更新日時:2024.03.04
【第29回全日本選手権|試合結果レポート】名古屋オーシャンズが5年ぶり6度目の日本一!国内3冠を達成!
PHOTO BY高橋学
3月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にて第29回全日本フットサル選手権大会の決勝戦が行われ、名古屋オーシャンズと立川アスレティックFCが対戦。名古屋が6-2で勝利し、5年ぶり6度目の日本一の座に輝いた。
2点差から立川・湯浅が反撃の一撃
今大会の決勝カードは、2大会ぶりに名古屋と立川の顔合わせとなった。2年前は、熱い戦いの末1-0で立川(当時、立川・府中アスレティックFC)が辛くも逃げ切り、初優勝を飾った。
準決勝では立川が、リーグ2位の町田を3-0で下した勢いのまま、立ち上がりから激しくプレッシャーをかけていく。ファーストシュートはカウンターから酒井遼太郎の右足。名古屋のGK・田淵広史に阻まれたが、勢いのよさを示した。
前線から圧力を受けるも、一瞬のチャンスを逃さないリーグ王者の名古屋。2分、相手自陣でのパス回しをパスカットしたダルランが、そのまま得意の左足を振り抜き先制。11分には、鬼塚祥慶から斜めのくさびのパスを送る。ボールを受けたアンドレシードが、キックフェイントで相手をかわすと、ゴール右隅に流し込み2点差に。
追い付きたい立川は15分、昨日1ゴールを決めた中村充がボレーシュート。こぼれ球に湯浅拓斗が泥臭く詰め込み、反転からのシュートで得点。1点差に追いついた。その後は両者一進一退の攻防を繰り広げ、2-1で試合を折り返した。
名古屋がゴールラッシュで立川を突き放す!
第2ピリオドも攻守の入れ替わりが激しい展開に。26分、ファーに流れてきたボールを、安藤良平がワンタッチでシュート。GK・檜山昇吾がはじいたボールを、清水和也が反応。準決勝は怪我で出場のなかったエースが、貴重な追加点を挙げた。
その後も、エース・清水の勢いは止まらない。28分に右サイドをドリブルで駆け上がると自らシュートを放ち、リードを3点差に広げる。
勢いに乗った名古屋は、31分に金澤空が古巣に恩返し弾を決めると、32分にダルランが追加点を挙げて6-1に。
残り8分でパワープレーに踏み切った立川も度々ゴールに迫ると、36分に意地の1点を決める。中村充が右サイドからミドルを放つと、シュートは相手GKの股を抜けてゴール左下へと吸い込まれた。
試合はそのまま終了。王者・名古屋が貫禄勝ちで、5年ぶり6度目の全日本選手権での優勝を果たし、国内3冠を達成。今季限りで退任するフエンテス監督が取り残していた最後のタイトルを得て、有終の美を飾った。
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