更新日時:2023.12.18
【日本代表】攻守の要・アルトゥールが目指す場所「僕はフィクソだけど、アラになるし、ピヴォになる。もっと“ウニベルサーレ”な選手になりたい」
PHOTO BY本田好伸
日本代表は12月17日、北海道・帯広市総合体育館でアルゼンチン代表との国際親善試合第2戦に臨み、第1戦に続いて1-1で引き分けた。
今シーズンから、中国リーグの強豪・深圳南嶺鉄狼に移籍したオリベイラ・アルトゥール。12月14日には中国でカップ戦の決勝戦を戦ったのち、試合当日の15時に日本に到着すると、19時からの国際親善試合の第1戦に出場する“強行突破”ぶりが話題となった。
第1戦ではセットプレー時のシューターというスポットでの出場になったものの、17日に行われた第2戦では先発メンバーに名を連ね、連戦の疲れを感じさせないパフォーマンスを発揮した。
試合を終え、アルトゥールに話を聞いた。
止められたあとのリアクションが大事
──東京での第1戦では当日合流だったためプレータイムが限られましたが、今日はスタメン出場、長い時間ピッチに立ちました。コンディションは回復しましたか?
はい、戻りました。もちろんベストなコンディションかと言われるとそうではありません。今日は準備していたものをチームとして出せたと思います。
──第1戦を踏まえて、どんなふうに戦おうと話していましたか?
スカウティングのビデオを見てから、細かいところを改善しました。攻撃も守備もセットプレーも話をしたので、今日の試合ではよくなったと思います。
──2試合を通じて、世界的な強豪のアルゼンチンに対して対等な試合を演じたのではないかと思います。
すごくよかったと思います。これから先、日本代表と戦うチームは、私たちにリスペクトをもつのではないでしょうか。ブラジル、スペイン、アルゼンチンのような強豪との試合では、これまでは守備の時間が長くなりました。自分たちがボールを持つ時間が長くすることは難しかった。でも、今回の試合は違います。日本代表は攻撃も守備もセットプレーもあると世界に見せられたのではないかと思います。
──アルゼンチンはGKニコラス・サルミエント選手を中心に守備が固かったですが、それを打ち破るためには何が必要になってくるでしょうか。
素晴らしいGKがいれば、1回でシュートは決まりません。同点になった場面のようにGKに止められたり、ポストに当たったりした時のリアクションが重要です。相手が強い時だけではなく、どんなレベルの相手であっても、常に狙い続けていなければいけません。
──今日はアルトゥール選手が低い位置からパスを出すのはもちろん、動きながらパス回しをしたり、高い位置まで上がってシュートを打ったり、運動量が多かった印象です。
フットサルは変化し続けています。もちろん、フットサルのポジションはフィクソ、アラ、ピヴォとありますが、試合中は他の役割をする必要もある。僕はフィクソだけど、アラになるし、ピヴォになる。他の選手もそう。もっと“ウニベルサーレ”な選手になっていきたいと思っています。
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