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2018.11.10

【F1第21節湘南×名古屋】逆転から2点リードも痛恨ドロー「引き分けは全く満足できない」(湘南 奥村敬人監督)

PHOTO BY軍記ひろし

11月10日に小田原アリーナでDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 第21節が行われ、湘南ベルマーレはホームで名古屋オーシャンズと対戦し4-4の引き分けに終わった。

スタンドを埋め尽くす2020人の観客が見守る中、湘南はサポーターの声援を受けて主導権を握りたいところだったが、立ち上がりから名古屋のプレスに後手となる。すると3分にミドルシュートを決められて失点。しかし徐々にボールを相手陣内へと運べるようになると、6分には左サイドで仕掛けた大徳政博の折り返しを、ニアサイドで本田真琉虎洲が押し込んで同点に。ところが11分には勝ち越しを許して1点ビハインドで試合を折り返す。

まずは追いつきたい湘南は後半開始からギアを上げて試合に入ると、21分に本田が入れたキックインが相手のオウンゴールを誘発。さらに26分にはカウンターから内村俊太がGKの股を抜くシュートを決めて一気に逆転に成功した。さらに30分、今度は左サイドで仕掛けた大徳がカットインから右足を振り抜くと、これがゴールネットを揺らして4-2と名古屋を突き放した。

しかしここから名古屋が反撃を開始。湘南は32分、36分と立て続けに失点して、試合は再び振り出しに戻る。終盤、先に仕掛けたのは名古屋で、38分からパワープレーに移行。湘南は残り13秒に決定機を迎えたが、GKフィウーザのパワープレー返しはクロスバーを越えてしまい、直後に終了のホイッスル。一時は2点をリードした湘南だったが、名古屋に追いつかれて勝ち点2を落とした。

選手たちが成長できた試合

奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)

試合前に、Fリーグの成績表の名古屋の負けのところに1をつける気持ちで、ということを選手たちに共有して臨みました。なので引き分けは全く満足できないです。本当に勝ちに行ったので満足できない試合でした。

ただ、選手たちは今日の試合で成長したと思います。名古屋を相手にも戦ってくれましたが、それでも勝てないのかと。名古屋の強さをまざまざと見せつけられたなと。2点ビハインドで、こちらはハーフで守ってカウンターというところでしたが、こちらをずらしてずらして攻め込んできて逆サイドの絞りが甘くなったところをついてくる。

対応できていないわけではないですが、マイボールになったときに簡単に相手ボールにしてしまい、そこでCKになって一瞬の隙から西谷選手に素晴らしいボレーを決められました。そこに名古屋の勝負強さを感じました。

パワープレーになった時にどうかなと思いましたが、相手は負けている試合がないチームなので、パワープレーに関しては怖くなかったです。自分たちがパワープレー返しができるのではないかという雰囲気がすごくありました。ただ、(植松)晃都とフィウーザのところで決められなかったのがまだまだなのかなと。

そこで決めて2000人来てくださったみなさんに、もっと興奮してもらいたかったですし、その方々にもう一度会場に足を運びたいと思ってもらいたかったです。そういう部分で、まだまだ足りない試合でした。

負けなかったことは大きいですが、本当に勝てた試合でしたし勝たなければいけない試合でした。全員がその気持ちに向かってやっていました。勝てなかったマイナス2ですが、逆に言えば積み上げたプラス1です。これを残りの12試合でどう積み上げて行くが、プレーオフに行けるかどうかの鍵になると思っています。

間違いなく選手たちはこの試合で成長しました。あとは(横澤)直樹の戦術、戦略が素晴らしく、相手はやり辛そうにしていたので、その部分で選手が遂行した結果が負けない結果になったと思います。今後、彼がどういう戦術やるかはわかりません。彼の頭の中は宇宙なので(笑)。選手たちが理解した中で信じてやっていければと思います。

──名古屋は後半に逆転された要因を湘南が守備を変えたからと分析していたが。

変えた部分はあります。名古屋は前半のディフェンスを対策してくるので、自分たちは元々の守備に戻しました。なので(相手は湘南が出て)来ないんだと(思ったのではないか)。心が動揺した部分はあったのかなと思います。メンタルが1つのミスに繋がるので。

あとはオウンゴールで同点にできたところで、彼らのメンタルが崩れたというか。自分たちもホームなので、たくさんの方々の後押しも繋がったと思います。そこで自分たちが、前半は引っかかっていたカウンターがうまく通って(内村)俊太や大徳(政博)のゴールに繋がったと思います。

大徳のゴールは前半に縦に行くフェイントがあったからこそ、(後半のゴール場面では)相手が引っかかって中にカットインできたと思います。前半と後半の中で、前半に伏線を打ったことで相手が後手に回ったと思います。

──5ファウルもあって、パワープレーへの移行が後手となったのか。

名古屋がパワープレーをもっと早くやってくると思っていました。パワープレーを一回見た時点で、返せると思っていました。こちらの技術的な部分で足りなかったのかなと。

逆に僕たちはパワープレーにあまり自信がないです。僕がパワープレーの選手だったからわかるのですが、僕らはどちらかと言えばドリブラーが多いです。パワープレーはドリブルよりもパスでタイミングをずらして数的優位を作り出すものです。それはうちの選手に向いていないのかなと。

逆にパワープレーをやらせて、それを返す選択の方が勝つために最適かなと。なので、名古屋はもう少し早くやてくると思っていました。パワープレーをされている中で、こちらが点を取るチャンスはありましたが、ピンチはなかったと思います。その辺りは結果論ですが、自分たちがやらずに受けたことは正解だったのかなと思っています。

また、選手たちも疲れて一杯だったと思います。きつかったと思います。その中で、パワープレーの選択はなかったです。ただ、疲れている中でもゴールへの推進力や気持ちは間違いなくありました。そこで相手が後手になって、後ろに体重の乗ったプレーがあったと思います。結果論ですが、あと1点が取れていればというところです。

──先ほどの話にもあったように、大徳選手が伏線を含めて素晴らしいゴールを決めましたが、彼への評価は。

湘南の新風として入って来て、台風の様に去って行き、追い風として戻って来ました(笑)。彼自身、帰って来てからの試合で1点を獲っていましたが、モヤモヤしたものがあったと思います。今日の試合で彼らしいプレーがたくさん出たと思います。

成長というか、もともとあったものが出せたのかなと。確か2年前に名古屋に勝った時も6人のメンバーで回していたのですが、今までメンバーに入っていなかった大徳がメンバーに入っていました。なぜか(笑)。

強い相手に立ち向かう負けん気の強さ。そういう闘争本能が心の中にあるのかなと。これを機に、追い風として入って来てくれたので、チーム全体に追い風を吹かせてくれたら良いかなと思います。本当にあのシュートは素晴らしくて、名古屋も焦ったんじゃないかなと思います。

刈込真人(湘南ベルマーレ)

試合前に、今年無敗の名古屋に初めて土をつけるとみんなの気持ちを一つにして試合に臨みましたが、4-2になってから追いつかれるところは名古屋の勝負強さをピッチの中で感じました。ただ、こちらの戦術が相手にも効いていたので、そこは手応えを感じた部分です。

一人一人のポテンシャル、西谷選手のボレーもそうですが、強いなと正直に感じました。それでも勝てた試合なので、勿体無いというのが僕の意見です。負けなかったことは大きいですが、次の仙台戦に向けて、一週間準備して戦っていきたいと思います。

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