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作成日時:2023.02.25
更新日時:2023.02.25

【PO決勝第3戦/試合後インタビュー】出場時間0分でも、ベンチから声を出し続けたチーム最年長・西谷良介「出られなくてもやれることがあると思って、全力尽くしました」

PHOTO BY高橋学、ABEMA

2月24日(金)、パロマ瑞穂アリーナにて、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 プレーオフ決勝の第3戦として名古屋オーシャンズvs立川アスレティックFCの一戦が行われ、3-0で名古屋が勝利した。この結果により、名古屋がプレーオフ決勝の戦いを3連勝で制し、6年連続15度目のリーグ制覇を達成している。

■この試合の無料ハイライトはこちら(ABEMAビデオ)

プレーオフ決勝の3試合を、ベンチで見守り続けた選手が2人いる。

今シーズンのキャプテンを務めた篠田龍馬と、今シーズン限りでの現役引退を表明している西谷良介だ。

選手である以上、ピッチに立ってプレーしたいという気持ちはもちろんある。しかし、篠田と西谷はベンチからチームを鼓舞し続け、出場時間の短い若手選手たちにも積極的に声をかけた。その結果、今までにないほどの一体感が生まれた名古屋は、プレーオフで一つも星を落とすことなく、クラブとして15度目の優勝を果たした。

試合を終えた西谷に、現役最後のリーグ優勝を決めた率直な思いを聞いた。

インタビュー・長谷川ゆう

ベンチが戦っている姿がピッチに少しでも伝わるように

──優勝おめでとうございます。

ありがとうございます。

──出場がなく悔しい思いもあるかもしれませんが、今の気持ちは?

最高でしたね。味方を信じて、自分ができることは少なかったかもしれませんが、出られなくてもやれることがあると思って、全力尽くしました。その結果、優勝を決めることができて最高に嬉しいです。

──以前にお話を聞いたときに、ピッチの中の選手と外で温度差を作ってはいけないと話されていました。名古屋のベンチは一体感がすごいなと感じましたが、ベンチで意識していたことは?

第1戦、第2戦に引き続き、そういう温度差を作らないこと。ベンチが戦っている姿がピッチに少しでも伝わるように。自分の力は微々たるものかもしれませんが、そういう姿勢を見せることで会場も1つになり、チームも1つになると信じているので、そういう姿勢を40分間通せたことは、自分だけでなく、若い選手たちも悔しい気持ちを抱えながらもチームのためにできることを全力でやっていたので、優勝できてよかったと思います。このアイデンティティが、引き継がれていくと信じています。

──引退も発表されて惜しむ声もある中での優勝となりましたが、最後にてでファンやサポーターにメッセージを。

プレーオフ優勝を飾れたことは自分たちの力だけなく、ファンやサポーターの力があったからこそこういう最高の結果を出せたと思います。今シーズンで引退しますけど、あと1つ、タイトルも残っていますし、自分のコンディションも合わせて最高の花道を自分で飾れるように最後まで自分らしく全力を尽くしてやりますので、後もう少し応援をよろしくお願いします。みなさんもおめでとうございました!

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