更新日時:2024.03.23
【Fリーグオールスターゲーム】広島を退団し、次のステップへ進む宮原勇哉「誰かのため、人のために頑張れる場所でプレーしたい」
PHOTO BY本田好伸
3月19日、墨田区総合体育館で行われた『Fリーグオールスターゲーム2024 TOKYO ~Fun For Fan Futsal Festa~』。投票で選ばれた32名の選手は「FリーグEAST」と「FリーグWEST」の2チームに分かれて戦い、最終スコアは3-3に。PK戦でも決着はつかず、試合は引き分けに終わった。
F2クラブからは4名の出場枠が設けられ、そのうちの一人としてFリーグWESTの一員となった宮原勇哉。2-2の同点に追いつかれた直後の32分、ゴール前で横パスを受けた宮原は、「おおっ!」と思わず感嘆の声が漏れるような華麗なループシュートを決めてみせた。
2022年に広島エフ・ドゥの5人組で結成したグループYouTuber「あしざるFC」のメンバーとして活動し、裾を分けた現在も「ポンテ」として、鈴木雄大とともにフットサルの魅力を発信し続けてきた宮原。
かつての仲間もエキシビジョンマッチに参加したイベントを終え、率直な思いと、広島からの退団が決まった今後について語った。
取材=辻歩(ABEMAアナウンサー)
自分がやりたい場所、やるべき場所を大事にしている
──オールスターゲームでのゴールはご自身にとっても大きかったのではないでしょうか?
F2からの選出ということで、ゴール以外に爪痕を残せなかったので、決めることができてほっとしています(笑)。
──選ばれた時はどんな気持ちでしたか?
「投票お願いします!」とはまったく言ってなかったので、「えっ?」て感じで、びっくりしました。
──選出が決まった後、F2のリーグ戦が終わってから期間がありましたが楽しみでしたか?
全日本選手権が終わってから少し期間が空いたんですけど、自分で動いていました。つい先日まで北海道にいて、バリバリ(コンディションを)上げて、高校生と一緒にトレーニングに参加しながらしっかりコンディションを整えてきました。
──以前、一緒にやってきたメンバーとも久しぶりに再会したと思いますがどうでしたか?
僕のなかではメンバーがすごすぎて、ちゃんと楽しむことができず、一生懸命やらないとついていけないような高いレベルのなかでやらせてもらって本当に幸せでした。
──北海道のメンバーにも久しぶりに会ったと思いますが。
MVPを獲れると思っていたんですけど、室田祐希がもっていっちゃうのはさすがだなと思いました(笑)。やっぱり懐かしいというか、楽しい時間であっという間でしたね。
──広島エフ・ドゥを退団ということですが、やはり上のカテゴリーでやりたい気持ちも?
自分のキャリアアップもありますけど、自分がやりたい場所、やるべき場所を大事にしています。誰かのためであったり、人のために頑張れるような場所でプレーしようと思っています。もう少し公式の発表を待っていただければ「お!?」というようなビッグニュースがあると思うので、楽しみにしていてください。
──宮原選手はYouTubeでも「フットサルを盛り上げましょう!」と発信活動に重心を置いていますが、このオールスターゲームもそれにつながるのでは?
まずはオールスターゲームに選出させていただき本当にありがたいです。僕たちのYouTube活動もみなさんのご協力があってのことですし、F2リーガーとしてプレーしながら活動することが僕たちの一番のキーワードです。今日こうやっていろいろなチームの選手とコミュニケーションが取れたので、今後につながればいいなという想いで今日はここに来ました。
──Fリーガーでありながら発信することは、譲れないポイントですか?
そこが『あしざるFC』から離れた大きな違いだと思います。僕たちはFリーガーとしてやっていく。
──Fリーガーとして発信していくことの価値を具体的にはどういったところに感じていますか?
日本のトップリーグに所属しながら発信することに意味があると思っています。フットサルの普及活動はみんなそれぞれやっているけれど、それをなるべく一つにしていきたいという気持ちが僕にはある。やっぱりトップカテゴリーの人たちの競技レベルは高いし、注目されてもいい選手だと思っていますから、もっともっと普及をしていきたい。その想いから僕自身も選手としてやることに意味があると思っています。トップカテゴリーで選手を続けながら、もっとフットサルのおもしろさとか「これだけレベルが高いんだよ」とみなさんに少しずつ伝えていければと思っています。
──エキシビションマッチにはあしざるFCのメンバーが出場し、メインマッチに宮原選手が出たというのは、フットサル界にとっても意味があることだと思います。
みんなそれぞれ目的は一緒で、フットサルを日本一のスポーツにするってところにつながります。フットサルを知ってもらうことや、フットサルは楽しいって部分をあしざるFCが担っていて、僕たちはトップカテゴリーがこれくらいのレベルで、こんなエンターテイメントでやっているんだよって部分を届ける役割だと思っています。そこをしっかり「あとは任せたよ」とバトンタッチするようにやっていければいいのかなと思っています。
──今日はエンターテイメントの部分とトップレベルの両方を感じられるイベントになりましたね。
あしざるFCが好きで見てみたいっていう方々が来て、そのままオールスターゲームの試合も見ていただけたと思います。みんなでつくりあげていくという意味ではいい取り組みだったと思います。
──最後に、これからも発信は続けていきますか?
もちろんです。まだリリースは出ていませんが、別々の拠点でやっていくことは決定していて、そのなかでも『ポンテ』としても活動はしていきますので、今後ともご注目いただければと思います。
<Fリーグオールスターゲーム2024|試合後コメント>
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