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作成日時:2024.01.08
更新日時:2024.01.08

【F1ファイナルシーズン|記者会見/横浜vsしながわ】主力の負傷で臨んだ連戦。横浜・鳥丸太作監督「追いつけたことにホッとしたが……」|下位リーグ第25節

PHOTO BY高橋学

1月8日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024 ディビジョン1ファイナルシーズン下位リーグ・第25節が行われ、Y.S.C.C.横浜としながわシティが対戦。1-1で引き分けた。

昨日7日の試合で堤優太が負傷しエースを欠いた横浜は、1stセットに小林拓夢を入れ、連戦の2戦目に挑んだ。

2分、フィクソを担う高橋響がこの試合のファースシュートを放つも枠を捉えることはできず。10分には左サイドを突破した祝航大からの折り返しを、ゴール前に詰めていた伊藤玄が触って決定機を迎えたものの、GK の黒本ギレルメに阻まれ、スコアレスのまま試合は進む。

すると第2ピリオドに入った33分、コーナキックからミドルを決められ失点。1点を追う横浜は残り4分を切ってパワープレーを選択しチャンスを伺うと、残り56秒で小林拓夢のファーサイドを狙うシュートがオウンゴールを誘って同点に追いつき、1-1で勝ち点を分け合った。

試合を終え、鳥丸太作監督とが伊藤玄が記者会見に出席した。



目指しているフットサルからは遠のいてしまった

●Y.S.C.C.横浜|鳥丸太作監督

──試合を振り返って。

勝ち切りたかったなという気持ちと、同時に1点ビハインドから追いつけたことにホッとした気持ちが両方ある試合でした。

僕らは常に動きのあるフットサルを目指してるんですが、2試合目というところもあって、フィジカル的なコンディションも含めて攻撃の労力を少なくしようと、今日に関してはゴールキーパー攻撃に頼ってしまった部分がありました。結果的に僕らのやりたいフットサルから遠のいてしまったことが、少し残念です。

──堤選手が負傷し普段の1stセットのメンバーを欠いた試合でしたが、プランとしてはどういった試合の立ち上がりを想定していましたか?

立ち上がりを含め先取点は狙っていましたが、しながわは個人能力が高く、定位置の攻撃と守備が多い試合は彼らの良さが出やすいのかなと。昨日のしながわの試合を見るとカウンターからの失点やボールロストからの失点があり、今日の試合は特に注意して慎重になると予想していたので、そこで先制したいと思っていました。ただ、お互いチャンスが作れず選手にも我慢の試合になるぞと伝えましたが、その後拮抗した試合で警戒していた部分の一つだった、白方選手のボレーという相手の得意な形から失点してしまった。スカウティングしてわかっていながらやられてしまうゲームの難しさを感じた試合でしたし、僕らが準備していた試合運びではなかったというのが正直なところです。

──堤選手を欠いて臨んだパワープレーへの指示と成果は?

堤選手が怪我をするシチュエーションは今回だけでないので、練習したことがあるメンバーを送り出しました。5ファウルが早い段階で溜まってしまい6つ目が出る可能性があること、あとは次の湘南ベルマーレ戦やその先の選手権を考え、堤選手がいない5人でパワープレーをする経験が必要だなと思い、あの時間に決断しました。ただ昨日怪我をして準備期間が0だったことで、かなりギクシャクしているなと外から見ていました。それは想定内だったのですが、タイムアウトの時に明確な指示を出せず、最終局面で選手をもう少しを迷わせずにプレーさせられたんじゃないかと、今日は自分自身の未熟さをすごく感じた試合でした。こういう経験を無駄にせず次につなげたいと思っています。パワープレーに関しては踏み切ったことに後悔していないし、綺麗な形ではなかったですが得点し、引き分けに終わったことは良かったと思います。

得点の最後の部分は、長い目で見てもチームの課題

●Y.S.C.C.横浜|伊藤玄

──試合を振り返って。

勝負事として捉えると、レギュラーシーズンの終盤からこういうロースコアのゲームを勝ち切れず落とすという課題が出ていたので、今日は最終的にパワープレーから1点を取ることができて、引き分けに持ち込めたところはポジティブに捉えています。

ただ監督からもあったとおり、僕らが目指す「楽しいフットサル」というところで、選手たち自身がこの試合を楽しめたかというと、疑問が残る試合になってしまったかなと。こういうロースコアの試合でも出てる選手たちがもっと主体的に、判断やプレー選択の部分で臨機応変にできたんじゃないかなという印象です。

──チャンスも多かったですが、決めきれないシーンが続きました。連戦の影響はありましたか?

そういうところの精度やプレスの一歩で足が出るという点は、明らかに昨日の方がコンディションも良く臨めたのかなと思います。得点の最後の部分は、このラウンドに限らず上位リーグに食い込めなかった要因として長い目で見ても課題としてあるものです。得点力はリーグでもあるチームだと思いますが、作りからフィニッシュを決め切るというのは、まだまだ求めていくべきことかなと感じています。



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