーム全体が強度の高い試合を行えていた理由は?
今シーズンは若い選手が中心となってやっていますし、昨日の試合に負けた悔しさを今日の名古屋にどれだけぶつけることができるかという思いで臨みました。今のチームは新しく生まれ変わったチームで、今ある力をすべてぶつけてどういった結果になるかというところの連続です。そこがポイントだったのかなと思います。
──第2ピリオド30分にセットプレーから生まれた金山選手自身のゴールシーンを振り返ってください。
触るだけのゴールで、いいボールを送り込んでくれたこと。そこに信じて走り込むことができたというのはよかったと思います。そういったゴールを勝利につなげられるようにしていきたいです。
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