更新日時:2024.05.21
【Fリーグオーシャンカップ2024|ミックス/名古屋vs大阪】初スタメンで見せたシュートストップ&高速スロー。大阪・関口優志「王者・名古屋に打ち勝てるように」
PHOTO BY本田好伸
5月18日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグオーシャンカップ2024の準決勝が行われ、名古屋オーシャンズとシュライカー大阪が対戦。大阪は1-2で名古屋に敗戦し、3位決定戦に臨む。
初スタメンで持ち味のシュートストップや高速スローを見せた大阪の新戦力・関口優志が試合を振り返った。
ここに来たのはタイトルをとるため
──大事な準決勝、名古屋オーシャンズ戦で先発起用されました。
試合に出られたことはうれしいですけど、僕は若い選手ではないですし、結果を出すことが求められるので、そこを遂行できなかったのは悔しい気持ちです。
──地元のエスポラーダ北海道を離れて、シュライカー大阪に移籍するというのは簡単な決断ではなかったのでは。
はい。(名古屋オーシャンズから)北海道に帰ったタイミングでは、ここで引退しようという思いで決めました。ただ、自分のフットサル人生を、最後にやり切りたい、全力で取り組みたい、そのために何がベストかを考えました。もちろん、家族も子どももいる中で、大きな決断だとは思います。
──大阪にどんなものをもたらしたい?
僕自身はFリーグで15年目ですし、日本代表でもプレーしていたので、「経験」という面では、今の大阪のなかでもあると思っています。自分が培ってきた技術や、味方へのコーチングなどをチームに還元したい。
──今日の試合会場は名古屋オーシャンズ時代にホームだった名古屋金城ふ頭アリーナでした。
改めて、素晴らしい試合会場だなと。GKとしてはゴールの後ろの壁との距離が近いので、シュートが外れて跳ね返ったボールを素早く拾えばカウンターのチャンスになります。試合前から狙えるだろうなとは思っていましたし、チャンスがつくれたのはよかったです。
──名古屋を自陣に引き込んでカウンターを仕掛ける、大阪の狙い通りの試合運びだったのではないでしょうか。
そうですね。名古屋はタレントがいるチームなので、こっちは若い選手も多くて、走り切って、走り勝とうと。チャンスを活かせれば勝てたと思いますけど、決め切れないのが今の名古屋と大阪の差だと感じたので、決め切るということをリーグに向けてしっかりとやっていきたいです。
──2失点はどちらもアンドレシート選手に決められたものでしたが、関口選手はどんなところに“うまさ”を感じますか。
シュートの精度が高いのはもちろんですが、タイミングのとり方や、キックの使い分けがうまいなと感じます。最後のシュートも強く蹴り込むことも、下を通すこともできた中で、チップキックというか、ちょっと浮かせてきて。もしも強いシュートだったら当てられたかもしれませんが、チップキックか、と。プレーをギリギリで変えられるというか、“見えているな”と感じます。
──大阪はリーグ戦では3位、ファイナルシーズンでは6位でした。上位に入る力を持っているチームに、関口選手が加わることで、優勝への期待も膨らみます。
僕がここに来たのはタイトルをとるためです。樋口(就大)も素晴らしいGKですし、だからこそ自分が出た時には結果で示さなければいけない。でも、僕はそれを求めているので。ポジション争いをしながら、優勝争いをできるように、最終的には王者・名古屋に打ち勝てるようにやっていきたいです。
──もう一つ、関口選手が大阪に来た理由として、F1でプレーして日本代表に復帰してワールドカップに出場したかったというものもあったのでは?日本代表はアジアカップでW杯予選敗退してしまいましたが、どのように見ていましたか。
僕自身も2016年に苦い経験をしていますし、本当にお疲れ様と言いたいです。ただ、W杯に出られないことが、日本フットサルにとってマイナスになってしまうのは間違いありません。そこをFリーグでどれだけ取り返せるか、盛り上げられるかというのが大事になってくると思います。
4年後のW杯に向けて、新しいチームになっていくので、食い込んでいきたいという気持ちはあります。個人的には4年後は36歳となるので、もしかしたら厳しいかもしれませんが、ここで個人としてもチームとしても結果を出せばチャンスはあるはず。フットサルをやっているからには、日本代表は目指していきたいので。
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