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作成日時:2024.12.28
更新日時:2025.01.07

5年の感謝をプレーに込めて。浦安のスピードアタッカー・長坂拓海の願い「ちゃんと笑って、監督を胴上げして終わりたい」【F1第19節|インタビュー/浦安】

PHOTO BY伊藤千梅

【Fリーグ】バルドラール浦安 3-1 バサジィ大分(12月22日/バルドラール浦安アリーナ)

12月22日、Fリーグ2024-2025 ディビジョン1の第19節が行われ、バルドラール浦安とバサジィ大分が対戦。浦安は3-1で勝利を収めた。

浦安にとっては、逆転負けを喫した第17節シュライカー大阪戦以来のホームゲーム。

今シーズン限りでの退任が発表されたばかりの、小宮山友祐監督が誕生日を迎えたこの日、2ゴールを決め勝利に貢献する活躍を見せたのが、在籍7年目を戦うアタッカー・長坂拓海だ。

長坂にとって小宮山監督は、コーチ時代から指導を受け、自分を日本代表選手に育ててくれた存在でもある。

「感謝の気持ちでいっぱい」

いつも以上に気持ちのこもったプレーで、勝ち点3をもぎ取った長坂に話を聞いた。

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一発目のプレーで脅威になれるように

──試合を振り返って。

1週間の中断から明けた試合になりましたが、まず勝ち切れて良かったです。

──先制のシーンはイゴール選手のパスを起点に、綺麗な流れで決め切りましたね。

1対1で抜けきれなかったのですが、そこから思い通りに股を抜いてちゃんと相手を剥がすことができました。そのあとは染野(伸也)がしっかり落としてくれたので、流し込むだけでしたね。

あの点自体はすごく良かったと思いますが、最初の仕掛けの時点でしっかりと仕留められなかったことは、反省点です。もともと1対1を得意とする選手ではないですが、しっかり一発目のプレーで脅威になれるように修正したいです。

──今日は2得点を決めました。セカンドセットの得点力が上がっているように見えますが、意識していることはありますか?

まず、出る時はいつも「しっかりと守備から行こう」という話をしています。

攻撃面でいえば、ロドリゴと僕の関係性がどんどん良くなっているというのは大きいかもしれません。ロドリゴの一番の特徴は力強いシュートですが、ロングボールも蹴れて僕は走れるので、 そこで優位性をしっかり取れれば、必然的に裏でボールを受けられるし、相手を押し込んだ状態でプレーすることができます。

(柴山)圭吾や伸也をはじめ、ピヴォの選手がを使って相手陣内に入ることができている感覚があって、そこがゴールという結果につながっているように思います。

ファーストセットについてはボールを持てる選手が多いですが、そのぶんうまくいかないと「持たされてしまう」。めちゃくちゃうまい選手ばかりそろっていることは間違いないので、スペースに抜ける時は抜け切ってみることが大事かもしれませんね。

今日の第2ピリオドのように、自分がファーストセットに入ることもありますし、課題があるのであれば全員で話し合って解決していかないといけません。

個人としては、日本代表と同じように、誰とセットを組んでも自分の持ち味が出せるようにプレーするだけです。



限られた時間を大切にする

──誕生日を迎えた小宮山監督ですが、中断期間中に「今シーズン限りでの退任」が発表されました。聞いた時はどんな気持ちでしたか?

監督に就任してからもう5年が経ちましたし、いつかはそういう日が来ることもわかっていたので、なんとなく感じ取っていた部分はありました。ただ、シュライカー大阪戦が終わったあと、代表活動が始まる前の練習の時に言われたので、「今!?」と。そこだけちょっとびっくりしました。

でも、逆にいいタイミングとも言えるんじゃないですかね。これをきっかけにもっと一丸となって、ちゃんと笑って監督を胴上げして終わりたいです。

──在籍年数も長いですが、長坂選手にとって小宮山監督はどんな存在ですか?

就任初年度からいるメンバーは、僕と(石田)健太郎と福重(勝徳)選手くらいしかいないのかな?

本当に熱い監督なので、自分もついつい熱くなって、練習試合の時とかは実はけっこう言い合いをしてしまうんですよ(笑)。後から考え直すと、全然怒るようなことでもないし、別に言い返す必要のないことだったりもするんですけど……。

でも、監督も僕の性格をわかっているし、僕も監督のことはわかっているつもりなので、大体後から冷静に話し合って解決することが多いです。僕が言っていいのかわからないですけど、お互い言いたいことを言い合える、いい関係性だと思います。

──長坂選手は、「日本代表を目指すこと」の重要性を説く小宮山監督の下で、メンバー入りを叶えた選手の一人ですしね。

間違いなく小宮山さんのチームでプレーできたからこそ、「日本代表」への意識をもち続けていられたと感じています。

日本代表として戦うのは、ワクワクもある分怖い部分もあったので、長年世界と戦ってきたから小宮山さんに直接指導してもらって、メンタリティの部分まで教わることができたのは、大きな財産です。

5年間も監督としてチームを引っ張ってくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

悲しいというよりも、限られた時間を大切にしながら最後まで一緒にしっかりと戦っていけたらいいなと思います。

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