更新日時:2024.09.23
【日本代表|試合レポート】健介ジャパン、キルギス代表に4-0で初勝利!石田が2得点、山中、新井のゴールでアジアカップの借りを返す|国際親善試合
PHOTO BY伊藤千梅
【国際親善試合】日本代表 4-0 キルギス代表(日本時間9月20日/ビシュケク)
9月20日、高橋健介監督が率いる新生・日本代表は国際親善試合でキルギス代表と第1戦を戦い4-0で勝利を収めた。
<日本代表>インタビュー
- 高橋健介監督
新生“健介ジャパン”で指揮官が感じた“敗北”からの変化
- 樋口就大(シュライカー大阪)
初招集の26歳ゴレイロが感じた、世界と戦うための課題
- 南雲颯太(立川アスレティックFC)
“フットサルの申し子”が小学生から夢見た舞台で示す覚悟 - 堤優太(しながわシティフットサルクラブ)
新天地を求めた“絶対的スピードスター”が胸に刻んだ勝利への渇望 - 樋口岳志(Y.S.C.C.横浜)
万能プレーヤー“ウニベルサーレ”があえて強調する信念 - 長坂拓海(バルドラール浦安)
究極のワンタッチプレーヤーが定着率を高めるための生命線 - 橋本澪良(バサジィ大分)
“アジアの頂点を知る男”が下位チームから選出された意味 - 石田健太郎(バルドラール浦安)
健介ジャパンの新主将が宣言する、“アジアの失敗”からの再起 - 伊藤圭汰(ペスカドーラ町田)
寡黙なファイターが味わった“U-20の敗北”から7年、奪還する誓い
健介ジャパンが初陣で4発快勝
4月のアジアカップで日本はグループリーグ敗退となり、現在ウズベキスタンで開催中のワールドカップへの出場権を逃した。屈辱の敗戦から3カ月後の7月、高橋監督が新監督に就任。その後9月13日、新体制となってから初の活動がスタートし、キルギス遠征で同国代表と2試合を戦うプランが組まれた。
2019年から4年間、ペスカドーラ町田を率いたルイス・ベルナット監督が指揮するキルギスは、アジアカップのグループリーグ初戦で敗れた相手でもある。日本にとって“縁深い”代表チームと、5カ月ぶりにあいまみえることとなった。
試合はGKフィウーザ・ファビオ、橋本澪良、石田健太郎、堤優太、本石猛裕の5人からスタート。木暮賢一郎前監督体制でポジションを確保した堤、石田のコンビに、“健介ジャパン”での主力定着を狙う本石、橋本が加わる形となった。
立ち上がりこそ相手にチャンスをつくられ最初のシュートを許したものの、4人が連動した動きでリズムをつかむと、数分後には落ち着きが生まれ、日本がペースをにぎる展開へもち込んでいった。
すると3分、待望の“健介ジャパン”初ゴールが生まれる。相手陣内右サイドのキックインからGKにパスがわたると、石田が猛然とプレスで追い込んでいく。このプレーでミスキックを誘って前方へ蹴り出されたボールをピッチ中央やや右の堤が回収すると、すぐさまファーへの斜めのパスを突き刺す。これを石田がダイレクトで捉え、スライドしてきたGKの股を抜くシュートでネットを揺らしてみせた。
ゲームをコントロールする役割のフィクソ・石田が前線で相手にプレスをかけ、自らフィニッシャーとして関わるという、新体制を象徴する先制点となった。
さらに4分、セットを伊藤圭汰、山中翔斗、金澤空、清水和也に代えた直後に追加点が生まれる。山中が自陣左サイドでボールを奪うと、カウンターを開始。中央へ持ち上がり、左へ折れるようにドリブルで運んだ後、エリア手前で急停止。慌てて追いかけて来た相手DFを絶妙な緩急の動きで引き剥がすと、フリーの状態で左足を一閃。GKの肩口を抜く正確なシュートでリードを広げてみせた。
その後、日本は数分おきにセットを入れ替え、メンバーの組み合わせを試すようにピッチに投入。最初の8人に、新井裕生、樋口岳志、長坂拓海が組み込まれ、あらゆるコンビネーションを試みていた。ゴールこそ生まれなかったものの、石田と橋本、新井と本石、清水と樋口など、フィクソやピヴォでポジションの被る選手も同時にピッチに立ち、互いの長所を生かしながら共存するシーンも見せた。
序盤にタイムアウトを取って反撃を試みるキルギスにチャンスをつくられるシーンはあったものの、守護神フィウーザも安定感のあるパフォーマンスでシャットアウト。2-0で試合を折り返した。
新キャプテン・石田健太郎が2ゴール
第2ピリオドも先発と同様の5人でスタートした日本は、スコアこそ動かせなかったもののペースをつかみ、ボールを保持しながら何度もゴール前でのビッグチャンスをつくり出していた。
ようやく追加点を挙げたのは31分、フィクソの位置から石田が前方へフリーランニングで抜け出すと、長坂から送られた縦パスをダイレクトでゴールへと流し込んだ。浦安コンビの息の合った連係であるとともに、1点目と同様、ポジションにとらわれない意識が垣間見えるシーンだった。
ダメ押しゴールは残り1秒、相手GKがハーフウェー付近から放ったシュートをキャッチしたフィウーザがパントキックでゴールを狙うと、ボールは左ポストを直撃。この跳ね返りを新井が頭で流し込んで4-0とし、試合終了。日本はアジアカップの初戦を0-1で落とした相手に、敵地で完封勝利を収めた。
高橋監督は試合後のフラッシュインタビューで「選手たちが準備してきたパフォーマンスをしっかりと発揮してくれたのでこの結果がある」と、初勝利の喜びを語りつつも、「これがリベンジになったとは思っていません」と、気を引き締め、22日の第2戦に向けて「自分たちがうまくいかない時間帯も多くあったので修正して臨みたい」と意気込みを語った。
✅試合終了
/#健介ジャパン 初陣は白星スタート!
アジアカップの雪辱を果たす🔥
\🏆国際親善試合
📅9月20日
🕰️23:00
🆚🔥日本🇯🇵 4-0 キルギス代表🇰🇬
📺Kyrgyz Sport TV @Kyrgyz_Sport_tvhttps://t.co/0ikhKbKGdt…【得点経過】
3′ 🇯🇵石田健太郎
4′ 🇯🇵山中翔斗
31′ 🇯🇵石田健太郎
40’… pic.twitter.com/OaPlruntZj— SAL-フットサル全力応援メディア- (@sal_japan) September 20, 2024
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