更新日時:2024.05.10
Fリーグアンバサダー・松井大輔氏が描く競技の垣根を超えた相乗効果「サッカーとフットサルは、両方の感覚と戦術が合わさってより良いものになる」
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5月8日、日本サッカー協会オフィスにてFリーグ2024-2025のキックオフカンファレンスが行われた。
新シーズンの開幕に先立ち、Fリーグアンバサダーを務める松井大輔氏が登壇し、選手への激励とフットサルへの可能性について語った。
サッカーが好きな人ほど、フットサルを見て学ぶべき
「Fリーグ、フットサルからたくさんのことを学び、今でもそれがサッカーの活動にもつながっている。フットサル界に恩返しができればいいなと思っています」
2021-2022シーズンにY.S.C.C.横浜に加入し、Fリーガーとしてフットサル界に関わってきた松井。昨シーズンからFリーグオフィシャルアンバサダーとして活動しているが、決してその肩書きでだけではなく、どうすればフットサルが広まるかについて具体的に模索している。
「サッカーが好きな人ほど、フットサルを見て学ぶべきだと思います。あとは、やっぱり子どもですね。これも言っておきたいのですが、幼少期は絶対にフットサルをやった方がいい。サッカーとフットサル、どっちもやっておかないといけないなと思いました」
松井は現役サッカー選手時代、類まれなテクニックで相手をドリブルで翻弄し世界の屈強なDFと対峙してきた。そんな日本でもトップクラスの技術を持つ松井だが、40歳から始めたフットサルで、サッカーだけでは得られないフットボールスキルを習得できたと語る。
「ピヴォ当て、2人組、3人組やサイドでの崩しなど、新しいイメージが湧いたのはフットサルのおかげです。今は子供でも考えてボールを触らないといけない時代だからこそ、日本のサッカーとフットサルは、両方の感覚と戦術が合わさってより良いサッカー、フットサルになっていくと思います。9月にはフットサル指導者C級ライセンスを取りに行く予定です。世界のチームを見てもメッシ、クリスティアーノ・ロナウド、エンバペなどサイドアタッカーがいるチームは強い。そういう選手を育てようと思った時に、フットサルのアラで輝く選手が、サッカー・フットサルのどちらの日本代表でも生かせるんじゃないかなと考えています」
サッカーとフットサルというスポーツの垣根を超えて、互いに相乗効果を生み出すことができる未来を、松井は頭に描きながらフットサル界を盛り上げている。カンファレンスの最後には、Fリーグに関わる全ての人へ向けてメッセージが送られた。
「フットサルを広めるために、この会場にいる皆さんの力も必要になってきます。選手が輝いてプレーする場所を提供することが大切です。自分はそういった環境づくりに取り組んでいきたい。選手たちも、子供たちを含めたいろいろな方々が見ているので、熱いプレーをこれからたくさん出してほしいです。そうすればあとは、この人たち(メディア陣)が頑張って伝えてくれると思うので(笑)。選手はしっかりとプレーしていただきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします!」
Fリーグの選手たちへ期待の言葉を添えて、最後は力強く締め括った。
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