更新日時:2022.06.05
【オーシャンカップ試合後会見/準決勝】1分間で一挙4得点し逆転勝利。主将の上村充哉は、「40分が終わって勝っていればいいというマインド」
PHOTO BY高橋学
6月4日、Fリーグオーシャンカップ2022の準決勝が駒沢オリンピック公園屋内球技場で行われた。立川アスレティックFCはペスカドーラ町田に1点を先制され、ビハインドで第1ピリオドを折り返した。しかし第2ピリオドの27分から28分の1分で怒涛の4ゴール。その後1点を返されたが、4-2で勝利。翌5日に行われる決勝戦へ進出した。
町田 2(前半1-0)4 立川
7′毛利元亮
27′新井裕生
28′南雲颯太
28′中村充
28′中村充
34′原辰介
諦めずに頑張ったことが結果として返ってきた
比嘉リカルド監督
──試合を振り返って。
最初からいいリズムを作られ、先制を許しましたが引き続き頑張りました。第1ピリオドはボールを取れなかったのですが、諦めずに第2ピリオドに向けて頑張って、結果として返ってきました。明日の決勝を戦うことができてすごくうれしいです。
昨季と中身がめちゃくちゃ変わったわけではない
上村充哉
──試合を振り返って。
うまくいった部分も、いかない部分もありますが、今のチームは40分が終わって勝っていればいいというマインドがありますし、難しい試合に勝てるようになってきて、いい方向に向かってきていることを感じています。明日も勝ちます。
──1分間で4点を奪った時間、なにを意識していたのでしょうか。
ハーフタイムで監督からオーダーされたセットプレーがうまくいって同点となり、2点目は僕のディフェンスからボールを奪ったのですが、比嘉さんから「相手を見てプレーしろ」と言われてきたことが出せました。あとは(皆本)晃くんが走ってくれて、(南雲)颯太が決める。比嘉さんに就任からずっと言われてきたことができたと思います。
比嘉監督「選手のおかげです」
──全日本選手権のタイトルを獲得したこともそうですし、「40分が終わって勝っていればいい」という言葉からも感じますが、技術的にものすごく変化したというより、クラブとしてのメンタリティが一段階上がったのでは?
正直、昨シーズンの負けが続いているときも「悪くない試合をしているな」と思っていました。今も悪くない試合をしています。それと、決めるところを決め、守るところを守れていました。中身がめちゃくちゃ変わったわけではないですが、選手がゴール前で集中するということができているのかなと思います。
──集中力が上がった、と。それはどうしてでしょう。
守備の部分ですが、今までは悪くはない守りをしていても少しのズレで決められてしまったことを、失敗から学ぶというか、ここを決められたらからこう守ろうということを1年間で少しずつできるようになってきたのかなと。僕は後ろに入ることが多いので、そこから見ていても前の3人がうまく守ってくれているので集中力が上がったように感じます。
──40分終わって勝っていればいいと。とはいえ前半10分くらいで相手に1点を許してしまった入り方の部分ではどうでしょう?
そうですね。湘南ベルマーレ戦でも立ち上がりに失点しているので改善しないといけません。とはいえ、いいところも悪いところもあるので、少しずつ改善していきながら、いいところを伸ばしていきたいと思います。
──それは集中力?
集中力、そうですね。40分集中することがまだできていないところもあるので。でも、その集中という面ではよくなっていると思います。
──明日の決勝で勝てば、「立川」として初めてのタイトルになります。新しいチームとして挑む決戦に向けての意気込みを。
チーム名が「立川」に変わり、クラブもそうですし、サポーター・ファンにとっても、新しいスタートになります。関わるみんながいいクラブにしていこうという気持ちを最近僕自身もすごく感じるので、そうした方たちのためにも優勝して、いいチームを作りたいと思います。
──ちなみに、ピッチに社長がいるとやりづらくないですか?
やりづらいです。嘘です(笑)。
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