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作成日時:2023.12.13
更新日時:2023.12.14

【前日会見】「ライバルとして申し分ない」2021年W杯で世界2位のアルゼンチン代表指揮官、日本代表を高評価

PHOTO BY舞野隼大

アルゼンチン代表を率いるマティアス・ルクイス監督が前日会見に臨み、日本代表戦への意気込みを語った。

『FIFA フットサル ワールドカップ コロンビア 2016』で世界王者に輝き、『FIFA フットサル ワールドカップ リトアニア 2021』で準優勝となったアルゼンチン代表。2018年以来5年ぶりに来日した世界の強豪国は、2021年以来2年ぶりに日本代表と対戦する。

前日会見に出席したアルゼンチン代表のマティアス・ルクイス監督は「日本は強豪の1つであり、ライバルとして申し分ない」とコメント。日本代表チームへの印象やW杯出場メンバーが半数を占めるアルゼンチン代表のメンバー選考の意図、さらにはアルゼンチン代表の注目選手などを語った。

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「どんな強豪国でも日本との対戦は簡単ではない」

マティアス・ルクイス監督(アルゼンチン代表)

──明日の試合に向けて

日本と再び対戦することができて嬉しく思います。この試合に招待いただき心から感謝しています。明日のFIFAマッチデーを利用した親善試合はとても魅力的であり、同時に、難しくハードな試合になるでしょう。コンディションについては、時差や気候への適応などハンデがありますが、来年控えている重要な大会(W杯)に向けて強化の一環として利用したいと思います。

──時差や移動距離など負荷が高いが、それでも日本との試合を選んで遠征してきた理由は?

コンディションを考えると日本での対戦は厳しいです。しかし日本は強豪の1つであり、ライバルとして申し分ない。近年、大きな成長を遂げている日本と対戦することで、さらに改善をしたいと思っています。

我々の立ち位置を測る上でも今回の対戦は貴重です。どんな親善試合でも強豪チームと戦いたいと思っていて、日本はそれに値するチーム。明日の試合では自分たちの武器を活かしつつ、高い競争力の試合ができればと思っています。

──日本はワールドカップ以降、監督が代わってスペイン1部で活躍している選手たちも増えてきた。現在の日本代表をどう見ているか?

日本代表にはかつてのチームメイトであるケンスケ(高橋健介コーチ)もいます。メンタリティの部分でも日本は強くなっていて、アジアの強豪であるイランに勝利するまでに成長しました。日本はプレー面だけでなく、日本のフットサル文化を世界に広めている段階です。世界でプレーする日本人選手が増えて、そこで活躍し、スペイン人たちと一緒にプレーしています。そういうものが今後の日本代表の飛躍を後押しするでしょう。

大きな成長を遂げているチームなので、どんな強豪国でも日本との対戦は簡単ではないです。明日は皆さんに素晴らしい試合をお見せできればと思っています。

──今回のアルゼンチン代表の半数はW杯に出場している。メンバー選考の意図は?

現在、アルゼンチン代表は世代交代の最中です。若い選手たちにチャンスを与えてきました。代表に来て、そこで戦うことの責任を感じてもらう。そのために長年プレーしてきたベテランの寄り添いが必要です。

明日の試合を含めて、親善試合は若い選手に経験を積ませる場です。その経験はプラスでもマイナスでもかまいません。結果よりもさらに先を見据えて、国際舞台で戦うために自信を持って、自分のパフォーマンス発揮できるような経験を積んでもらいたいと思っています。

──W杯で5得点を挙げたアラン・ブランディ選手も来日している。そのほか、日本のファンに見てもらいたい注目選手は?

ブランディ以外にもルーカス・トリポディ、コンスタンティノ・バポラキといったテクニック面、戦術面でレベルの高い選手が揃っています。

日本のフットサルファンは、アルゼンチン代表選手を生で見る機会はないと思います。テレビでは見てくれているかもしれませんが、今回は生で見られる貴重な機会です。レベルの高い若手とベテランがいる競争力の高いチームを率いてきました。彼らのプレーを楽しんでもらえたらと思います。



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