SAL

MENU

作成日時:2018.08.20
更新日時:2018.08.20

【バーモントカップ全日本U-12フットサル】初出場の大阪市ジュネッスFCが優勝! 決勝は10-9の“超攻撃的”で壮絶な戦いに

PHOTO BY本田好伸

鹿島と大阪市ジュネッスの凄まじい決勝に

19日、U-12年代の日本一を決める大会「JFAバーモントカップ 第28回全日本U-12フットサル選手権大会」が大会最終日を迎え、準々決勝、準決勝、決勝が行われた。初出場の大阪市ジュネッスFC(大阪府)が、鹿島アントラーズジュニア(茨城県)との乱打戦を制して優勝を飾った。

準々決勝は、予選から着実に成長を遂げた旭丘フットボールクラブ(石川県)と鹿島、高い得点力を誇る西宮サッカースクール(兵庫県)、選手個々の能力に優れる大阪市ジュネッスの4チームが勝利。一方で、ワイルドカードから勝ち上がったルーツフットサルクラブ(滋賀県)とレ・ブルー(広島県)、高い攻撃力を示した釧路コンバット(北海道1)、優勝候補の一つとされたFCパーシモン(神奈川県)が姿を消すことになった。

続く準決勝、鹿島は旭丘を相手に終始、主導権を奪って8-4で勝利。準優勝した2014年大会以来となる決勝へと進出を果たした。一方の準決勝は、大阪市ジュネッスが一時4-1とリードを広げたものの、西宮が驚異的な追い上げを見せて5-5で引き分け。勝利の行方はPK戦に委ねられると、大阪市ジュネッスは、GK伊集院翔風が2本のシュートストップを決めて、決勝へと駒を進めた。

迎えた決勝は、凄まじい試合となった。1分、鹿島の木内篤志が先制ゴールを挙げると、2分に大阪市ジュネッスの川口遼己が決めて同点。6分に再び木内が決めるも、直後に大阪市ジュネッスは増井那月のゴールで追い付くなど、シーソーゲームの様相を呈していった。

その後、鹿島は8分に佐藤海宏、9分に宮澤優大が左サイドから攻略して4-2とリード。しかし大阪市ジュネッスは脅威のゴールラッシュをみせる。残り58秒で1点を返すと、残り52秒で同点、残り30秒で逆転、さらに残り15秒で山田逞人が決めて、2点差に。なんと1分間で4ゴールを奪って、流れを呼び込んだ。

後半も一進一退の攻防は続いた。14分に木内が決めて鹿島が1点差に迫ると、大阪市ジュネッスも増井の直接FKですぐさま2点差に。しかし鹿島は15分に佐々木颯太、16分に佐藤選手が決めて試合を振り出しに戻した。17分、大阪市ジュネッスは、川口、増井がゴールを挙げて7-9としてまたもや2点差に。

試合は、まだ終わっていなかった。鹿島は直後にタイムアウトを取ると、17分に宮澤、18分に木内が決めて、残り3分弱でまたしてもタイスコアとなった。そしてついに、決勝弾が生まれる。18分、鹿島の自陣からのキックインの横パスをゴール前で奪った川口が、そのままシュート。川口のこの試合4点目が壮絶なゲームの決勝点となり、9-10という歴史的なスコアを刻んだ決勝がタイムアップ。大阪市ジュネッスは、各都道府県大会を含めて今大会に初出場ながらも、個々の能力の高さを見せてU-12年代の頂点まで駆け上がった。

なお、ベストプレーヤー賞は、優勝した大阪市ジュネッスの川口遼己と増井那月、準優勝した鹿島のGK・仲居大樹、佐藤海宏、宮澤優大が受賞。フェアプレー賞は鹿島に贈られた。

【大会最終日 結果】
準々決勝
旭丘フットボールクラブ 5-3 ルーツフットサルクラブ
鹿島アントラーズジュニア 7-1 レ・ブルー
釧路コンバット 1-6 西宮サッカースクール
大阪市ジュネッスFC 8-5 FCパーシモン

準決勝
旭丘フットボールクラブ 4-8 鹿島アントラーズジュニア
西宮サッカースクール 5(PK 1-2)5 大阪市ジュネッスFC

決勝
鹿島アントラーズジュニア 9-10 大阪市ジュネッスFC

優勝:大阪市ジュネッスFC ※初優勝

準優勝:鹿島アントラーズジュニア

3位:旭丘フットボールクラブ

西宮サッカースクール

大会ベストプレーヤー:
川口遼己(大阪市ジュネッスFC)
増井那月(大阪市ジュネッスFC)
仲居大樹(鹿島アントラーズジュニア)
佐藤海宏(鹿島アントラーズジュニア)
宮澤優大(鹿島アントラーズジュニア)

フェアプレー賞:鹿島アントラーズジュニア

※大会の試合結果は日本サッカー協会(JFA)の公式ページ

▼ 関連リンク ▼

  • AFCフットサルアジアカップ2024予選|大会概要・試合日程&結果一覧
  • Fリーグ2023-2024 試合&放送日程

▼ 関連記事 ▼