更新日時:2026.11.06
世界6位モロッコはどれほど強いのか? アフリカ4連覇、5戦28得点・2失点の強豪に日本代表が挑む

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フットサル日本代表は11月6日(金)、大分県のクラサス武道スポーツセンターでモロッコ代表との国際親善試合に臨む。キックオフは19時。8日(日)にも同会場で第2戦が行われる。
高橋健介監督率いる日本代表にとって、今回の2連戦は2028年のFIFAフットサルワールドカップに向けた重要な強化の機会となる。大分での日本代表戦開催は、2013年のアルゼンチン戦以来、13年ぶりだ。
相手はFIFAランキング6位のモロッコ。2021年、2024年のワールドカップで2大会連続ベスト8に進出したアフリカの強豪だ。しかも、モロッコは10月21日に閉幕したアフリカ選手権で4大会連続優勝を達成したばかり。大会MVPや最優秀GKを含む主力選手たちも来日している。
5戦28得点・2失点でアフリカ選手権4連覇
モロッコは2016年、2020年、2024年、2026年とアフリカ選手権で4大会連続優勝。2010年から代表を率いるヒシャム・ドグイグ監督の下、アフリカを代表する強豪国へと成長してきた。
今年10月、自国開催となったアフリカ選手権では、その強さを見せつけた。グループリーグ初戦でアルジェリアを4-0で下すと、ザンビアに7-0、リビアに6-0と快勝。準決勝でもエジプトを6-0で退け、4試合連続無失点で決勝へ進出した。
決勝ではアンゴラに5-2で勝利。終わってみれば5戦全勝、28得点・2失点という圧倒的な成績で、4大会連続のアフリカ王者に輝いた。
世界の舞台でも結果を残している。2021年のワールドカップではベスト8に進出し、2024年大会でも準々決勝に進出。最終的に優勝したブラジルに1-3で敗れたものの、2大会連続で世界の8強に名を連ねた。近年はブラジル、スペイン、ポルトガルといった世界のトップクラスの国々とも渡り合っており、単なるアフリカ王者ではなく、世界の強豪国としての地位を確立している。
アフリカ選手権MVPの主力選手が来日
今回のモロッコ代表の来日メンバーには、アフリカ選手権4連覇を成し遂げた主力選手たちが名を連ねている。
まず注目したいのが、背番号17のユセフ・ジャワドだ。26歳のジャワドは、10月のアフリカ選手権で大会最優秀選手に選ばれた。初戦のアルジェリア戦ではハットトリックを記録し、決勝のアンゴラ戦でも得点。決勝のマン・オブ・ザ・マッチにも輝くなど、優勝に大きく貢献した。
背番号10のスフィアン・エルメスラルも見逃せない。フランスのラバロワーズに所属する経験豊富なキャプテンで、長年モロッコ代表を牽引してきた。2024年のワールドカップでは5試合で4得点。2026年のアフリカ選手権でもリビア戦でハットトリックを記録するなど、高い得点力を誇る。
同じくラバロワーズでプレーする背番号11のビラル・バッカリは、2024年アフリカ選手権の大会MVPに輝いている。今回の大会でも準決勝のエジプト戦で2得点、決勝のアンゴラ戦でもゴールを奪った。大舞台で結果を残してきた実績を持つアタッカーだ。
背番号8のスフィアン・シャラウィも注目選手の一人。オランダのタイガース・ルールモントに所属し、2024年のワールドカップでは3得点を記録。今年のアフリカ選手権でもザンビア戦で1得点、準決勝のエジプト戦では2得点を挙げるなど、攻撃陣の一角を担っている。
そして、守備の中心となるのが背番号1のGKユセフ・ベン・セラームだ。2026年アフリカ選手権の最優秀GKに選ばれ、チームの4試合連続無失点に貢献。5試合でわずか2失点という堅守を支えた。
「4-0」を軸とした超流動的フットサル
モロッコの最大の特徴は、4-0システムをベースとした流動的な攻撃だ。特定のピヴォを前線に固定せず、4人のフィールドプレーヤーがポジションを入れ替わりながらボールを動かし、相手守備の背後を狙う。
ドグイグ監督が長年磨き上げてきたスタイルであり、高い個人技に加えて、選手同士の連動性は、高橋監督も「世界最高レベルのモビリティを持つチーム」と警戒している。
日本にとって重要なのは、頻繁にポジションを入れ替える相手に対し、どのように対応するか。マンツーマンでつくのか、マークを受け渡すのか、40分間を通じて集中した守備を続けられるかが鍵となるだろう。また、ブラジル遠征で課題となった、個人能力の高い相手への対応力も問われる。
世界6位のモロッコは格上ではあるものの、日本にも勝機はある。モロッコの攻撃に耐えるだけでなく、ボールを奪った後の素早い攻撃や、自分たちが主導権を握る時間帯をどれだけつくれるか。相手の強みを封じながら、日本の持ち味を発揮できるかが大きなポイントとなる。
エース・清水和也の穴をどう埋めるか?
日本代表は、当初発表された16名から、FP清水和也とGK田淵広史がコンディション不良のため参加を辞退。代わって本石猛裕とフィウーザ・ファビオが追加招集された。
なかでも、ピヴォとして攻撃の柱となる清水の不在は大きい。毛利元亮、柴山圭吾に加え、追加招集の本石らピヴォ陣のパフォーマンスで、エースの穴をどのように埋められるかは重要になるだろう。
また、地元のバサジィ大分に所属する水谷颯真にも期待がかかる。名古屋オーシャンズから移籍した今シーズン、Fリーグで得点力を発揮しているアタッカーが、慣れ親しんだホームアリーナでどのようなプレーを見せるか。
ブラジル遠征からは内村俊太、石田健太郎、礒貝飛那大、毛利元亮が復帰。海外でプレーする内田隼太や、5年ぶりに代表復帰したGK関口優志らも含め、世界の強豪を相手にしたパフォーマンスが問われる。
高橋監督は2028年に向けたチームづくりについて、主力選手が不在でも戦えるチームを構築する必要性を強調していた。今回のモロッコ戦も、選手層の厚さを確認する貴重な機会となる。
■日本代表メンバー/国際親善試合 vs モロッコ代表(11.6 / 11.8 クラサス武道スポーツセンター/大分)
| 役職 | 氏名 |
|---|---|
| 団長 | 吉川智貴 |
| 監督 | 高橋 健介 |
| コーチ | 谷本 俊介 |
| GKコーチ | 内山 慶太郎 |
| コーチ/フィジカルコーチ | 佐藤 亮 |
| コンディショニング | 内部 亮 |
| テクニカルスタッフ | ⼭崎 雄太 |
| ポジション | No. | 選手名 | 所属 |
|---|---|---|---|
| GK | 1 | フィウーザ・ファビオ ※追加招集(11月2日発表) | 湘南ベルマーレ |
| GK | 2 | 関口 優志 | シュライカー大阪 |
| GK | 1 | ||
| FIXO | 4 | 内村 俊太 | 湘南ベルマーレ |
| ALA | 12 | 水谷 颯真 | バサジィ大分 |
| ALA | 14 | 内田 隼太 | マグナショタ(スペイン) |
| PIVO | 11 | ||
| ALA | 5 | 菅谷 知寿 | バルドラール浦安 |
| ALA / FIXO | 6 | 石田 健太郎 | 名古屋オーシャンズ |
| ALA | 8 | 堤 優太 | 名古屋オーシャンズ |
| PIVO | 11 | 本石 猛裕 ※追加招集(11月2日発表) | 名古屋オーシャンズ |
| FIXO | 3 | 山田 凱斗 | しながわシティ |
| ALA | 13 | 礒貝 飛那大 | ペスカドーラ町田 |
| PIVO | 9 | 毛利 元亮 | ペスカドーラ町田 |
| ALA | 10 | 金澤 空 | 名古屋オーシャンズ |
| ALA | 7 | 山中 翔斗 | ペスカドーラ町田 |
| FIXO | 15 | 伊集 龍二 | 名古屋オーシャンズ |
| PIVO | 16 | 柴山 圭吾 | バルドラール浦安 |
■スケジュール
| 日程 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 11月2日(月) | PM | 集合 / トレーニング |
| 11月3日(火) | AM / PM | トレーニング |
| 11月4日(水) | AM / PM | トレーニング |
| 11月5日(木) | PM | 公式練習 |
| 11月6日(金) | 19:00 | 国際親善試合 第1戦 vs.フットサルモロッコ代表 |
| 11月7日(土) | PM | リカバリー |
| 11月8日(日) | 13:00 | 国際親善試合 第2戦 vs.フットサルモロッコ代表 |














