更新日時:2024.10.20
【F1第11節|記者会見/しながわvs横浜】勝機を見出した7分間のパワープレー。残り46秒でつかんだ勝ち点3。しながわ・比嘉リカルド監督「試合中に自信がなくなったのは初めて」
PHOTO BY伊藤千梅
10月19日、 品川区立総合体育館にてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第11節が行われ、しながわシティとY.S.C.C.横浜が対戦。
しながわにとっては、リズムをつくり出せない苦しい試合だった。10分に新井裕生のゴールで先制するも、19分にセットプレーから失点し、1-1で試合を折り返した。
第2ピリオドは、25分にカウンターからの得点を許し、追いかける展開に。残り7分でパワープレーに踏み切ると、36分にサカイ・ダニエル・ユウジが弾丸シュートから得点。残り46秒で新井が決勝弾を挙げ、しながわが3-2で勝利した。
試合を終え、しながわの比嘉リカルド監督が記者会見に出席した。
メンタル的にも大きい勝利
●しながわシティ|比嘉リカルド監督
──今日の試合を振り返って。
本当に珍しい試合だったと思います。ここまで悪いパフォーマンスと流れで、試合中に自信がなくなったのは今シーズン初めてです。ただ、この試合を乗り越えて、勝ち点3を取れたことはメンタル的にもすごく大きいことだと思います。悪いなかでもやり続けて、リスクをかけて勝利できました。
横浜は強くて、本当に嫌な試合をされました。僕らも「勝って良かった」だけで満足せず、もっと動いてボールを回して、いいディフェンスができるようにしながら、来週の町田戦に向けて修正したいです。
──うまくいっていないと感じたのは、どのタイミングですか?
最初からおかしいなとは感じていました。タイミングが合わなかったり、変なところでボールを取られたり、一個ずつズレてつながりが悪くなっていたので、なかなか立て直すことができませんでした。個人のミスも多かったんですよ。あとは「足元に出したい」「裏でもらいたい」と、お互いのタイミングも合っていませんでした。
──残り7分でパワープレーを選択したのは、どのような意図がありましたか?
先週の試合で引き分けてしまったので、今日は勝たないといけない日でした。ホーム戦だったこともあり、引き分けだとしても勝ち点3を取るためにパワープレーをすることは決めていました。
そしたら、残り10分を切っても1-2で負けていて、勝利するには2点を取らないといけなかったので、長い時間パワープレーをしてもいいんじゃないかと考えました。もしパワープレー返しで点を取られても、もう一度3点を取りにいける時間があればいいと思ったことが、一つの理由です。
もう一つは、負けていたのに攻めていなかったから(笑)。チャンスをつくれていなかったから、自分たちの攻撃のリズムを変えて、展開を変えるしかないと思ってパワープレーをしました。ハマって良かったです。
──しながわは今シーズン“無敗”でここまで戦っていますが、その理由は?
踏ん張っているから(笑)。悪い時間や流れの時に、しっかり踏みこたえているからです。
ただ正直、どちらかというと「無敗」ではなく「全勝」できたんじゃないかなと思っています。 引き分けてしまった大阪戦や立川戦は、途中まで3-1で勝っていました。町田戦は4-4でしたがパワープレー返しで大きなチャンスがありましたし、浦安戦も最後の最後で入ったゴールは時間の関係で入っていないことになりました。
なので、どちらかというと全勝できていないことが残念ですが、負けていないことは大きいとも思っています。
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