更新日時:2024.11.24
【F1第16節|記者会見/すみだvs湘南】カウンターからの逆転で”6ポイントマッチ“に勝利!湘南・伊久間洋輔監督「この試合の重要性を、今一度確認して臨んだ」
PHOTO BY伊藤千梅
【Fリーグ】フウガドールすみだ 1-4 湘南ベルマーレ(11月22日/ひがしんアリーナ)
11月22日、ひがしんアリーナにてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第16節が行われ、フウガドールすみだと湘南ベルマーレが対戦。湘南は4-1で勝利した。
試合を終え、湘南の伊久間洋輔監督と高橋広大が記者会見に出席した。
正直、今日の試合は良くなかった
●伊久間洋輔監督|湘南ベルマーレ
──試合を振り返って。
平日の夜にも関わらず、たくさんの応援をありがとうございました。
先週は大事な試合で大敗してしまいました。今日はみんなでこの試合の重要性を今一度確認して、最後まで粘って勝つことを共有して臨みました。(9分に)星(翔太)選手にいいゴールを決められましたが、次に切り替えようと話をしました。そこから危ない場面は何度もありましたが、体を張って守れていたと思います。
第2ピリオドでは、トランジションでのゴールをチームとして狙っていました。そこから2得点できたことは良かったと思います。パワープレーもみんなで守れていましたし、フィウーザがいつものようにパワープレー返しをしてくれたら、うちのゲームになると考えていて、その形にもっていくことができました。リーグ戦はまだ続くので、次に向けて成長できるようにしていきたいと思います。
──第1ピリオドは相手の時間が多かったと思いますが、第2ピリオド終盤で得点を畳み掛けることができていました。1試合をとおしての評価はいかがですか?
正直、今日の試合は良くなかったですよね。今シーズンは再現性を出すためにボールを保持して、ピヴォを使いながら試合を組み立てることをやっていますが、第1ピリオドはそれがほとんどできていない印象でした。日程的にもコンディションを維持することが難しい部分はありつつも、定位置攻撃についてはより再現性を出さないといけません。ただ、粘り強いディフェンスはできていたと思うので、それを続けつつ、修正していけたらと思います。
──2得点目の計盛良太選手のゴールはフィールドプレーヤー全員が絡んでいた素晴らしいゴールでしたが、監督から見ていかがでしたか?また、計盛選手の評価も教えてください。
カウンターからあんなに綺麗にパスがつながることはなかなかありません。それを試合で出せたのは、成長していると感じます。これが1回で終わったら意味がないですが、あの得点自体は良かったと思います。
計盛選手は実力はあることがわかっていましたが、新しいチームはやり方も雰囲気も違います。そのなかで僕の考えも伝えながら、コミュニケーションを続けていました。彼が活躍できるようになっているのはチームにとってさらにプラスだと思います。
──湘南のタイムアウトでは、藤田安澄コーチが指示をしていました。監督からみた藤田さんはどんな存在で、どんな役割なのでしょうか。
僕はあまりきっちりしたタイプではないのですが、彼女はきっちりと物事を整理してくれます。選手たちもそれをわかっているので、細かいことは藤田コーチに聞くこともありますね(笑)。
最初はセットプレーを担当をしてもらっていて、今は他のことも相談しながらチームをつくっています。僕の考えを貫くこともありますが、お互いに意見を交わしながら、チームとしてどうしていくべきかを考えています。
僕も長いこと指導していますが、基礎的なトレーニングなど、他の人の指導を入れることは僕自身にとってもプラスになります。彼女は日本女子代表のコーチもしていますし、ブラジルやスペインでの選手経験もあるので、刺激をもらえる存在です。
──次節に向けて。
まだ上位リーグに向けての戦いは続きますが、今やっていることに取り組むことは変わりなく、今日のような試合ができるように頑張りたいと思います。
1点ビハインドでも返せる自信しかなかった
●高橋広大|湘南ベルマーレ
──試合を振り返って。
前節は大敗してしまい、2連敗していました。今シーズンは勝ち切れない、勝ち続けられないという現象が起きています。いい試合もあるなかで、そこの波をなくさないといけません。波をなくすことができれば勝てるという共通認識をもつため、今週の練習はミーティングから入りました。今日の試合では、自分たちが大事にしようと言っていたことを体現できたと思います。
0-1で試合を折り返しましたが、個人的には返せる自信がありましたし、勝つ気しかありませんでした。みんなが同じ方向を向いて試合を進められたことが勝因かなと思います。
内容はすみだのクワトロが速くて主導権をにぎられる時間もあり、慣れるのに時間がかかった印象です。もっと早く試合の中で修正して、カウンターのチャンスでも仕留められたら、もっと楽に自分たちのゲームにできたと思います。個人としても今日は仕事ができていないですし、チームとしても成長し続けることで、次の試合の結果につながると思っています。
──今シーズン、ボアルース長野への期限付き移籍から復帰した薮内涼也選手のパフォーマンスも良かったと思います。チーム内の競争力も高まっていますか?
競争はもっとあったほうがいいとは思います。そのなかで、涼也も悔しい思いをしていますし、今日の試合では普段トレーニングから100%で取り組んでいることが実ったと感じています。
──連敗をしていて、キャプテンとしてチームに話をしたことはありますか?
自分からは特に話はしていません。ただ監督やほかの選手から話はしていました。
──キャプテンから見た藤田コーチはどんな人ですか?
練習だと厳しいです(笑)。練習が締まっていない雰囲気だとめちゃめちゃ怒られます。
──次節に向けて。
成長し続けなきゃいけないチームだと思うので、チームとしても個人としても成長して、必ず勝ちたいと思います。
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